ふじさん | |
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登山日: 2009年9月4日(金) | 標高:3776m(剣ヶ峰) |
累積標高差 : 1574m(富士宮口から1376m) | |
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9月4日(金) | 富士宮口 5:55 → 新七合目 6:50 → 八合目 8:00 | ||||
→ | 九合目 8:30 → 富士山本宮 9:45 → 剣ヶ峰 10:10 | ||||
→ | 富士吉田口須走口頂上 10:40 → 御殿場口頂上 11:10 | ||||
→ | 御殿場口八合目 12:05 → 宝永山〜富士宮口 14:00 |
本日は兼ねてからこの時期にと考えていた富士山に登ります。富士山登頂を目指すのは2回目になります。 初めて富士山に登ったのは5年前で、静岡県民なのだから富士山に一度くらいは登ってみたいということで、高校の同級生達と登ったのでした。この時は須走口から登り、山頂小屋泊の1泊2日でした。ただし、体力不足で山頂小屋に到着した時には日が暮れていて、なおかつ高山病になって一晩中激しい頭痛がするという有様でした。御来光は拝めましたが、当然お鉢巡りをすることもなく下山です。ただし、少し下って高山病から回復した後は元気で、一気に駆け下ったのは覚えています。 |
![]() 【富士宮口:駐車場より】 |
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![]() 【登山口】 |
今日は日帰りですが、前回できなかったお鉢巡り&剣ヶ峰に到達することと、宝永山を見て帰ることが主目的です。乗鞍岳、木曽駒ケ岳、御嶽山などの山を登ってきて高度への慣れは多少はあると思いますので、あとはゆっくり登ることによって高山病を防げたらという感じでしょうか。 繁忙期を避けるために、9月のなおかつ平日を選びました。また、第一週ですと開いている小屋もありますので、トイレも利用できるかなということもありました。 家を午前2時半頃出て4時半頃到着します。まだ真っ暗でしたが、結構な台数の車がとまっていました。とはいえ、登山口付近にとめられるだけありがたいといえるでしょうね。 |
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![]() 【登山口方面を見下ろして】 |
![]() 【山頂方面】 |
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仮眠をとって準備をした後朝6時前に出発です。富士山の場合、夜でも歩けるので夜明け前から出発している人もいましたが、急がなくても十分な時間がありますので夜が明けてからの出発にします。 登山口がちょうど標高2400m、ここから約1400m弱登って行くことになります。富士山は本当に久しぶりでしかも5年前は別の登山口だったのですが、当時と同様に道はわかりやすく本当に歩きやすい道です。5年前の自分もこれ以上の標高差を上がっていったのですから、歩きやすい道になっているのは当然といえば当然かもしれませんけどね。 |
![]() 【八合目】 |
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![]() 【九合目】 |
富士山は単調に登って行くことになる半面、どこまで登ったのかがわかりやすいですし、休憩する場所の目途も立てやすいですね。八合目までは1時間に1回くらいの休憩で進みました。 高度が上がってくるにつれて、心臓の鼓動が早くなっていくのがわかりました。無理をすると高山病になるかもしれないと思い、このあたりからはペースを落とすと同時に、こまめに休むことにします。他の方はがんがん登っていたので心配しすぎなのかもしれませんが、思ったよりも早く登ってきていたのでここはじっくり行くことにします。 九合目、九合五勺を過ぎると山頂まではもうすぐです。ゆっくり登っていましたので、ここからが意外と長かったですがね。 |
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![]() 【頂上富士館】 |
![]() 【頂上浅間大社奥宮】 |
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![]() 【富士山測候所】 |
![]() 【二等三角点解説石碑】 |
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![]() 【日本最高峰富士山剣ヶ峰 三七七六米】 |
登り始めて4時間弱で山頂に到着です。自分を追い抜いて行った方は3時間もかからなかったとか。走って登る人もいるくらいですから、タイムを気にしても仕方のない話ではありますが。 富士宮口の山頂にある頂上富士館は、記憶が正しければ5年前に泊まった場所です。須走口登山口から登ってぐるっと回って来た覚えがあります。また浅間大社からハガキを出した記憶がありますね。9月になると閉鎖されてしまいますので静かなものですけれども。 この付近にきれいなチップトイレがあるのですが、まだ使える時期のようですので活用させていただきました。そして、富士山測候所にある剣ヶ峰に向かうことにします。 お鉢巡り自体は特に問題ないと思うのですが、この測候所手前だけは結構な急登になっているうえに、滑る土の道になっています。何度か押し戻されながらもようやく剣ヶ峰に到着です。5年来の目的がかなったところではありますが、すぐ横で工事をやっていたのは少し興ざめではありました(笑)時期を外しているのですから仕方のないところですね。山頂碑の写真で人物が入っていないのはこの見えにくいものしかありませんでした。実際は文字もきちんと読める立派な碑になっています。 |
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![]() 【火口部】 |
![]() 【山頂の景色】 |
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![]() 【富士吉田須走口側】 |
剣ヶ峰で一時を過ごした後はお鉢巡りの再開です。火口の大きさ、地形のダイナミックさに驚かされながら歩きます。日本で一番高い所を歩いているのだという思いは格別ですよね。 30分程歩くと反対側の富士吉田須走口の山頂に到達します。富士吉田口は9月に入っても開いている小屋が多いせいか、こちらの山頂は人も多く賑わっていました。さらにぐるっと30分程歩くと御殿場口山頂に到着です。また静かなところに戻ってきましたね。 |
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![]() 【御殿場口】 |
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![]() 【八合目小屋】 |
御殿場口山頂は富士宮口山頂のすぐそばにありますので、実質一周回ってきたことになります。剣ヶ峰を経てお鉢巡りをするという最初の目標を達成することができました。ここからは、宝永山を経て下山することにします。なお、富士宮口からそのまま下れば短時間で戻ることができると思います。 しばらく下って行くと八合目に到着します。ここの小屋だけはまだやっていましたが、ここ以外は既に今季の営業を終了しているようでした。少しわかりにくかったのですが、さらに下っていくと分岐があるので宝永山方向に向かいます。ブルドーザーの道が分岐に見えるので少し紛らわしいですね。 |
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![]() 【閉鎖された小屋】 |
![]() 【分岐】 |
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![]() 【砂走り】 |
![]() 【稜線分岐】 |
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![]() 【宝永山に向かって】 |
しばらく歩いて行くと砂走りがあります。このざくざく下って行く感じが楽しいですね。5年前の須走口でも大いに楽しませてもらいました。やがて、そのまま下る道と宝永山に向かう道の分岐があります。ここは、看板がなくなっていたのでわかりにくいですね。地図で尾根を越えるということを確認していなかったら間違えていたかもしれません。 宝永山に向かって歩いて行き、途中で富士宮口にそれていくようなルートをとります。このあたりはかなりガスっていて、宝永山がきちんと見えなかったのは残念ですね。それでもこの付近の雄大な景色は堪能できたのではないでしょうか。 そのまま富士宮口新五合目付近で合流して下山しました。 |
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![]() 【宝永山】 |
![]() 【登山口へ】 |
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今回は、目的通り剣ヶ峰到達&お鉢巡り&宝永山とたどることができて、充実した山行となりました。せっかくですので、また来年別の登山口からチャレンジできればなと思っています。 |