きそこまがたけ・ほうけんだけ
 木曽駒ケ岳・宝剣岳
登山日: 2009年8月21日(金)   標高:2956m(木曽駒ヶ岳)、2931m(宝剣岳)
    累積標高差 : − m(千畳敷から約300m)


 8月21日(金)    千畳敷 7:35  → 宝剣山荘 8:15 → 木曽駒ケ岳山頂 9:20
   →  宝剣山荘 10:15 → 宝剣岳−極楽平 11:30
   →  千畳敷 12:00

 

 本日は木曽駒ケ岳に登ります。先日登った乗鞍岳同様にかなりの高度まで交通機関を利用できるのが利点です。このバス〜ロープウェイをつなぐルートは非常に混みあうということで、平日を使って向かうことにします。お盆明けということでどの程度混むのかは読めないところではあります。

 明け方菅の台バスターミナルに到着すると、ちょうどバスが出る直前だったので急いで準備をしてバスに乗ります。バスでしらび平まで行くと、今度はロープウェイに乗り換えます。しらび平でトイレに行っていたら、満員になってしまい直後のロープウェイには乗れませんでしたが、臨時便が出たので思った程待たされずに乗ることができました。

【駒ヶ岳ロープウェイ】 
  
【千畳敷到着】
 ロープウェイから下りると千畳敷です。ここで既に標高2612mあります。千畳敷駅は、登山する人観光する人でごった返していました。これが、ロープウェイで長時間待ちするような時間帯ですとさらにすごいのでしょうね。

 外は生憎の天気でかなりガスっていました。雄大な景色もガスっていてあまり楽しめなかったのは残念ですね。それでも、本格的な雨にならなかったのは救いでしょうか。

 千畳敷周辺の散策するようなルートを過ぎると、八丁坂と呼ばれる急坂に入ります。岩がごろごろしている場所もあって歩きにくいですが、ここを登りきると乗越浄土に達して広々とした稜線に出ます。  

【千畳敷駅】 

【お花畑】 
 
【宝剣山荘】
 稜線を歩いて行くと宝剣山荘に到着です。この宝剣山荘の裏手あたりが宝剣岳と駒ヶ岳方面との分岐になっています。

 宝剣山荘から駒ヶ岳山頂に向かいます。しかし、駒ヶ岳へ通じる南北の稜線に出ると強い風と小雨が吹きつけます。かなり気温も低く感じたので、一旦宝剣山荘前まで戻って雨具を装着したら再出発です。実際、ここで引き返していた人もいました。

 宝剣山荘からは中岳まで上って、一旦下った後に再度上って行くと木曽駒ケ岳山頂に到着です。ガスって方向が見定めにくい場所もありましたが、看板がしっかりしているのと、歩いている人はそこそこいましたので特に問題はなかったですね。

【駒ヶ岳山頂】 
 
【山頂神社】

【巻き道から1】
 
【巻き道から2】

【巻き道から3】 
 山頂は天気が良ければ360度の大パノラマが見えるそうですが、このような天気では仕方ありませんね。山頂付近の神社に寄った後、馬ノ背と呼ばれる方向に下って、巻き道から戻ります。

 馬の背ではいろいろな花を見ることができました。花の名前や特色を知らないのが残念なところですが。途中巻き道分岐がありますので、そちらに入って来た道に合流します。中岳を過ぎると間もなく宝剣山荘に戻ってきます。

 実は本日登る前からなのですが、宝剣岳に登るか否かでずっと迷っていました。ガスっていて風が強く、小雨が降っている状態でしたからコンディションがいいとは言えませんね。 
 
【巻き道から4】

【宝剣岳へ】
 状況が状況ですので、さすがに今日はやめておこうと思ったのですが、ちょうどそこにこれから登るというグループの方が現れます。年配の2組の夫婦の方々でしたが、後ろからついて行ってもいいですよということでしたので、ついて行かせてもらうことにしました。正直、岩場の険しさ以上にきちんとしたルートを辿れるかの方が心配でしたので心強いですね。

 登り始めから岩場が続きます。よじ登るような場所もあるにはありますが、序盤はまだ険しい場所は少なかったです。ただ、岩場をトラバースするような場所で、岩場の脇から下が見えなかったのは怖かったですね。ガスって見えていない分良かったのでしょうかね。

【岩の間をよじ登って】 
 
【続く岩場】 

【急な下り】  
 
【続く岩場2】  
 とにかく、岩場の険しさよりも高所恐怖症にならないかという心配をしながら進んで行きます。ある程度進んで行くと、結構岩にしがみつきながら進む場所もありました。ただし、基本的には前の方と同じように上り下りをしていけばいいので、思ったよりは楽に進めました。

 必死について行ったのと、上り下りが頻繁にあったので、どこが宝剣岳の頂上なのかよくわからないうちに過ぎてしまいました。そして、三ノ沢岳分岐を過ぎてさらに下って行くと極楽平に到着です。宝剣岳〜極楽平間はさらに険しいと聞いていたので、宝剣岳ピストンの予定だったのですけれどね(苦笑)今思い返すと、一旦登りきったあたりが山頂だったのかなと思います。 

【三ノ沢岳分岐】  

【極楽平】  
 
【帰路に】  
 極楽平から千畳敷までは整備された登山道です。岩場を歩いていたのとは対照的ですね。グループの方といろいろ話をしながら歩いていたら、あっという間に千畳敷駅に到着です。
 御礼を言ってグループの方達とお別れした後ロープウェイに乗って帰路につきました。

 ガスが出ていて展望は得られませんでしたが、宝剣岳まで縦走できて、充実した山登りができたのではないかと思います。改めて、連れて行っていただいたグループの方には感謝ですね。ただ、グループの奥さん方は初めてのようで、「こんなに険しいのなら行ってなかったよ(笑)」なんて話していました。
 
 


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