だいぼさつだけ
 大菩薩岳
登山日: 2009年11月20日(金)   標高:2057m(大菩薩嶺)
    累積標高差 : 556m(駐車場から467m)


 11月20日(金)    上日川峠 7:15  → 福ちゃん荘 7:35 → 大菩薩峠 8:10 
   →  雷岩 8:55 → 大菩薩嶺 9:05 → 雷岩 9:15(〜9:50)
   →  福ちゃん荘 10:35 → 上日川峠 10:50

 

  本日は大菩薩岳に向かいます。さて3連休だと思ったのですが連休中の天候が微妙だったため、なんとか金曜に休暇をとって出発です。

 11月下旬のこの時期、山よりも峠まで車できちんと入っていけるかどうかの方が不安でした。気温がある程度上がるのはわかっていたのですが、あまり遅い時間に行くとどんどんガスってくるため慎重に上がって行きます。峠付近の気温は−2℃でしたが、完全に凍結している箇所はなく無事に到着です。

 峠付近にはいくつか駐車場があるのですが、勘違いして一番遠いところに止めてしまいました。(下記マップの一番下の駐車場)結局そこに止めていたのは自分だけでした・・・。ただ、大菩薩嶺がよく見えたのでよしとしましょうか。

【上日川峠(建物はロッジ長兵衛)】 
  
【ルート案内】
 さて7時過ぎには出発です。かなり寒かったのですが、日が昇ってくれば徐々に気温が上がってくるでしょう。平日でしたが、峠付近には車が次々とやってきます。

 峠からはロッジ長兵衛脇の林道を福ちゃん荘に向かって歩きます。林道の脇に登山道があるため、正確にはそちらを歩くわけですが。高度にして100m強、20分程歩くと福ちゃん荘に到着します。この時間では閉まっているようでした。この福ちゃん荘にも駐車場がありますが、宿泊者及びお昼をととる人(条件有)用になるようです。
 
【福ちゃん荘】

【大菩薩峠へ】

 【雪がちらほら】
 福ちゃん荘前で唐松尾根を通って大菩薩嶺に向かう道と大菩薩峠に向かう道に分岐します。自分は大菩薩峠の方に向かいます。登山道は至って平坦な歩きやすい道です。雪は日陰にちらほら見られる程度でした。 
 40分程歩いていくと大菩薩峠に到着です。ここには介山荘があり、公衆トイレと休憩所もあります。シーズン中の週末はかなり賑わうのでしょうね。自分が到着した時は自分だけでしたのでゆっくり景色を堪能します。  
【介山荘】

【トイレ&休憩所】 

【昼間は売店?】 
 
【大菩薩峠】 
  
【中央左:雲取山】
   
【南アルプス 左:聖岳・赤石岳・悪沢岳 中央:農鳥岳・間ノ岳・北岳 右:仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・鋸岳】

【賽ノ河原】
 
【標高2000m地点】
 大菩薩峠では、南アルプスはもちろん雲取山方面もよく見ることができます。山の展望だけではなく、空の見事なまでの青さに吸い込まれそうです。それにしてもこの見事な南アルプスのうち、いくつかは来年登ることができるのでしょうかね。
 展望に名残惜しみつつ南アルプスを左手に大菩薩嶺に向かって歩き始めます。そう、富士山はもう少し大菩薩嶺に向かって歩かないときちんと見えないのです。
 大菩薩峠までの道と違って、大菩薩嶺に向かう道は所々に岩があってごつごつした道になっています。日陰はぬかるんでいたり、雪があったりしますが、歩くにはほとんど影響がありません。

 途中賽ノ河原という積み石が何か所もある場所を通り過ぎ、標高2000m地点に到達します。特に何かあるわけでもなくもうすぐ頂上ですよということでしょうか。

 このあたりになると富士山はすっかり姿を現しています。雲取山でも見ましたが何度見てもいいものですよね。途中何度も振り返って富士山を見ているとなかなか進みませんね(笑)。
 
【富士山】
 
【雷岩】
 しばらく歩くと雷岩に到着です。ここでは、大菩薩嶺への道と唐松尾根への分岐になっています。お昼はここでとるとして、とりあえず大菩薩嶺まで往復することにします。頂上へ行くのがついでになっていますね(苦笑)。ちなみに片道10分の道のりです。
 
【凍りついた道1】

【凍りついた道2】 
 雷岩から大菩薩嶺の間は樹林帯になるのですが、ここが日陰になっているからでしょうか、見事に道が凍りついています。何もなければほぼ平坦であっという間に行って来られるのですが、このような状態では慎重に進まざるを得ません。一部スケートリンクのような場所もありましたが、ほとんど斜度がなく短い距離であったため、なんとか通過できました。

 山頂は樹林帯に囲まれていて展望はありません。記念写真をパチリと撮って雷岩まで戻ります。結局往復ともほぼ10分で、コースタイム程度には歩いていたようですがとても長く感じましたね。 
 さて、雷岩で富士山と南アルプスを見ながら昼食をとることにします。
  
【大菩薩嶺】
 
【丹沢山系】

【富士山2】 

【駐車場より 大菩薩嶺 木の右:大菩薩峠】
 気温は結構上がってきているようでしたが、やはり山頂付近はじっとしているとかなり寒いですね。それでも、ラーメンを食べながら景色を見ていると元気が出てきますよね。
 
 十分展望を堪能した後は準備をして一気に下山です。唐松尾根は、山頂付近は結構傾斜があって足場も多少不安定ですがしばらく下ると歩きやすい道になります。福ちゃん荘を経由して1時間程下ると上日川峠に到着です。この頃にはぽかぽか陽気になっていました。ちなみに、この時間の峠の気温は9℃でした。
 峠から5分程歩くと駐車場に到着です。ここからは大菩薩嶺が見えました。木で隠れている右のへこみが大菩薩峠かと思われます。

 その後着替えなどが終了後、峠付近まで車で移動して山で見られなかった八ヶ岳方面を見てみます。雲がかかってしばらく見えませんでしたが、10分程待ってある程度雲が切れたところで写真を撮ってみました。

 大菩薩岳の展望の良さと歩きやすさは最高ですね。これだけクリアな展望が望めるのなら寒い時期に来た甲斐があったのかなと思います。それでもお昼前にはガスってきていましたので、できるだけ早い時間に登るのが大切でしょうね。

【左奥:八ヶ岳 中央付近:金峰山・国師ヶ岳】
 


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