あそさん
 阿蘇山
登山日: 2010年5月4日(火)   標高:1592m(阿蘇山)
    累積標高差 : − m(仙酔峡から − m)


 5月4日(火)    火口東駅 8:40 → 中岳 9:15 → 高岳 9:30(〜55)
   →  仙酔峡 11:10

 

 早朝に涌蓋山に登った後は、阿蘇山に向かいます。実は、涌蓋山を下った時に会った年配の御夫婦に渋滞に気をつけてと言われて向かったのですが、ラジオで渋滞情報が流れていました。これはまずいと思ったのですが、どうも別方向からの道路のようで仙酔峡への道は全く渋滞がありませんでした。マイカーの方は、阿蘇パノラマラインから上って来る人が多いのでしょうかね。

 当初仙酔峡を起点に、ロープウェイの下を歩いてぐるっと回ってくる予定だったのですが、登山者駐車場が一杯だったので、ロープウェイ利用者用の駐車場にとめて、火口東駅まではロープウェイで向かうことにしました。 

【仙酔峡駐車場】 
  
【駐車場からの根子岳方面】
 後から聞いた話では、登山者駐車場はもっとあって空いていたとのことでしたが、結果としてはロープウェイで十分だったのかなと思いました。ちなみに、駐車場からは阿蘇山の山並みを望むことができます。

 ロープウェイは人が多い時には臨時便が出るということで、いつもより早い時間に出た始発に乗って火口東駅に向かいます。火口東駅を降りると既にそこは別世界で、溶岩に覆われた荒々しい景観が広がっています。

【仙酔峡ロープウェイ】 

【火口東駅からの道】 
 
【第1火口の噴煙】
 火口東駅から、火口が連なるあたりまでは舗装された道が続いていて観光客でも普通に歩いて行くことができます。ただ、そこそこの上りになっていますので、少ししんどいかもしれません。ここからは、第1火口から第4火口の雄大な景色を眺めることができます。特に、第1火口の噴煙が特に荒々しい雰囲気を醸し出していました。

 この火口の展望地から中岳へ向かう道からは登山道になります。稜線沿いに中岳へ向かって行く道は雄大ですね。
 
【第1火口から第3火口の眺めと奥に火口西の駐車場】 
 
【中岳への道】  
 
【火口東駅を振り返って】
 登山道は、ザレた道にはなりますが、傾斜があまりありませんので、順調に歩いて行くことができました。どこまでも広がって行くこの景色は、本当に見飽きることがないですね。

 しばらく歩いて行くとやがて中岳山頂に到着です。ここは砂千里ヶ浜への分岐になっていて、火口の西側からのルートとつながっています。結構こちらのルートから歩いて来る人も多かったですね。

 中岳からは阿蘇山最高峰である高岳に向かいます。中岳から見るとなだらかな山容をしていました。
 
【中央右に中岳】

【砂千里ヶ浜方面】  
 
【中岳山頂からの第1火口〜第4火口】 
 
【高岳を望む】 

【中岳山頂】 
 しばらく歩いて行くと、高岳への上りに入ります。このあたりは、本当に溶岩がごろごろした坂になっていて少し歩きにくかったです。ただ、中岳への上りの時と同様に、あまり急傾斜ではないのでそういった意味では上りやすいのかもしれません。

 やがて、高岳山頂に到着です。周囲に遮るものはなく本当に気持ちの良い場所です。ここでは、自分と同様に九州に遠征にやってきた方としばし歓談しました。

 休憩が済んだら下山開始です。まずは稜線上を東に向かって歩いて仙酔尾根分岐に出ます。ここからは縦走ルートを外れて下り始めます。

【高岳へのザレた上り】

【山頂の様子】 

【高岳山頂】

【仙酔尾根分岐】

【仙酔尾根を眺めて 中央奥に駐車場】

【慎重に下った箇所】
 仙酔尾根はひたすら急な岩場を下って行きます。特に下り始めはかなり足元がザレていて滑るような状態で先が思いやられましたが、その後は岩場になっているため、濡れてさえいなければなんとか下って行けました。ここは結構急なため、仙酔尾根を上ってロープウェイの下を下ってくる人が多いということです。

 途中少し岩場をトラバースするような箇所もありましたので慎重に下って行きます。麓はかなり早い段階から見えているのですが、意外と距離があってなかなか近くならないなというのが正直な感想でした。 

【ひたすら続く岩の転がった道】 

【麓の記帳所】 
 長い長い尾根を下ってようやく下山です。途中ではちらほらミヤマキリシマを見かけることができました。まだ、今年はシーズンではないようで、まばらに咲いているだけでした。駐車場付近の小山には、シーズンになるといっぱいにミヤマキリシマが咲き乱れるのでしょうね。

 下山してみると、ロープウェイに乗った時間にはがらがらだった駐車場も満車になっていました。麓から再び阿蘇山を眺めた後、次の目的地に向かいました。  

【ミヤマキリシマ】  
 
【満車の駐車場】 

【シーズンにはミヤマキリシマの咲く小山】  

【麓から阿蘇山を振り返って】   

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