あづまやま
 吾妻山
登山日: 2010年6月25日(金)   標高:2035m(西吾妻山)
    標高差 : 北望台から215m 白布湯元から1115m


 6月25日(金)    北望台 14:10 → 人形石 14:35(〜45)
   →  西吾妻山山頂 15:45(〜16:00) → 北望台 17:15
   →  天元台 18:00 → 白布湯元 18:30

 

 午前中に磐梯山に登った後は吾妻山に向かいます。吾妻山の最高峰である西吾妻山に登るルートはいくつかあるのですが、ロープウェイとリフトを乗り継いで行くルートをとることにしました。麓のロープウェイ駅のある湯元駅を目指します。

 磐梯山つまり南からですと、桧原湖沿いの道から入り、白布峠まで一旦高度を上げて下ったところから湯元駅方向へ入って行きます。この白布峠にも西吾妻山への登山口があります。 

【天元台高原ロープウェイ駐車場】 
  
【ロープウェイ湯元駅】
 ロープウェイの通常運行時間は8:20〜17:00で20分おき、リフトは8:30〜16:00の常時運行のようです。下りは明らかに間に合わないので、上りだけの片道ロープウェイ&リフト券を購入しました。金額は1800円で、往復ですと割引があるため3200円になるようです。

 ロープウェイは13:20発のものに乗りました。乗客は自分の他には観光客らしき方が1名乗っているだけでした。さすがにこの時間から登るという人はそんなにいないのかもしれませんね。

【ロープウェイ】 

【ロープウェイから麓を眺めて】 
 
【天元台高原駅】
 ロープウェイで400m強の高度を稼ぐと天元台高原駅に到着です。駅から出ると、高原の見事な景色が広がっていました。正確にはスキー場のゲレンデということになります。

 ロープウェイ駅から少し歩いてリフトに乗り継ぎます。3本の長いリフトに乗って北望台に向かいました。最近はスキーに行くこともないので、リフトからの景色はなかなか新鮮なものです。ゆっくりゆっくり進んで14時過ぎにようやく北望台に到着しました。ここで既に標高が1820mもあります。 
 
【ゲレンデの景色】 
 
【リフトから麓を振り返って】 
 
【安全の鐘】
 
【登山口】 
 北望台に到着した後は、少し準備をして出発しました。ここには安全の鐘というのがあったのですが、下山時に鳴らしてみました。上りで鳴らさないと意味がないですね・・・。

 登山口はリフト降り場からすぐの場所にあります。登山口から入ってまもなく人形石とかもしか展望台への分岐があります。西吾妻山へは少し遠回りになりますが、上りでは人形石経由をとりました。

 登山道は岩がごろごろしていて、結構歩きにくい道でした。また、一部だけでしたが残雪の残った箇所もありましたね。 
 
【登山道】

【残雪】  

【サンカヨウ1】 情報提供mariさん 

【サンカヨウ2】 
 道中にはサンカヨウが咲いていました。この後の湿原にもいろいろな花が咲いていました。また、道中北側に目を向けると朝日岳を見ることができます。少し自信はないのですが、方角的には朝日岳ではないかなと思います。

 やがて、分岐があって人形石に到着です。この付近は広々としていて本当に気持ちがいいですね。ただ、霧がかかると方向がわかりにくそうですし、風がまともに当たりそうな場所です。遮るものがないので、展望は本当に見事なものでした。 

【うっすらと朝日岳】 

【随所にぬかるみが】

【人形石分岐】 

【人形石付近の広々とした場所】

【人形石】  

【左奥:一切経山 中央奥:東吾妻山 右:中吾妻山】  

【一切経山】  

【西吾妻山】  

【木道】 
 吾妻連峰の山並み、そしてどっしりとした西吾妻山をひとしきり眺めた後は再び山頂へ向かって歩きます。人形石からしばらくは木道が続きますので歩きやすいですね。このあたりにもチングルマやイワカガミがきれいに花を咲かせていました。

 やがて、かもしか展望台からのルートとの合流点を過ぎてさらに進んで行きます。このあたりは、斜面にまだべったりと雪が残っています。改めて、この付近の気候の厳しさというものを実感させられますね。

【再びチングルマ】  

【雪の残った斜面】  

【大凹(おおくぼ)の水場】  

【残雪の残った箇所】  

【来た道を振り返って】  
 木道を歩き終えたあたりに、大凹の水場があります。麓よりは涼しいものの、風があまりなく暑い日でしたので冷たい水は本当においしかったです。このあたりからは、再び登山道になるわけですが、水場からしばらくは日陰になっているせいか雪が結構残っている状態でした。

 雪が残っている箇所を上り、急な岩場の道を上って行くと再びなだらかになって木道が現れます。ここを緩やかに上がって行くと突如岩石群が現れます。これが梵天岩のようです。

【木道を進む】  
 
【安達太良山】 

【突然現れる岩石群】  

【梵天岩】  

【山頂手前分岐 右奥に吾妻神社】 
 梵天岩付近は岩場になっていて、ほぼ一直線ではありますがペンキの跡をたどって進んで行きます。 再び樹林帯に入って抜けると再び視界が開けます。ここは山頂と避難小屋方面の分岐になっているのですが、霧がかかっていたら本当にわかりにくそうな場所ですね。ちょうどこの時、間違って避難小屋方向に行ってしまったという単独行の女性の方が来て山頂に向かって行きました。この時間でも歩いているものですね。

 自分は、西吾妻山へ連なる森を眺めた後山頂に向かいます。このハイマツ帯を見ていると、自然の荒々しさ厳しさというものを感じさせられます。

【西吾妻山】  

【一切経山から安達太良山までの山並み】  

【木道】 

【最後も樹林帯の中へ】 

【こじんまりとした山頂】  
 分岐から少し下った後、山頂を目指して歩いて行きます。ほとんどなだらかな道を、最初は開けた場所の木道を、途中から樹林帯の中を歩いて行くとやがて山頂に到着です。あまり広くはなく展望のない場所で、周囲がなだらかであるため山頂という感じのしない場所でした。

 山頂で少し休んだら下山開始です。上りでは通らなかったかもしか展望台を経て戻って行きます。既にリフトロープウェイは終わっていますので、リフト脇のゲレンデ、ロープウェイ脇の林道を歩いて下りました。ようやく日も暮れる前に駐車場まで戻ってくることができました。

【西吾妻山山頂】  

【かもしか展望台分岐】  

【かもしか展望台からの眺め】  

【リフト脇のゲレンデを下る】   

【舗装された道を下る】   

【少し上って駐車場へ】   
 


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