むそれやま | |
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登山日: 2010年1月17日(日) | 標高:1083m(無双連山) |
累積標高差 : − m(登山口から約460m) |
1月17日(日) | 登山口 12:45 → 無双連山山頂 13:45(〜14:25) | ||||
→ | 反射鏡 14:30(〜14:40) → 登山口 15:15 |
午前中に八高山に登った後無双連山に向かいます。この山名を見たとき、どのような山なのかはわかりませんでしたが、格好いい名前を持った山だなと思ってしまいました。読みは「むそうれんざん」ではなく「むそれやま」と読むようです。 登山口はいくつかあるようですが、県道77号線下泉あたりから入って行く文沢集落奥の林道にある登山口から登ることにします。恐らく最短ルートの1つではないかと思います。 文沢集落までは舗装された道ですが、すれ違いが困難な場所も多い狭い道です。集落以降はダートの林道に入ります。林道は思った以上に荒れていて、慎重に運転しないと底をすりそうになるような状態でした。 |
![]() 【林道分岐:駐車スペース】 |
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![]() 【登山口】 |
林道が途中で分岐している箇所があって、少し広くなっています。分岐の少し奥に登山口がありますので、ここに駐車して登ることにします。ちなみに、この登山道は25000分の1地図には載っておらず、他の方のHP情報によるものです。ガイドにないローカルな山は、25000分の1地図と他の方の情報が重要になってきますよね。 お昼も過ぎていますので、焦る程の時間帯ではありませんが素早く準備をして出発です。登山口には旧中川根町及び地元山岳会の看板がありました。登山道はいきなり登りに入って一気に高度を上げます。午前中に歩いていたから良かったものの、本日いきなりでは厳しそうな上りです。ただし、逆に言えば一気に高度を稼げます。 |
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![]() 【登山口から続く上り】 |
![]() 【なだらかな道】 |
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![]() 【雪の残った道】 |
一旦なだらかな道に入ります。途中、再び上りに入るかなと思われるところで、尾根から左に逸れて斜面をトラバースする道に入ります。基本的には歩きやすい道なのですが、一部荒れていたり、枝が折り重なったりしているので慎重に歩きます。また、少し開けたところには雪が残っていましたね。ここからは南アルプス深南部の山が見えました。 しばらく歩くと再び上りに入ります。この上りを終えると、主尾根に入って多少のアップダウンがある程度のほぼ平坦な道になります。この1000m前後の尾根がいくつかのピークを通して連なっていることから無双連山と呼ばれているのかもしれませんね。この平坦な道を歩いて行くとやがて山頂に到着です。 |
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![]() 【再び上り】 |
![]() 【尾根伝いの道】 |
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![]() 【無双連山山頂】 |
![]() 【山頂看板】 |
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![]() 【山頂からの展望】 |
山頂にはそこそこの雪が積もっていました。厳冬期はここも真っ白になりそうですね。山頂の看板ですが、きちんと振り仮名を振ってあります。ここでようやくお昼をとることにします。午前中から登っていますので、それまでもちょくちょく食べてはいましたけれど。 展望は木々に覆われている部分もあるため、すっきりとまではいきませんが見事な展望を得ることができます。バラ谷の頭あたりから大無間山までの山並みを見ることができました。 山頂でしばらく過ごした後、反射鏡の展望が良かったという情報を思い出したのでさらに奥に行くことにします。 |
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![]() 【反射鏡手前:雪が結構残っています】 |
![]() 【反射鏡】 |
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![]() 【高塚山】 【蕎麦粒山】 【バラ谷ノ頭】【黒法師岳・丸盆岳】【前黒法師岳】 【沢口山・朝日岳】 【大無間山】 |
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5分程尾根伝いに歩くと、雪の積もった開けた場所が見えてきます。ここが反射鏡で周囲が見事に刈り払われていますね。山頂では木々の間から見た展望が、ここでは遮るものなしに見ることができました。 ここから見える山々は昨年登ったり撤退した山ばかりで、それらが見事に見渡せたことに感動しました。意外なところにこのような展望があったのですね。昨年最も厳しい山行となった、黒法師岳とバラ谷ノ頭も見事な姿を晒しています。 しばらくこの景色を眺めていたかったのですが、雪も結構残っていてかなり寒い場所でしたので下山を開始します。 |
![]() 【左:バラ谷ノ頭 右:黒法師岳】 |
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![]() 【寸又三山】 |
![]() 【登山道下り】 |
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![]() 【登山口より林道出合】 |
上る際にはは苦労した長い上り道も快調に下って行きます。道そのものは歩きやすいので順調に下ることができたのでしょう。昨日痛めた右膝でしたが、今日は特に問題なく下って行くことができました。 山頂で結構な時間を過ごした割には早く戻って来ることができたのではないでしょうか。再びでこぼこの林道を慎重に車で下りて帰路につきました。 |
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とりあえずという気持ちで登りに来た無双連山でしたが、反射鏡では思わぬ展望に恵まれて素晴らしい山行となりました。午前中の八高山ではあまり展望を得られなかったので尚更ですね。 この登山口は下調べをしておかないと気付かない場所ですが、登山道は目印を含めて割としっかりしているので、特に問題なく登ることができるのではないかと思います。雪についても、一部開けた場所以外はそれほど積もることはなさそうですね。 |