けなしやま
 毛無山
登山日: 2009年8月30日(日)   標高:1946m(毛無山)、1964m(毛無山塊最高点)
    累積標高差 : − m(登山口から約1100m)


 8月30日(日)    登山口 5:35  → 不動ノ滝見晴台 6:15 → 毛無山 8:35
   →  1964m地点 8:55 → 毛無山 9:15 → 地蔵峠 10:25
   →  登山口 12:00

 

 本日は、8月中旬に登った山伏と同様に、県内の2000mクラスの山で日帰りで行ける山として毛無山に登ることにしました。翌週に富士山に登る予定でいたので、その姿を目に収めておきたいというのもありました。

 毛無山駐車場へは、国道139号線を北上して、朝霧グリーンパークのあるところを左に入ってしばらく奥に行くとあります。駐車場にはトイレがありませんが、駐車場に入る小道の手前に公衆トイレがあります。歩いては遠いので、事前に寄る必要があるとは思いますけどね。ちなみにここの駐車場は有料ですが、手前の方には無料の駐車場もあります。

【毛無山駐車場(有料)】 
  
【登山口】
 毛無山への登り口は、駐車場へつながる舗装された道を少し戻ったところにあって、鎖で塞がれた道を進んで行きます。

 歩いて行くと涸れた沢があって、岩がごろごろしているところがありますのでここを渡ります。さらに進んで行くと分岐がありますので、直登ルートを進んで行きます。分岐のもう一方から下ってくる予定です。

 直登ルートだけあってぐんぐん高度を稼いで行きます。ただし、ところどころに岩があったり、段差が結構あったりして、早い段階から結構疲労させられます。
 不動ノ滝まではそれほどの距離はないので、直登ルートに入ると間もなく到着しました。この滝だけを見に来る方もいるそうです。 

【登山口付近の道】 

【岩がごろごろしている道】 
 
【不動ノ滝見晴台】
 不動ノ滝見晴台からは見事な滝を眺めることができます。結構落差もあって二段で約100mあるそうです。山中なので厳しいですが、もう少し近くで見られると、その迫力を感じられそうな気がします。

 再び登り始めると間もなく少し開けた平地が現れます。ガイドによるとテントを張るのに良い場所と紹介されていました。看板を見ると、緊急時にはここがヘリポートになるようです。

 ここから先はひたすら登り続けることになります。思ったよりも疲れる上りであったため、こまめに休みながら登ることになりました。途中富士山の展望台があって一息つきます。逆光のためシルエットが浮かんでいるようですね。

【不動ノ滝】 
 
【平地:緊急時ヘリポート用】

【富士山】
 
【稜線分岐】

【山頂手前】 
 富士山の展望台を過ぎると間もなく稜線に合流します。帰りはこの稜線を進んで行くことになります。稜線に出れば毛無山山頂まではもう一息です。

 山頂は落ち着いた雰囲気の場所ですね。特別広いわけではないですがそこそこのスペースはあります。

 そのまま毛無山塊最高点に向かうことにします。看板では高い熊笹に注意とありましたが、大見岳まではそれほどないようです。ただ、あちらこちらにあったトゲのある植物が痛かったですね。なだらかな道を進んで行くと毛無山塊最高点に到達です。 
 
【毛無山山頂】

【毛無山塊最高点】

【山頂付近の花】 

【山頂付近の花2】 

【稜線の道】  
 看板ではこの最高点が大見岳となっていますが、ガイドなどではさらに進んだ先の1959mのピークを大見岳と呼んでいるようです。とりあえずここでは、毛無山塊最高点としておきます。

 最高点に到達したら再び毛無山山頂に引き返します。 今度はトゲのある植物を避けながら歩いたつもりですが、それでも結構痛かったですね。

 毛無山山頂まで戻ったら下山開始です。ますは稜線を歩いて行きます。途中で下降する道がありますので、そちらに入って下って行きますと地蔵峠があります。ここから急坂を下って行くのですが、急なうえにザレた道になっていて本当に歩きにくかったです。かなり慎重に歩くことになりました。 

【地蔵峠】   
 
【ザレた道】  

【沢の渡渉】  

【比丘尼の滝】  
 その後も、荒れた沢を渡る場所があって、危険な箇所はないもののなかなか苦戦させられることになりました。特に1箇所渡る先を間違えて、とても急な斜面を上ってしまった所もありました。

 沢に沿って下って行くと比丘尼の滝があったのでここで一息つきます。その後の分岐点付近の道は、歩きやすい道とはいえないものの道はなだらかになってきます。

 分岐点を過ぎれば登山口まではもうすぐです。日が昇ってきて鮮やかに照り返した原っぱを見ながら歩いていると登山口に戻ってきました。
 

【分岐点手前】   

【麓宮】 

【登山口へ】 
 直登ルートにしても、地蔵峠からのルートにしても、歩きやすさという意味ではなかなかハードなコースでした。ただ、危険な箇所もないですし、所要時間も決して長いわけではありませんので、日帰りで登ってくるにはちょうどいい山なのかなと思いました。


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