はやちね | |
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登山日: 2009年9月21日(月) | 標高:1917m(早池峰) |
累積標高差 : − m(河原坊登山口から867m) |
9月21日(月) | 河原坊登山口 7:15 → 早池峰山頂 9:05(〜9:30) | ||||
→ | 小田越登山口 10:50 → 河原坊登山口 11:15 |
本日は東北遠征3日目で早池峰に登ります。前日、八幡平、姫神山に登り温泉に入った後、河原坊登山口を目指します。今回は記念すべき(?)初車中泊となりました。早朝に着いて運転席でそのまま仮眠というのはありましたが、後部座席を倒してきちんと寝るのは初めてです。 河原坊登山口までは、西から山をいくつか越えながら狭い山道を通って来ます。ここで既に標高1000mを超えており、市街地からは遠く離れているため、夜は普段見えない星が無数に見えてとてもきれいでした。テント泊でもするようになれば普通に見られる景色なのでしょうかね。 |
![]() 【河原坊登山口駐車場】 |
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![]() 【河原坊登山口】 |
車中泊は、座席の倒し方がわからなくてその場で調べたり、この秋一番の冷え込みで、0度近くまで気温が下がって震えながら一晩を過ごしたりと決して順調とはいえませんでしたが、無事一晩を過ごすことができました。 朝起きる頃には次々と車が入ってきてほぼ満車状態でした。登山口手前の路肩スペースにも10台近くとめられます。ただし、登山口に近いせいかこちらは昨晩のうちに埋まっていました。 ちなみに、夏期シーズン中はマイカー規制があって、手前の岳駐車場からのシャトルバス利用になるようです。この時期にはすでに規制期間が終わっていたために直接登山口まで入って来ています。 |
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本日は車中泊こそしたものの、コースタイムは決して長くはないのでゆっくり出発しました。登山口横に登山届を提出する場所があります。 登山口からしばらくは、沢沿いの道を歩くことになります。脇の岩場の道を歩いて行く感じでしょうか。このあたりはまだ傾斜も厳しくないですね。途中水場もありました。 しばらく歩くと、岩がごろごろしたザレた道が出てきます。このあたりからは、急斜面を一気に駆け上がって行く感じで、急登をじぐざぐに歩きながら上って行きます。危険なところはありませんが、足の置き場には注意しました。 |
![]() 【登山口付近:河原沿いの道】 |
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![]() 【早池峰方面を見上げて】 |
![]() 【ザレた道】 |
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![]() 【しばらく続くザレた道】 |
![]() 【ザレた道と岩稜帯の境付近で休憩】 |
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![]() 【岩場】 |
この長いザレた道が終わると今度は岩稜帯に入りさらに急な斜面になります。岩に張り付いてよじ登るような感じでしょうかね。ただ、足場はしっかりしていますので、濡れて滑る等の状況でなければ問題ないとは思います。 ちなみに、ガイドではこの河原坊登山口からのルートは上りに使って下りは避けた方がいいとありました。実際は慣れの問題でこちらから下っている人もいましたが、初めての人や岩稜帯に慣れていない人はこちらは上りだけに使うか、小田越登山口からのピストンがいいのかもしれません。自分も慣れていないので、上りだけこちらのルートを通ることにしました。 |
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![]() 【早池峰山頂】 |
![]() 【早池峰山頂看板】 |
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![]() 【岩手山】 |
![]() 【鳥海山】 |
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![]() 【稜線を東方向へ】 |
岩稜帯を抜けると間もなく山頂に到着です。やはり山頂は賑わっています。山頂からは見事な展望が広がっていて、鳥海山、岩手山、秋田駒ヶ岳などを見ることができました。雲がなければもう少し裾まで見えたとは思いますけどもね。山頂には公衆トイレもあって、1つは普通のトイレでしたが、あとの2つは携帯トイレ用でした。トイレは極力登山前に済ませるか携帯トレイを使って下さいとの看板が登山口付近にあります。自分は結局山中ではトイレに行きませんでした。 山頂で一休みをしたら下山開始です。小田越登山口に下りますので、まずは稜線を東方向に向かって歩きます。木道があり、自然保護のためだとは思いますがよく整備されています。 |
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![]() 【稜線出合:小田越登山口への下り 正面は薬師岳】 |
![]() 【天狗ノ滑り岩の梯子】 |
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少し歩くとザレた道への下山道があります。正面には薬師岳が見えていますね。薬師岳は本日道中のいろいろな場所から見えたわけですが、早池峰側(北側)から見ると実に立派な姿をしていて、余裕があったら登りたかったですね。 ザレた道ですが、上りの大きめの岩がごろごろしていた道と違って割と歩きやすかったです。足をとられる場所もありましたが、順調に下って行きます。途中天狗ノ滑り岩があって梯子がかかっていました。結構長いのですが、垂直ではなく角度はそれなりにあるので、高所恐怖症の自分でも普通に下れました(苦笑)ただ、この梯子は巻くこともできるようでした。 |
![]() 【紅葉した木々】 |
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![]() 【下ってきた道を振り返って】 |
![]() 【小田越登山口へ】 |
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![]() 【小田越登山口案内図】 |
下山中紅葉した木も見かけましたが、まだ本格的な時期ではないようでした。昨日一昨日登った山でも同様でしたけれどもね。 しばらく下って行くと樹林帯に入りますのでがらっと景色が変わります。さらに下って行くとやがて小田越登山口に到着です。小田越登山口のそばには薬師岳登山口がありますが、さすがにそこまでの余力はなく、車道を河原坊登山口に向かって歩いて行きます。 途中早池峰の見事な姿を眺めつつ駐車場まで戻って来ました。なかなかハードな上り下りでしたが、距離があまり長くありませんのでしたので、むしろ充実感に満たされた山行となりました。 |
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![]() 【小田越登山口】 |
![]() 【小田越登山口表示】 |
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![]() 【河原坊登山口へ戻る途中の早池峰】 |
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