じょうやま・ほったんじょうやま
 城山・発端丈山
登山日: 2009年12月19日(土)   標高:342m(城山)、410m(発端丈山)
    累積標高差 : −m(城山登山口から約400m)


 12月19日(土)    城山登山口 7:10  → 城山山頂 7:50 → 林道出合 8:10
   →  葛城山分岐 8:30 → 発端丈山山頂 9:00(〜9:10)
   →  益山寺 9:25 → 城山登山口 10:25

 

  今週末の山行については、厳冬期並みの寒波がやってくることから、朝登る山については低山の中から選択することにしました。伊豆を中心にと思っていましたので、伊豆の入口である伊豆の国市及び沼津市にある城山と発端丈山を回ることにします。

 予想通りかなり気温は下がっていたものの、登山口はほぼ平地にあるので問題なくやってくることができました。(気温2℃)城山登山口付近には、数台止められる程度のちょっとしたスペースがあるだけでしたが、一番乗りだったためそのスペースに駐車します。ちなみに、帰って来た時には道路脇に結構縦列駐車されていて、少し離れたところまで含めれば結構止められるようです。(止めていいかはまた別問題ですが・・・。)

【城山登山口】 
  
【案内図 右から城山→葛城山分岐→発端丈山へ進む】
 城山は標高342m程の山ですが、看板の案内によると280mにも及ぶロッククライミングのゲレンデとして魅力ある名所だそうです。ただし、一般のルートもきちんとありますので普通に登山するのにも特に問題はありません。

 思ったより早く準備ができたので7時過ぎには出発です。登山道は結構岩がごつごつしていて、ロッククライミングの名所と言われるくらいなので岩が多いのかなと思ってしまいました。ただし、でこぼこしているというだけで危険などは全然ありません。ただし、結果としては城山山頂以降の登山道が歩きやすかったので、ここから山頂への分岐まであたりが一番歩きにくいのかもしれません。 

【ロッククライミングルート】

【登山道入口付近】

 【分岐】
 途中でロッククライミングルートへ分岐します(2箇所あり)。一般の登山者は入らないよう注意の看板がありますが、ほぼ垂直の崖を見ているととても試しに登ってみようという気にもなりませんね。どのように登っているのか見てみたい気はしますけどね。
 
【城山山頂】
 
【富士山第1号】
  
【中央左:金時山 右:神山 駒ケ岳】
  30分程歩くと発端丈山方面と山頂への分岐がありますので、山頂方面に向かいます。途中でロッククライミングルートと合流しつつ城山山頂へ到着です。
 とりあえず登ってみましたという感覚だったのですが、見事な見晴らしですね。富士山から天城山までぐるっと見渡すことができます。天城山こそ雲で覆われていましたが、富士山を始め見事な山容を見ることができました。

 ひとしきり景色を堪能した後、発端丈山へ向かいます。分岐に戻った後西へ向かいます。すると、何組もの登山者とすれ違います。みなさん相当早くから登っているのかな?と思っていたら林道に出ました。
 
【中央に御正体山?】 
  
【天城山は雲の中 左は遠笠山】

【林道出合】
 この林道出合に車を止めて、城山と発端丈山をピストンするのが一番手軽なようです。このルートですと、私が最初に登った城山のごつごつした場所は通りませんので、ずっと歩きやすい登山道を通ることになります。県外ナンバーも多く結構有名なのでしょうかね。

 林道を少し歩くと発端丈山への登山口がありますので、そこから登ります。途中神島小富士という山があり、また、昔強風で旅人が難儀したという左下写真の登山道がありました。実際、他の場所ではほとんど風がなかったのに、この場所だけは結構な風が吹いていました。ちょうど吹き抜けるようになっているのでしょうね。

【発端丈山登山口】 
 
【神島小富士】
 
【登山道】
 葛城山への分岐を過ぎてしばらく歩くと少し開けたところに出ます。ここからは、発端丈山と見事な富士山を眺めることができました。最後しばらく上り続けると山頂に到着です。

 城山の富士山も見事でしたが、こちらはさらに開けた感じですね。冷たい風に吹きさらされながらも、じっと眺めてしまいました。天城山もこの時間は雲がなく見ることができました。百名山の中では地味な感じもしていたのですが、伊豆に来るとその存在感は見事なものですね。

 富士山を眺めながら軽く朝食をとって下山開始です。山田という場所に下りて下道を歩くコースをとります。
 
【発端丈山】
 
【発端丈山山頂】

【富士山第2号】

【左:遠笠山 右:天城山】
 
【駿河湾と南アルプスと富士山】

【葛城山】 
 
【富士山と愛鷹連峰】 
 下山途中で分岐を益山寺方面に向かいます。少し歩くとすぐに益山寺の裏手に出ます。標高の高い山ではないので不思議ではないのですが、山頂から下り始めてすぐに人里に出ると妙な感じがしてしまいますね。

 このお寺からは舗装された道を下って行きます。このあたりが山田地区というそうで、ここから山の外側をぐるっと回って城山登山口を目指して行きます。至って普通の道なのですが、登山靴でずっとアスファルトの道を歩くのは意外としんどいですね。とはいえ、元の道を戻るよりはずっと楽なのでしょうが。

 1時間程歩いて、ごつごつした城山が大きく見えてきたら城山登山口前に到着です。こう見ると見事な岩山ですね。 
 
【益山寺】 
 
【山を振り返って】 

【城山再び】 
 両山とも静岡の百山になっているのですが、その名に恥じない(?)見事な展望を得ることができました。標高からすると1年を通して登れると思いますので、冬のクリアな展望が得られる時に富士山を見るにはうってつけかもしれません。厳冬期にちょっと富士山を見に行こうと思ったらまた来てみたいですね。
 


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