おおぴっかりやま・おくおおぴっかりやま | |
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登山日: 2010年3月20日(土) | 標高:1661m(大光山)、1620m(奥大光山) |
累積標高差 : − m(登山口から約900m) |
3月20日(土) | 登山口 10:10 → 東峰分岐 11:00 → 支稜 11:45 | ||||
→ | 大光山山頂 12:10(〜25) → 奥大光山山頂 12:50(〜13:20) | ||||
→ | 大光山 13:45 → 支稜 14:05 → 東峰分岐 14:45 | ||||
→ | 登山口 15:20 |
本日は、先週の十枚山に引き続き安倍奥の山々ということで大光山に登ることにしました。前日に職場の泊まりでの送別会があったので、朝急いで家に帰ってから出発するという強行日程です。当初は3連休で晴れる予定だったのが本日だけだったためにがんばって登ることにしました。市内の山を選んだのも、家を出る時間が遅くなることを想定してのことでした。 ルートは、ガイドなどでは梅ヶ島温泉黄金の湯からぐるっと回るルートを紹介していますが、このルートですと舗装された道を1時間以上歩くため、草木集落の奥からピストンするルートを選びます。周回ルートは、黄金の湯駐車場は広くてトイレもありますし、少し寄り道をすれば、安倍の大滝が見られて魅力的ではあるのですけどね。 |
![]() 【駐車場所】 |
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![]() 【案内看板と登山届ポスト】 |
駐車場所は、草木集落を通り過ぎた後少し広くなった場所にしました。舗装された道はまだ続いているようでしたが、このあたりまで来れば堰堤のある登山口までそれほどありません。 駐車場所に着いたのが10時前と山を登り始めるには遅めの時間になっていましたので、準備ができたらすぐに出発です。しばらくは舗装された道を歩いて行きます。 やがて、案内看板があって登山届提出用のポストがありました。さらに舗装された道を歩いて行くと、堰堤があり舗装された道が終わります。2つ目の堰堤のあるあたりに登山口の標識があり、登山道に入って行きます。 |
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![]() 【第一堰堤】 |
![]() 【大光山登山口】 |
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![]() 【渡渉地点】 |
しばらく、川沿いの道を歩いて行くと渡渉地点があります。結構川幅があるので、渡渉地点のようには見えませんが、ここを渡るよう小さい案内看板に書いてあるので渡ることにします。水量も結構あるためにどう渡るか悩みましたが、とりあえず浅いところを渡れば問題ありませんでした。増水している時には要注意ですね。 渡渉地点を過ぎてしばらく河原の上を歩いていると、間もなく樹林帯の道に入ります。九十九折りになった道を登って高度を稼ぐことになります。樹林帯を抜けると開けて沢沿いの道になります。この道を上って行くと沢の渡渉ポイントがありますので、ここを渡って反対側の尾根に取りつきます。 |
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![]() 【渡渉地点を振り返って】 |
![]() 【樹林帯の道へ】 |
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この尾根をトラバースしてもう1つ沢を渡って進んで行きます。再び樹林帯の道に入って高度を上げて行くとやがて東峰分岐があります。地図上では南への分岐を入って歩いて行くと集落があるようですが、ほとんど踏み跡はありませんでした。ここからは、北東方向に山をトラバースするように歩いて行きます。 ほとんどなだらかな道を歩いて行くと造林小屋があります。付近の案内看板を見ると、「水場の小屋」と書いてありました。この小屋は地形図上にも載っていますので、現在地確認にうってつけですね。 |
![]() 【沢の渡渉地点】 |
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![]() 【歩きやすい土の道】 |
![]() 【東峰分岐】 |
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![]() 【造林小屋】 |
造林小屋の裏からは、方角を北北西に変えて支稜目指して歩いて行きます。ひたすら九十九折りの道を登って行くことになります。九十九折りになっているので歩きやすくはなっていますが、200m強程の高度を一気に上げるのでなかなかしんどかったですね。 高度を上げて行くと、奥に光が見えて来て支稜に入ります。この支稜と安倍東山稜の主稜線との合流点が大光山の山頂になります。 支稜に入ると一気に開けるわけではなくて、最初は樹林帯の道です。とはいえ、それでもかなり明るくなりますね。そのうち、本日初めて登山道上にある雪を見ました。1500m付近でようやく見られる程度にまで溶けていました。 |
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![]() 【九十九折りの急登】 |
![]() 【支稜へ】 |
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![]() 【支稜の樹林帯の道】 |
![]() 【登山道上の雪】 |
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![]() 【ササ原の道】 |
樹林帯を抜けるとササ原の道になります。ここから一気に視界が開けてきますね。しばらく登って行って、山頂直下に入ったあたりが一番展望が良かったです。見ての通り、山頂そのものは木々に囲まれているためあまり展望がよくありません。樹木の密度は濃くないので、見て楽しむ分には十分かもしれません。 ここからは、奥大光山や十枚山、そして南アルプスを見ることができます。先週の下十枚山の大展望程ではありませんが、見事な山々を見ることができます。惜しむらくは、もう少し早く登っていればガスのあまりかかってない山々が見られたのではないかということですが、これは言っても仕方ありませんね。 |
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![]() 【山頂直下の道】 |
![]() 【大光山山頂】 |
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![]() 【奥大光山】 |
![]() 【十枚山と下十枚山】 |
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![]() 【中央に八紘嶺 左は大谷嶺・右は七面山への縦走ルート】 |
![]() 【中央にバラの段 中央左奥に七面山】 |
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![]() 【南アルプスの山々 上河内岳〜聖岳 赤石岳〜悪沢岳 布引山 中央は大谷嶺】 |
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![]() 【左:布引山 右:笊ヶ岳】 |
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ひとしきり展望を楽しんだ後は山頂に向かいます。山頂の手前には、十枚山方面への分岐があります。南北に連なる縦走ルートですね。いつかはこの安倍東山稜をまとめて縦走してみたいです。 分岐から間もなく山頂に到着です。山頂はあまりスペースがありません。また、先に書きましたように木々に囲まれていますので、展望はありませんね。この時期は木の葉が落ちていますので、木々の合間からそれなりには見ることができます。山頂直下で展望を楽しんでいましたので、ここは休憩せずに奥大光山に向かいます。 |
![]() 【十枚山方面との分岐】 |
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![]() 【大光山山頂】 |
![]() 【山頂の様子】 |
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奥大光山へは北に縦走して行きます。最初の急な下り坂が、中途半端に雪が残っていて歩きにくかったですね。ササ原の広々とした道ですので危険ではありませんが、慎重に下って行きました。その後は、ササ原に囲まれた道を気持ちよく歩いて行きます。 このあたりも赤石岳付近をよく見ることができました。だんだんガスってきていたので、少しぼやけていますけどね。逆に富士山の方は、なかなか全容の見える場所がありませんでした。どこでもある程度は見えるのですが、どうしても樹木が入ってしまうのですね。 |
![]() 【急な下り坂】 |
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![]() 【赤石岳】 |
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![]() 【富士山】 |
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![]() 【奥大光山山頂】 |
多少のアップダウンはあったものの、富士山の展望を探しているうちに奥大光山山頂に到着です。山頂と言っても看板がなければ素通りしてしまいそうな場所ですね。この場所からもう少し進むと、バラの段へ縦走して行くルートと、支稜に出て安倍の大滝付近に下って行くルートの分岐があります。 奥大光山山頂は何もありませんが、せっかくの山頂、そして、本日のルートの折り返し地点ですのでここでお昼をとることにしました。 |
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![]() 【山頂の看板】 |
![]() 【縦走ルートと安倍の大滝方面への分岐】 |
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![]() 【下山時の堰堤前より】 |
奥大光山山頂でのんびりお昼をとった後は下山開始です。まずは、大光山まで登り返します。この時、本日最初で最後の登山者に会いました。 大光山山頂からは展望を楽しみながら下って行きます。支稜の樹林帯に入った後は展望はありませんので、ひたすら下って行きます。道は歩きやすいので、足は結構疲れていましたがなんとか登山口まで戻ってくることができました。 南方の十枚山や北西にある八紘嶺と比較すると、標高も低く地味な感じのする山ですが、充実した山歩きをすることができました。 |
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それにしても、大光山ではなく奥大光山が静岡の百山に選ばれているのかがよくわかりませんでした。標高、山頂の様子、山名どれをとっても大光山の方がふさわしい気がしましたね。 |