さわぐちやま
 沢口山
登山日: 2009年11月29日(日)   標高:1425m(沢口山)
    累積標高差 : − m(登山口から約900m)


 11月29日(日)    かじか沢登山口 6:10 → 富士見平 7:45 
   →  沢口山山頂 8:15(〜8:40) → 富士見平 9:00
   →  猿並平登山口 10:15

 

  本日は、当初は雨の予報であったため登山はしない予定でしたが、午前中はなんとかもちそうだったため、午前中で登れそうな山に登ることにしました。できれば寸又三山に登りたいなと思っていたので、三山入門の山と言われている沢口山に登ることにしました。他の2山(前黒法師岳及び朝日岳)と比較すると標高差が少なく、コースタイムも休憩含めて5時間程で登って来られるレベルです。とはいえ、標高差が900m程ありますので、ハイキングというわけにはいかないでしょうが。
 前日の黒法師岳の失敗を繰り返さないよう早めに家を出発して、5時頃には寸又峡温泉の駐車場に到着します。手前の広い駐車場は以前は無料だった気がしたのですが、全部有料になっていたので、少し奥の第3駐車場に止めました。これ以上奥に行くと、帰りに観光客と入ってくる車で身動きがとれなくなりそうだったので少し手前の駐車場にします。

【沢口山登山口案内図】 
 
【テレビ中継塔より 中央:七ッ峰 右:天狗石山】
 仮眠をとるには中途半端な時間だったので、準備をしたら出発することにします。6時前ですとまだ真っ暗で登山口を探すにも一苦労でした。今回初めて登山道でヘッドライトを使ってみたのですが、安物ですと足元を照らすにはそこそこ使えそうですが、道を探しながらというのは厳しいですね。沢口山の場合、かじか沢登山口からのルートはよく整備されていましたので、登山口以降は暗がりでも問題なく進めました。

 登山口からはそこそこの上りが続きます。30分程すると夜が明けてきました。テレビ中継塔前に到着して一休みです。ここからは七ッ峰が見えました。
 1100m付近以降は、尾根上をアップダウンを繰り返しながら少しずつ上って行く感じです。1時間半程歩くと富士見平に到着しました。このあたりはだだっ広くなっているのですが、周囲を木々に囲まれているのであまり展望がいいとはいえません。木々の間からはどっしりとした前黒法師岳を見ることができました。
 なお、富士見平は猿並平コースとの分岐になっています。

 富士見平以降も小刻みなアップダウンを繰り返しながら進みます。途中鹿のヌタ場及びヌタ場のミズナラの横を通ります。あまり鹿の痕跡は見受けられませんでしたがね。
 
【富士見平】 
 
【前黒法師岳】

【鹿のヌタ場】

 【ヌタ場のミズナラ】
 その後、最後に少し長い階段を登り、山犬段との分岐を過ぎると沢口山の山頂に到着です。 
 山頂もよく整備されていて、休憩所や丸太のベンチなどもありました。何より驚いたのが、北側が伐り開かれていて南アルプスの見事な展望を得られることでした。実は全く期待していなかっただけにうれしかったですね。展望マップもわかりやすく、簡単に同定することができました。曇っているせいで、光岳や聖岳は一部しか富士山に至ってはほとんど見えていませんが、朝日岳を中心とした展望は見事でした。

 見事な展望に早めのお昼を食べながらのんびりと過ごします。この日は結局山中では誰とも会うこともなく静かに過ごすことができました。下った後は観光客が大勢いますがね(笑)しばらく過ごした後下山開始です。
 
 
【沢口山山頂】
 
【展望案内】 

【山頂休憩所】 
 
     【池口岳】     【光岳】       【大根沢山】   【朝日岳】【大無間山】      【富士山:見えていない】 
 
【微かに中央に富士山の裾野】

【中央に朝日岳 すぐ右奥大無間山】 
 
【猿並平コース分岐】
 富士見平まで戻ってくると、帰りは猿並平コースから下ることにします。こちらの方は間伐の後だったのでしょうか、あちらこちらに枝が落ちているうえに落ち葉などもあって、非常に歩きにくくなっていました。目印自体は多いので迷うことはありませんでしたがね。
 
【登山道1】

【登山道2】 
  
【長島ダムと紅葉した山々】
  
【鉄塔の下より前黒法師岳】
 途中何箇所か展望が見える場所で景色を堪能して下山です。それなりの高度を下ってくるので、昨日の疲労も相まって結構足にきました。ちなみにこの登山口がどの位置にあるのかわからず少し右往左往してしまいました。少し移動すると、ちょうど自分がとめた駐車場の前でした。

 途中見事な紅葉が見られました。寸又峡の紅葉は結構遅いイメージがあったのですが、やはりまだ結構見られるんですね。

 今回は短時間での山行を考えての選択だったのですが、充実した時間を過ごせたのではないかと思います。他の2山は結構厳しい山行になりそうですが、可能ならチャレンジしたいですね。

【猿並平登山口】 

【紅葉】
 
【駐車場へ】
 


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