えなさん
 恵那山
登山日: 2009年11月3日(火)   標高:2191m(恵那山)
    累積標高差 : 1095m(駐車場から1047m)


 11月3日(火)    広河原登山口駐車場 8:05  → 広河原登山口 8:30 
   →  1716m地点 9:30 → 恵那山山頂 10:40(〜11:40)
   →  広河原登山口 13:15 → 広河原登山口駐車場 13:40

 

  本日は恵那山に登山です。直前に寒波がきたため気温が気になるところですが、山へ向かいます。ちなみに登山ルートは、昔ながらのルートでアップダウンの多い神坂峠ルートや登りやすいと言われている黒井沢ルートでもなく、広河原ルートを選びました。選んだ理由は、たまたま見かけたホームページで見事な眺望が載っていたからです。山頂での眺望が期待できないので、このルートを選んでみました。
 実際のところは、他のルートでも途中見晴らしのいい場所はあると思いますがね。なお、国土地理院の25000分の1地形図ですとこの登山道は載っていませんでした。マイナーなルート、または新しいルートなのですかね。ただし、基本的には尾根の上を歩いていくので迷うような所はないと思われます。 

【広河原登山口駐車場】 
  
【紅葉した山】
 前日は仕事があったので、あまり早い出発もできず(4時頃出発)寝不足のまま登山口へ向かいます。相当気温が低いことが予想されたので、少し遅いくらいでちょうどいいかなというのもありました。
 登山口は園原インターチェンジからはすぐで、山に囲まれた場所にある割にはあっさり到着できました。(園原インターは名古屋方面からしか利用できないので注意です。)
 ただし、登山口付近は気温0度で少し冷や冷やしながらの運転になりました。運よく(?)凍結箇所もなく到着です。駐車場は15台も止めればいっぱいになりそうな広さで既にほぼいっぱいでした。トイレは、仮設のものが1つありました。
 
【紅葉した山2】

【林道】

 【林道2】
 8時を回っていたことからさくっと準備をして出発です。2q程度林道を歩くことになります。上記写真の通り許可車両以外は入れないようになっています。
 山は見事に色付いていました。麓から見えるのは1716mのピークのようです。
  やがて、川沿いに広河原登山口があります。登山口と言いながらも、まずは最初で最後の川の渡渉です。実はこの下流にも壊れかけた橋があり、昔流された人がいたと山で会ったおじさんに教えてもらいました。現在の位置であれば、よっぽど水位が上がらなければ大丈夫だとは思いますが、雨が降っているときは要注意ですね。
 橋自体はしっかりしています。橋を渡って山を登り始めます。

 【広河原登山口】

 【川に架かった橋】

【登山道】
 
【1716m地点】
 1716地点まではひたすら登り続けます。道は整備されていて歩きやすかったですね。
 途中、草刈りをしている方がいて、「山に登っていただきありがとうございます。」と声をかけられました。このような方々のおかげで、気持ちよく山を登れているのだと思うと恐縮するしかなかったですね。
 気温は低かったものの風がほとんどなかったので、それほど寒い思いをすることもなく登ります。
 ようやく1716m地点に到達です。ここから少し登ると徐々に眺望が開けてきます。実際のところは1850〜1900mあたりが一番よく見えたような気がします。また、ちょうどそのあたりに休憩場所もありました。  
【中央左より鋸岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳 右に北岳・間ノ岳】
 
【南アルプス1】
 
【南アルプス2】
 
【左端より間ノ岳・農鳥岳 中央左塩見岳 右荒川岳】
 南アルプスが見えているのはよくわかるのですが、どれがどの山なのかさっぱりわかりません。ちょうどこの時、後から登ってきたおじさんがいて主な山を教えてくれました。(日記に書いた方です。)指で指してもわかりにくくて、その時にわかったのは一部ですけれどね。
 ちなみに、今山名をあてているのは、ホームページの写真をにらみながらなのですが、どうも地図と一致しないような気がして個人的に多少直したものです。特に塩見岳あたりからは怪しいので、まあそんなものか程度に見てください。下の光岳だと思った山はホームページだと赤石岳です。見方が間違っているのでしょうか?これ以上は気にしないことにします(笑)。
 
 それにしても、これだけ見事に並んでいると縦走したくなってしまいますよね。また、甲斐駒や仙丈など登った山が見えてくれるとうれしくなってきますね。ずっと眺めていたり写真を撮っていたりしたら随分時間がたっていて、何人かの方が通り過ぎて行きました。個人的にはここがハイライトのように思っていたので、いくら時間を使っても惜しくなかったですけれどね。
 とはいえ、まだ山頂にも遠い状態なので、気合いを入れ直して登ります。テンポよく高度を上げると随分寒くなってきました。一時フリースを脱いでいたのですが、再度着込むことにします。風がなくてもこの寒さですから気温は結構下がっていたのでしょうね。
  
【左より赤石岳 中央左聖岳 中央左大河内岳 右光岳】
 
【恵那山山頂】

【霧氷】 
 30分程歩き続けると山頂に到着です。山頂の看板は非常に地味ですね。眺望も全然ありません。なお、木々には霧氷がついていて山頂の寒さを物語っていますね。あくまで夏山として考えればでしょうが。
  山頂をさらに奥に行くとトイレや避難小屋があります。そして、そのあたりに神坂峠などとの合流点もあります。ちなみに、トイレは10月までは水洗だそうです。山頂で水洗トイレというのもすごいですね。
  
【山頂トイレ】
  
【山頂避難小屋】

【山頂周辺図 広河原登山口は右から】
 山頂に戻ってお昼です。それほど広くない山頂に人が大勢いて狭いスペースで食事をとります。なんと偶然座った場所の横に登る途中で会ったおじさんがいました。
 食事をとりながらいろいろな山の話をしてくれました。また、いくつかアドバイスもしてくれました。やはり長年を山を歩いて回っている人は話題も豊富ですよね。いつの間にか1時間程経過していました。
 いそいそと片付けをすませると何となく一緒に下山することにします。
 下る最中もひたすら山の話です。山小屋に泊まった人同士が山の話題で盛り上がるというのはこういうことなのかなと思いました。数年後にはそれなりに語れるようになっているといいですがね。
 途中中央アルプスを覆っていた雲がなくなっていたので写真を撮ります。その際に足を止めたのを除くとずっと歩き続けていました。相当な健脚をお持ちの方で15時間のコースでも日帰りとか。自分も10時間のコースくらいは日帰りできるようになりたいですね。
 そんなこんなで歩き続けること1時間半、登山口に到着です。ずっと話していたので疲れたなどと思う前に着いてしまいました。足にちょっとびりっときたので、途中歩きながらアミノバイタルなどを摂取していましたがね(笑)

【左木曽駒ケ岳・宝剣岳 中央空木岳】
  
 登山口に到着後は名残惜しそうにおじさんとお別れです。来年11月頃には百名山2周目が終わるとのことです。自分はいつ登り終えるのでしょうかね。
 今回は、紅葉した山を気持ちよく登れたうえに、頂上では霧氷も見ることができました。さらには最高の景色を見ることもできて、山の話をいろいろと聞くことができました。連休ではなかったのでどうしようかなと思いましたが、わざわざ来た甲斐がありましたね。
 
 


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