ななつみね・てんぐいしやま・ちしゃやま | |
![]() |
|
登山日: 2009年12月27日(日) | 標高:1533m(七ツ峰)、1366m(天狗石山) 1291m(智者山) |
累積標高差 : 約1750m(登山口から約1050m) |
12月27日(日) | 接岨峡駐車場 7:25 → 七ツ峰登山口 7:40 → 分岐 8:55 | ||||
→ | 七ツ峰山頂 10:40(〜10:55) → 分岐 11:45 | ||||
→ | 天狗石山山頂 13:00 → 智者山山頂 13:30 | ||||
→ | 天狗石山山頂 14:10(〜14:40) → 林道出合 15:55 | ||||
→ | 奥大井湖上駅 16:05 → 接岨峡駐車場 16:35 |
本日は接岨峡から七ツ峰に登り、天狗石山へ縦走して、智者山を往復した後に奥大井湖上駅に下ります。(猿見石山を経由して奥泉駅に下りアプト式列車に乗る案も当初は考えましたが、列車の時間に合わせるのがとても無理でした。) 前日(26日)も別の山に行けなかったため、急遽この山域に向かったのですが、天狗石山への登山口(奥大井湖上駅から)も、七ツ峰に登る登山口も見つけることができませんでした。地図をもっていなかったので当然でしょうか。結果としては、地図を持っていてもわかりにくかったです。 七ツ峰登山口は集落奥から登るせいか近くに駐車場はないようですので、公衆トイレのある駐車場に止めます。ガイドでは接岨峡温泉駅の駐車場を使っていましたがあまりスペースがなかったのでやめました。 |
![]() 【接岨峡大橋】 |
||
![]() 【白くなった草地】 |
本日のコースは長丁場になるので、準備ができたらすぐに出発です。駐車場からすぐ接岨峡大橋に出ることができます。この橋を渡った奥が登山口のある集落になります。この日は結構冷え込んでいて、草地は白くなっていました。 地図を見ながら歩いていると左下の看板がありました。自分が気付いた範囲では、登山口まではこれが唯一の看板だったような気がします。途中道の分岐があり、どちらかわからなかったのですが、より可能性が高いと思われる方に歩いていくと下の石段がありました。正しい道に入っても、このペンキに気付かずまっすぐ歩いていると登山口にはたどりつけません。結果としてはスムーズに行きましたが、本当にわかりにくい場所でした。 |
||
![]() 【登山口案内看板】 |
![]() 【登山口への道】 |
||
![]() 【七ツ峰登山口】 |
石段を登って林道をまたぐように登山道を進むと再び道に出て七ツ峰の登山口があります。 基本的には樹林帯の中を歩いていきます。立派な杉木立の間を抜けて行くところもありました。道も歩きやすい土の道が多かったですね。ただし、登山口からの標高差はそれなりにありますので、どんどん上がって行くことになります。 途中伐り開かれた場所に鉄塔があります。それが道中に2箇所程ですね。きれいに開けているのでここだけ別世界のような感じになりますね。休憩するにはちょうどいい場所でした。 |
||
![]() 【樹林帯の中の登山道】 |
![]() 【鉄塔】 |
||
![]() 【奥大井湖上駅方面を振り返って】 |
![]() 【分岐】 |
||
2番目の鉄塔を過ぎると分岐が現れます。特に何ということもない別ルートの登り口からの合流なのですが、地図を見て驚いたのは、前日ひたすら登った林道から入った登山道にここがつながっていたことです。登山道が序盤から崩壊気味だったので途中で撤退したのですが、ここにつながっていたのですね。ただし、分岐付近は整った道ですが、その間がまともに通れる道なのかはわかりませんがね。無駄に道は作られていないということでしょうか。 その後1331ピーク付近で上がって行くルートとそのまま巻いて行くように見えるルートに分かれます。ペンキは上がる方を示していました。 |
![]() 【分岐を振り返って:誤ルートへ(右下へが正しい?)】 |
||
![]() 【本ルートへ】 |
分岐直後はいいのですが、その後は道のない急斜面をトラバースするように進みます。しかし、やがて印が消えます。周りを見渡しても印はありませんでしたが、上がる踏み跡はあったので、ほとんど道になっていない急斜面を上がります。尾根に乗った後進みますが、急傾斜にぶつかってしまったので、周りを見渡したところ先ほどの分岐からつながっていると思われる道にテープが見えました。今度は道なき急傾斜を下って戻ります。あのペンキは1331ピークへ向かわせるためのものだったのでしょうか・・・。 気を取りなおして進みます。1300mを超えたあたりから日の当らない場所を主として雪がありました。 |
||
![]() 【雪の登山道】 |
![]() 【三ヶ峰分岐後はさらに雪が深く】 |
||
![]() 【足跡を振り返って】 |
![]() 【七ツ峰山頂】 |
||
![]() 【寸又三山方面:展望なし】 |
当初雪は主に登山道から外れた日陰にあるのですが、三ヶ峰分岐を過ぎた後は登山道を雪が覆うようになります。うれしくなって足跡を振り返ってしまいました。また、鹿の足跡も見られました。それにしても広々とした樹林帯で雪に覆われるとルートが非常にわかりにくいですね。上記の写真の箇所は木々の間を通る感じでわかりやすいですけれどね。 雪道を登りきると七ツ峰山頂です。山頂は日当たりが良いせいでしょうか、雪がありませんでした。山頂からは寸又三山方面が切り開かれているのですが、この日は全く展望はありません。肉眼では、前黒法師岳あたりがうっすら見えていましたが、写真では全くですね。 |
||
![]() 【倒木】 |
![]() 【益田山】 |
||
![]() 【誤ルートから登り返し】 |
七ツ峰の山頂もそこそこに天狗石山への縦走に向かいます。縦走ルートは上記倒木のように荒れている箇所もありますが、概ね歩きやすい道です。ただし、アップダウンが多くここでかなり消耗させられた気がします。 途中益田山という山がありました。地図だとちょっと盛り上がっている場所になると思うのですが、山名はもちろん標高も表示されていないところでした。 さらに進み、地図で見る限りでは一旦鞍部に下って一気に登るようです。ただし、ガイドと地図の登山道の位置が違うのでどちらが正しいのかわかりません。偶然今までもあったピンクのテープが途中で下っていたのでそちらに向かいます。 |
||
このルートはどんどん下っていくようで、いくら巻くと言っても山頂とは別方向に向かっています。さらに、いくらなんでも下り過ぎるということで一旦戻って下らず真っすぐ進むルートに向かいます。高度100m以上を登り返してかなりの疲労です。余分に歩いたということで精神的にもダメージがあるのでしょうかね。 下らずむしろ上って行くルートも踏み跡が薄くどうかなと思いましたが、なんとか印を見つけて進み、奥大井湖上駅へ向かうルートとの分岐に出ます。 分岐からさらに歩くと木の階段がありやがて天狗石山へ到着です。このようななだらかな所に階段を作るくらいなら案内板をもっと充実してほしいなと思いました。そういうルートなので文句を言ってはいけませんよね(笑) |
![]() 【奥大井湖上駅分岐】 |
||
![]() 【天狗石山山頂】 |
天狗石山山頂は木々に囲まれているため展望はありません。ただし、葉は落ちているため広々とした開放感のある山頂になっています。お昼をとる前に智者山を往復することにします。 智者山へのルートは案内もしっかりしていて、歩きやすい道になっていました。30分程歩くと山頂に到着です。木々に囲まれていますが、南面だけは開かれていて展望があります。 少し休憩した後に戻ります。帰りは途中の分岐で、天狗石を経由して天狗石山へ戻るルートをとります。期待して行ったのですが、天狗石は岩礫のようで、紹介の案内がなければ石が転がっているだけに見えてしまうかもしれません。 |
||
![]() 【智者山分岐】 |
![]() 【智者山山頂】 |
||
天狗石山ではかなり遅い昼食を取ることにしました。しばらくのんびりした後準備をして下山開始です。 まずは先の奥大井湖上駅への分岐に戻ります。そこから北に向かって下っていくことになるのですが、樹林帯の道がとても歩きやすかったです。 テンポよく下っていると伐採の作業現場に当たりました。昨日林道に丸太が次々落ちてきて肝を冷やしたのですがどうもここからのようです。幸い本日の作業場所の下を登山道が通らないようなので問題なく進みます。ちなみに、登山道の上で作業をやっていたと思われる場所では、丸太が一部登山道を崩壊させていました。後でまとめて修復するのかもしれませんがね。 |
![]() 【智者山南面の景色:右に高山】 |
||
![]() 【天狗石】 |
![]() 【奥大井湖上駅への登山道】 |
||
![]() 【伐採中】 |
![]() 【林道出合】 |
||
途中で道が消えてしまっており、とりあえず進めるところに行ってみたら違う道のようです。地図で登山道があると思われる方向にトラバース気味で向かったらきちんと道があり合流します。なんと、道が消えたと思っていたあたりを倒木が折り重なって塞がっていたようです。 なんとかここを抜けると林道出合です。昨日迷ったこの場所ですが、まさかこの階段が登山口だとは思いませんでした。よく見るとペンキで登山口と書いてあります。 林道出合からは10分程歩くと奥大井湖上駅に到着です。駅のそばにはコテージもあるのですが、こののんびりした光景はいいですね。 |
![]() 【奥大井湖上駅へ向かう途中:七ツ峰】 |
||
![]() 【一輪の花】 |
![]() 【奥大井湖上駅】 |
||
![]() 【展望台からの奥大井湖上駅】 |
本当はこの駅から接岨峡温泉駅までの1区間を電車に乗る予定でしたが、次の電車まで1時間以上あったので、30分程かけて歩くことにしました。 ますが、展望台に向かうことにします。展望のある場所はあるのですが、施設らしきものは見当たりませんでした。ただ、奥大井湖上駅がいい角度で見られますね。 この後は舗装された道を20分程歩くと最初にとめた駐車場に戻ってきます。長い道のりもこれで完了です。 |
||
今回は残念ながら展望には恵まれませんでしたが、充実した静かな山歩きができたのではないでしょうか。途中で誰とも会いませんでした。それにしても、3回程迷いかけたのは結構厳しかったですがいい教訓になりました。まだきちんと地図が見られないので読めるようにしないといけませんね。 |