いいでさん | |
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登山日: 2010年8月7日(土) 〜8月8日(日) | |
標高:2105m(飯豊山) 2128(大日岳) | 累積標高差 : −m(御沢野営場から約1475m) |
8月7日(土) | 御沢野営場 7:00 → 横峰小屋跡 9:25 | ||||
→ | 地蔵山分岐 10:25 → 三国岳 11:35 → 切合小屋 13:15 | ||||
8月8日(日) | 切合小屋 4:00 → 本山小屋 5:20 → 飯豊山山頂 5:35 | ||||
→ | 御西小屋 6:35(〜45) → 大日岳山頂 7:50(〜8:00) | ||||
→ | 御西小屋 8:55 → 飯豊山山頂 9:55 → 本山小屋 10:10 | ||||
→ | 切合小屋 11:20(〜12:20) → 三国岳 13:35(〜50) | ||||
→ | 地蔵山分岐 14:50 → 横峰小屋跡 15:25 | ||||
→ | 御沢野営場 17:05 |
今回は飯豊山に登ります。6月下旬に磐梯山、安達太良山など福島県内の山に登った時に際立った存在感を示していたのが飯豊山でした。広い山塊と豊富な残雪が印象的な山です。また、その豊富な残雪から生み出された水により潤っているお花畑も有名ですね。 飯豊山は懐深い山ということで来年以降にとも考えていたのですが、年によって異なるとはいえ8月になると今回のルートではほぼ雪も溶けて歩きやすくなるということで今回登ることにしたのでした。結果としては1泊2日でしたが、当初計画では切合小屋2泊を考えていました。 |
![]() 【御沢野営場駐車場】 |
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![]() 【登山口】 |
前回の福島遠征でもそうだったのですが、さすがにこの距離になると早い時間に出ても早朝から登るのは難しいですね。だいたい7時間くらいかけて今回の登山口である御沢野営場駐車場に到着しました。川入に向かい、民宿の間の狭い道を抜けてダートの道を走って行くと到着します。既に駐車場は結構埋まっていました。下山時の様子を見ていると、ここで前夜泊をする人も多そうです。 駐車場には登山者カードを提出する民宿案内所(?)やトイレがあります。トイレは外観はきれいですが、中は虫が多くて少し使い辛かったですね。登山者カードを書くなどして準備ができたら出発です。まだ7時でしたが、標高があまり高くないこともあって既に結構暑かったです。 |
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![]() 【登山道分岐 右へ】 |
![]() 【分岐案内板】 |
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![]() 【飯豊山表参道】 |
駐車場奥の林道から歩いて行きます。しばらく歩いて行くと分岐がありますので、飯豊山に向かう右に折れて行きます。ガイドではここで間違って直進する人がいるとのことでしたが、これだけきちんとした案内があれば大丈夫でしょう。このルートは飯豊山表参道になるようです。 飯豊山は昔地理的に新潟県に編入されるところを、飯豊山神社の本宮のある福島県の猛反対にあって福島県に編入されています。実際、以前地形図を見た時には県境がなんていびつな形をしているのだろうかと思いました。その福島県から登るルートがこのルートになるわけですね。ちなみに、他の登山者の話では弥平四郎口からの方が短時間で登れるそうです。実際弥平四郎口の方が標高も若干高いです。 |
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登山道は基本的にはよく整備されていて迷うところもないのですが、地形的に抉られているところがあって、段差のある箇所が結構あります。上りはまだいいのですが、下りではどう下りるのだろうかと思う場所もありました。ただし、淡々と続く上りで危険な箇所というのはありません。 空は曇り空で時々雨が降ってくるような状態でした。天気予報では晴れでしたので、本降りになる可能性は小さかったのですが、翌日はなんとか晴れて欲しいと祈るばかりでしたね。 |
![]() 【曇り空 時々雨も】 |
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![]() 【中十五里】 |
![]() 【横峰小屋跡】 |
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![]() 【なだらかな道に】 |
この横峰小屋跡までの上りでは一定区間ごとに、「下十五里」「笹平」などの名称のついた少し広い場所があって、いい休憩場所になりましたし次の目標までの目安になって良かったです。テントをかついでいなければ、気にせず登っていたのかもしれませんけども。 ひたすら登りが続きますが、横峰小屋跡で一段落してしばらくはなだらかな道が続きます。地蔵山分岐の手前に峰秀水という水場があるのですが、ここの水が冷たくておいしかったです。実は、この日の目的地である切合小屋の水が少しぬるかったので余計にそう感じたのかもしれませんね。下山時にも貴重な水場となりました。 |
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![]() 【峰秀水】 |
![]() 【三国岳地蔵山分岐】 |
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![]() 【徐々に岩場へ】 |
![]() 【トラバース気味に登る岩場】 |
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![]() 【剣ヶ峰 三国岳まで200m】 |
水場を過ぎると間もなく地蔵山分岐がありますので、そのまま三国岳方面に向かいます。なだらかな下りが続いた後登って行きます。実は上りの途中から同じペースで登らせていただいていたグループの方が、ここから岩場なのでストックをしまうとのことでしたので、合わせてストックをしまって岩場に備えます。滑落事故もあったということで、重いザックを背負っていることから気を引き締めて向かいました。 岩場は一時的に雨が降っただけの若干湿っていた程度でしたので、特に問題なく進んでいけました。濡れている時はトラバースする場所や、岩を乗り越えるところでは注意が必要かもしれません。 |
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![]() 【岩場もあと少し】 |
![]() 【三国岳避難小屋】 |
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![]() 【ガスっていて展望はほとんどなし】 |
やがて剣ヶ峰に到着です。三国岳までは200mとなっていますが、岩場はあと少しで、岩場のあと少し歩くと三国岳に到着です。ここには避難小屋があります。三国小屋と切合小屋と本山小屋には同じ型のきれいなトイレが設置されている(1回100円)ので便利です。 三国小屋付近で休んでいると、ツアーの団体が出発していきました。切合小屋で2泊して大日岳まで登るというツアーらしく、土日は小屋がかなり混雑しそうだとのことでした。三国岳からは、飯豊の山々が見られるそうですが、ガスっていて少し先の山も見えないような状態でした。この頃にはすっかり雨がやんでいただけ良かったのかもしれませんが、逆に日差しが出て来て暑くなってきました。 |
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![]() 【三国小屋を振り返って】 |
![]() 【アップダウンの続く道】 |
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![]() 【種蒔山】 |
![]() 【種蒔山看板】 |
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![]() 【ミヤマキンバイ?】 |
三国岳から切合小屋までの道はアップダウンの繰り返しになります。いくつかのピークを巻きながら進んで行くのですが、思ったよりも高低差があってなかなかに険しい道程になります。 種蒔山を巻いたあたりでようやく大きなアップダウンは終わって切合小屋に向かって緩やかに下って行きます。このあたりはお花畑になっていて、いろいろな花を見ることができました。翌日の稜線上のお花畑にはかないませんが、なかなかの場所だったのではないかと思います。 |
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![]() 【ニッコウキスゲ】 |
![]() 【コバイケイソウ】 |
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![]() 【随所にお花畑が】 |
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![]() 【雲の切れ間より飯豊山】 |
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![]() 【草履塚方面の眺め】 |
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![]() 【お花畑と飯豊の山々 大日岳はガスって見えず】 |
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![]() 【切合小屋】 |
![]() 【タカネマツムシソウ】 |
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![]() 【ウメバチソウ】 |
ずっとガスっていた展望でしたが、僅かに飯豊山を眺めることができました。ただし大日岳はずっとガスの中ですね。切合小屋に着いた後はテントを張るだけでしたので、このあたりはのんびり下って行きました。 やがて、切合小屋に到着です。テント場代の500円を払って受付を済ませると早速テントを張ります。まだ、テント場はガラ空きでしたが最終的にはほぼ埋まってしまいました。なお、小屋には自由に使える水場があり、きれいなトイレが3基ありますので、設備的には結構いいのではないでしょうかね。 |
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![]() 【切合小屋】 |
![]() 【水場】 |
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![]() 【テント場】 |
テントを張って食事をした後は、曇っていて展望もないので、暗くなるまでのんびりすることにします。するとだんだん明るくなってきて夕陽が見えるとの声がしたので、外に出てみることにしました。 すると、ガスが晴れて来て今日はずっとガスの中にあった飯豊連峰の山々を眺めることができました。明日歩く予定の山々が一望できます。同時に少し雲がかかっていたとはいえ、見事な夕陽を見ることができました。思わぬ景色を見ることができて、翌日への期待が高まってきたのでした。 |
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![]() 【徐々に晴れて来て夕焼けが】 |
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![]() 【小屋の近くの小高い丘】 |
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![]() 【夕陽と大日岳(左)】 |
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![]() 【夕陽と草履塚(中央)と飯豊山方面(右奥)】 |
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![]() 【小屋付近のなだらかな道(下山時)】 |
2日目は長時間歩きますので早朝に出発です。当初は切合小屋で2泊を考えていたのですが、明日の天気が安定しないことや同じコースを下るだけであることもあって、可能であればこの日に下ってしまうことにしました。お昼までに切合小屋まで戻って来られるかが1つのラインでしょうか。元々2泊の予定でしたので、無理のない程度で下山を考えていたのでした。 8月になると午前4時ではまだ真っ暗でした。本当はもう少し早い出発も考えましたが、草履塚を越えた場所にある岩稜地帯を暗い時間に通る自信がなかったので、少し歩いたら夜が明ける時間に出発しました。 |
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![]() 【雪渓の脇を歩く(下山時)】 |
![]() 【草履塚への道(下山時)】 |
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![]() 【草履塚】 |
切合小屋のトイレ脇の道から進んで行きます。実は、最初に誤ってテント場奥の道を下ってしまいました。こちらは水場があってすぐに行き止まりです。初っ端から大丈夫かなといったところですね。 小屋の奥は平坦な道が続いています。明るければなんということはありませんが、暗いと道が少しわかりにくかったですね。少しずつ草履塚に向けて登って行きます。雪渓の脇を通り、沢のような場所も登っていきます。急登という程の場所はありませんが、ぐんぐん高度を上げて行くと草履塚に到着です。このあたりから夜が明け始めました。 |
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![]() 【夜明け】 |
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![]() 【本山小屋までのルート 中央付近の岩場が御秘所】 |
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![]() 【雲のかかった大日岳までの稜線】 |
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![]() 【姥権現】 |
晴れてはいるものの雲が若干多いでしょうか。前日の時々雨の降るような曇り空と比較すれば、期待のもてそうな天気でした。 草履塚からは一旦鞍部まで下って行きます。下った先には姥権現と呼ばれる場所があります。鞍部を進んで行くと、御秘所と呼ばれる岩場があります。岩場といっても短い区間ですので、慎重に進めば特に問題はないでしょう。少し高度感がありましたかね。 岩場を過ぎるといよいよ本山小屋に向けての上りとなります。岩のごろごろした道を九十九折れに登って行きます。 |
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![]() 【御秘所の岩場】 |
![]() 【本山小屋までの岩のごろごろした上り】 |
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![]() 【ようやく太陽が】 |
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![]() 【ガスっているテント場】 |
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![]() 【本山小屋】 |
ペンキやロープなどを辿って登って行くと広々とした場所に出ます。ここがテント場になっているようで、水場もここから脇に入って行く先にあるようです。 テント場の奥の道をさらに歩いて行くと本山小屋に到着です。小屋のすぐそばには飯豊山神社があります。本山小屋に到着したあたりでは、青空も見え始めていて、飯豊山頂もすっきり見える状態でした。ここから飯豊山頂までは20分弱の距離ですので、期待して歩いて行きます。 |
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![]() 【飯豊山神社(下山時)】 |
![]() 【奥に飯豊山頂を眺める】 |
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![]() 【ガスの中の飯豊山頂】 |
![]() 【駒形山もガスの中】 |
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![]() 【広々とした稜線歩き】 |
飯豊山頂までもうすぐというところで、急にガスに覆われてしまいました。山頂に先に到着した方の話では、一時的にガスが切れていい景色だったとのこと。ブロッケン現象も見られたという話でした。 完全にガスに覆われてしまっては仕方がないので先に進むことにします。次のピークである駒形山もガスの中でした。このあたりから広々した草原が広がっていました。 まだしばらくはガスの中でしたが1988ピークを正面に捉えたあたりから少しずつガスがなくなってきました。一面に広がる草原、お花畑の中を歩いて行くのは気持ちがいいですね。 |
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![]() 【正面に1988ピーク】 |
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![]() 【ニッコウキスゲのお花畑】 |
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![]() 【ニッコウキスゲのお花畑2】 |
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![]() 【ミヤマアキノキリンソウ】 |
![]() 【紫色の花】 |
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![]() 【再びガスの中へ】 |
雲の流れが速いようで、再びガスの中に入ってしまいました。なかなか稜線の景色を楽しむことはできませんでしたが、きれいな花が咲き誇っていて目を楽しませてくれました。単独ではよく見かける花も、密集して咲いているとまた見事なものです。 やがて御西岳が見えてきます。このあたりから再びガスがなくなっていきます。今日はずっとその繰り返しでした。ちなみに飯豊山からの稜線は、それまでの厳しいアップダウンと比較すると、緩やかで景色も見事ですので快適に歩くことができます。ずっと晴れていればさぞかし素晴らしい眺めだったことでしょう。 |
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![]() 【うっすらと御西岳】 |
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![]() 【べったりと残った残雪】 |
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![]() 【振り返ってガスのなくなりつつある飯豊山】 |
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![]() 【徐々に見えてきた御西小屋】 |
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![]() 【大日岳】 |
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![]() 【御西小屋】 |
さらに進んで行くとやがて御西小屋が見えてきます。同時にガスがなくなってすっきりした大日岳が見えて来ます。飯豊連峰最高峰ということで向かったわけですが、その山容は本当に立派なものですね。正直期待していた以上の姿でした。 大日岳へは御西小屋の奥の道を緩やかに下って行きます。下った後はなだらかなアップダウンが続きます。途中には稜線上でも見かけたお花畑がきちんとありますね。タカネマツムシソウなどの紫系の花のコントラストが見事でした。写真ではうまく表現できなかったのが残念なところです。 |
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![]() 【御西小屋を振り返って】 |
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![]() 【大日岳への道】 |
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![]() 【紫系の花のコントラスト】 |
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![]() 【ハクサンフウロ】 |
![]() 【タカネツリガネニンジン】 |
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![]() 【烏帽子岳〜北股岳に連なる山々】 |
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![]() 【稜線を振り返る 中央奥に飯豊山】 |
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![]() 【山頂直下のガレた上り】 |
![]() 【山頂の様子】 |
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![]() 【大日岳山頂】 |
大日岳の懐近くまで歩いて行くと最後の急登にさしかかります。このあたりはちょうど日差しが出ていたこともあって、汗だくだくで大変でした。なかなかの登りですが、特に危険箇所もなく登って行けます。そしてようやく大日岳山頂に到着です。 大日岳には三角点はなく、西にある若干標高の低い西大日岳まで行かないとないようですね。大日岳山頂は少し奥まった場所にあるので、少し手前の展望の良さそうな場所に移動します。しかしながら、再びガスの中に入ってしまいました。最高峰からの展望は断念して、少し休憩したら下山を開始しました。 |
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![]() 【再びガスの中へ】 |
![]() 【ガスの中のお花畑】 |
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![]() 【チングルマの群落】 |
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![]() 【チングルマのお花畑】 |
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![]() 【ここにもニッコウキスゲの群落が】 |
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![]() 【ニッコウキスゲ】 |
大日岳への道はピストンになるわけですが、1箇所道が少し分れている場所があって、上りとは違う道を下ってみました。違う道と言っても数百メートルもない距離ですけどね。 少し遠回りしていて失敗したかなと思ったのですが、なんとチングルマの群落がありました。他の場所ではあまり見かけませんでしたが、ここには大群落がありました。すぐそばにはニッコウキスゲの群落もありました。こちらは稜線の途中にも随所に群落があります。 |
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![]() 【どこまでも広がる草原】 |
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![]() 【残雪の残った稜線の景色】 |
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![]() 【お花畑と正面奥に飯豊山】 |
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![]() 【飯豊山への道】 |
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![]() 【飯豊山頂は再びガスの中】 |
その後はひたすら戻って行くことになります。御西小屋でも下りは休憩せずにそのまま飯豊山に向かって歩いて行きます。飯豊山から御西小屋までの道は朝方はガスの中でしたが、戻る際には結構晴れていましたので、稜線の景色を楽しみながら戻ることができました 今までは稜線から眺める山々の景色を楽しんでいたのですが、今回の飯豊山ではどこまでも広がる草原とお花畑と残雪の残った斜面という稜線そのものの風景を楽しむことができました。なお、飯豊山頂に再び到着した時には、ガスの中に入ってしまいました。今回山頂からの景色には縁がなかったですね。 |
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![]() 【飯豊山を振り返って】 |
![]() 【草履塚への登り返し】 |
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![]() 【三国岳まで続くアップダウン】 |
本山小屋まで戻った後は、ガレた道を一気に下ります。御秘所を越えて、草履塚に登り返して下るとようやく切合小屋に到着です。なんとか、午前中に戻って来ることができました。撤収をして再び下り始めます。ちょっと余裕ができてビールを飲んでしまったので少し時間がかかりましたね。 三国岳までは多少アップダウンがある程度だと思っていたのですが、これが思ったより高低差があったうえに、日が出て来て暑くなったためになかなかきつかったですね。もちろん午前中の疲れも出て来ていたのでしょう。まだかまだかと思いつつようやく到着です。 |
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![]() 【三国岳より飯豊山方面を振り返る 中央奥に僅かに本山小屋】 |
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![]() 【岩場を下って】 |
三国岳では上りで御一緒させていただいたグループの方と再び出会いました。自分と同じく切合小屋に泊まって飯豊山まで行かれたそうです。上りと同じくついて行かせていただくことにしました。体力が消耗している今、この岩場を過ぎるまでは気が抜けません。 ようやく岩場を抜けて一息つけました。そのまま上りでもお世話になった峰秀水まで一直線に下って行きます。ここで一旦復活したのですが、やはり岩場あたりで余力を使い果たしたようで、この後は小刻みに下って行くことになりました。 |
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グループの方の中にも疲れきっていた方がいたようで、抜きつ抜かれつという感じで下って行きました。ここでは、一定区間毎にある休憩場に本当に助けられました。登山口から駐車場までの最後の林道歩きが本当に長く感じられましたね。長い長い2日目の行程を終えてようやく駐車場に戻って来ることができました。 駐車場へ戻った後は下山届を提出して、しばらく車で休んでいました。その後は、登山中に何度か勧められた「いいでの湯」に立ち寄って帰路につきます。渋滞を避けるために、新潟長野経由で帰ったのですが、やはり長い長いドライブとなりました。結局自宅到着は午前3時、2日目はほぼ24時間活動していたのでした。 |
![]() 【ようやく駐車場へ】 |
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![]() 【いいでの湯】 |
今回は山頂を始め、ガスっている時間が長かったのは残念でしたが、要所要所で夕陽や稜線の眺め、大日岳の雄姿などが見られて充実した山行となりました。この2日間は麓で猛暑日になるなど相当暑かったので、ガスっていた時間があったのは返って助かった部分もあるのかもしれません。それでも、かつてない程の汗をかくような暑さでしたね。 飯豊山は飯豊山以降の稜線歩きに醍醐味があるような気がしました。テント泊をした人のほとんどが縦走して行った理由がわかる気がします。縦走まで行かなくとも、せっかく厳しいアップダウンを越えて飯豊山まで登ってきたのですから、あの素晴らしい稜線は一部でも是非歩いてみて欲しいと思ったのでした。 |
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