わしばだけ・みつまたれんげだけ | |
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登山日 : 2010年8月23日(月) | |
標高 : 2924m(鷲羽岳) 2841m(三俣蓮華岳) |
8月23日(月) | 雲の平キャンプ場 5:00 → 祖父岳 6:00 → ワリモ北分岐 6:50 | ||||
→ | 鷲羽岳 7:50(〜8:15) → 三俣山荘 9:05(〜25) | ||||
→ | 三俣蓮華岳 10:20(〜35) → 黒部五郎小屋 11:50 |
4日目の朝を連泊した雲の平キャンプ場で迎えます。前日の反省から寒さ対策をしたおかげでそれなりに寝ることができましたが、それでも結構寒かったですね。前日に消耗した割には元気でしたので、暗いうちから撤収を始めて、サブザックで出かけた前日とほぼ同じ時間に出発することができました。 時間帯も同じですので、見る景色も昨日と同じですが何度見ても見足りない感じで、祖父岳に登っている時も何度も何度も雲の平を振り返ってしまいました。本日も最高の天気でしたので、祖父岳でも昨日同様の大展望に恵まれました。 |
![]() 【祖父岳への登り】 |
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![]() 【雲の平に別れを告げて】 |
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![]() 【ワリモ北分岐への登りと朝陽】 |
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![]() 【ワリモ北分岐】 |
祖父岳から岩苔乗越まで下った後ワリモ北分岐に登り返します。太陽の位置から御来光を見ているかのような気持ちになりました。ワリモ北分岐へは結構登りますが、昨日も登っているのと斜度が一定のためリズムよく登ることができて思った程厳しくは感じません。 ワリモ北分岐からはワリモ岳鷲羽岳のある南へ向かって歩いて行きます。昨日も見たはずですが、黒部五郎岳と祖父岳の眺めが非常にバランスがとれていて素晴らしい景色のように思えました。 ワリモ岳の山頂付近は、見た目の通り岩場になっています。山頂を巻いた道沿いにワリモ岳山頂の看板がありました。 |
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![]() 【黒部五郎岳と祖父岳】 |
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![]() 【ワリモ岳】 |
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![]() 【ワリモ岳の岩場】 |
![]() 【ワリモ岳山頂看板】 |
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![]() 【岩場のトラバース】 |
岩場を少し登って行ったところにピークがあるようですが、そのまま進むことにしました。さらに進んで行くと、側面にロープがあって岩場の縁を歩いて行く場所があります。幅はきちんとあって問題はないと思われますが、ガイドの危険マークがついているのはこの場所のことでしょう。足元が濡れている時は要注意かもしれません。 やがて、ワリモ岳の南側に回り込むと正面にどっしりとした鷲羽岳を眺めることができます。大きな荷物を持っていると、また下って登るのかなんて思ってしまうわけですが。まずは鞍部に向かって下って行きます。ザレた道ですが思った程歩きにくくはありませんでした。 |
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![]() 【鷲羽岳 左奥に槍も】 |
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![]() 【鷲羽岳への登り】 |
![]() 【山頂の様子】 |
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![]() 【鷲羽岳山頂】 |
鞍部に下ったら登り返します。なかなかの登りになりますが、着々と登って山頂に到着です。やはりこのルートを歩く人は多いようで山頂も賑わっていました。山頂はそこそこの広さで、のんびりくつろぐにはいいですね。 山頂からは360度のパノラマが広がっていて、この天気ですので周囲の見えうる山が全て見えるような感じでした。少し離れた場所にある山もよく見えていたのですが、とても紹介しきれないほど数多くの山を見ることができました。富士山も微かですが見えていたのには驚きました。 |
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![]() 【左手前のワリモ岳から奥の水晶岳までの稜線】 |
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![]() 【黒部五郎岳と右手前は雲の平】 |
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![]() 【双六岳と三俣蓮華岳 左奥には笠ヶ岳】 |
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![]() 【鷲羽池】 |
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![]() 【鷲羽池と槍穂の眺め】 |
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![]() 【三俣山荘までの長い下り】 |
鷲羽岳でのんびりした後は三俣山荘へ向かって下ります。ザレた長い下りとなりました。慣れている人はどんどん下って行くのですが、自分は時々足を滑らせながらゆっくり下って行くような感じでした。結構な標高差がありますので、こちら側からの登りはなかなか大変そうですね。 やがて、三俣山荘と三俣蓮華岳が迫ってきて、ハイマツ帯の中や脇を歩いて行くとやがて三俣山荘に到着です。なかなか小奇麗な小屋です。今日はスケジュールに余裕があるので、この小屋でもゆっくり休憩してから三俣蓮華岳に向かいました。 |
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![]() 【三俣蓮華岳と三俣山荘】 |
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![]() 【三俣山荘】 |
![]() 【テント場】 |
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![]() 【岩のごろごろした道】 |
まずは、三俣山荘そばにあるテント場を抜けて三俣蓮華岳に向かいます。岩のごろごろしたような道の登りがひたすら続いて行きます。この時間になってくると結構気温が上がってきていたようで、暑さのために一歩一歩上がって行くのがしんどかったです。ただし、透き通った青空とどこまでも広がる景色には癒されますね。 岩のごろごろした道をひたすら上がって行くとやがてハイマツ帯に入って行きます。このあたりでは、正面から見事な三俣蓮華岳を見ることができました。ハイマツ帯を抜けると三俣峠があって、双六岳方面への分岐になっています。ここからもうひと登りすると三俣蓮華岳山頂に到着です。 |
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![]() 【ハイマツ帯より三俣蓮華岳】 |
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![]() 【三俣峠】 |
![]() 【最後の登り】 |
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![]() 【三俣蓮華岳南方ピークの抱えるカール】 |
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![]() 【三俣蓮華岳山頂と槍穂の山並み】 |
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![]() 【中央左の薬師岳と右の祖父岳の間に広がる雲の平】 |
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![]() 【左に祖父岳 中央左に水晶岳 中央から右にかけてワリモ岳と鷲羽岳の山並み】 |
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![]() 【緑の中の三俣山荘 左手前にテント場】 |
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![]() 【黒部五郎岳方面へ】 |
三俣蓮華岳の山頂からの景色もまた見事なものでした。槍穂の眺めはもちろんなのですが、薬師岳とその前に広がる雲の平や水晶岳から鷲羽岳へつながる稜線の眺めなども見事なものでした。しばし景色を眺めた後、本日の最終目的地である黒部五郎小屋に向かいます。 山頂の分岐を黒部五郎岳方面に入って行くと、正面に黒部五郎岳を見ながら緩やかに下って行きます。しばらく歩くと三俣蓮華岳を巻くルートと合流してさらに下って行きます。 |
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![]() 【黒部五郎岳と稜線】 |
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![]() 【緩やかな下り】 |
![]() 【樹林帯の岩のごろごろした急坂】 |
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![]() 【黒部五郎小屋】 |
やがて、樹林帯に入ったあたりから岩のごろごろした急坂が続きます。この下りが長くて、途中何箇所かある分岐でも直下コースを選んで行きましたが、それでも結構長い時間下っていたような気がします。逆ルートですと、長い長い登りとなるのでしょう。 ようやく下り終えると視界が開けて正面に黒部五郎小屋が見えてきます。暑くなってからも結構歩いてきたので、長時間歩いて来たような気になっていましたが、結局午前中に到着したのでした。 |
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![]() 【案内看板】 |
![]() 【小屋入口】 |
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![]() 【テント場からの眺め】 |
小屋に到着した後は、テント場の受付をした後に生ビールをいただきました。これだけ暑いと本当においしかったです。飲もうと思えば何杯でも飲めそうな感じでしたね。 水場は小屋の前にあってそこそこ冷たいという感じでしょうか。トイレは小屋裏の外トイレを利用します。テントを設営した後は、明日のルートを確認した後、明日のテントを担いでの最長行程を控えてのんびりと過ごしたのでした。 |
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