あまかざりやま
 雨飾山
登山日: 2010年9月25日(土)   標高:1963m(雨飾山)
    累積標高差 : − m(キャンプ場から813m)


 9月25日(土)    雨飾高原キャンプ場 6:30 → 荒管沢 7:45
   →  笹平 8:40 → 雨飾山 9:05(〜35) → 荒管沢 10:35
   →  雨飾高原キャンプ場 11:30

 

 本日は雨飾山に登ります。お花の時期は過ぎているものの、紅葉にはまだ早いという少し中途半端な時期でしたが、周囲の山々の展望に期待して登ることにします。

 やはりこのあたりの場所になると、早い時間に出ても夜明け前に到着するのは難しいですね。それでも、6時頃には拠点となる雨飾高原キャンプ場に到着です。ここまでの道は舗装されていて走りやすいですし、駐車場にはきれいなトイレも設置されていて便利な登山口だと思います。この日は、週末の百名山ということでそれなりに賑わっていましたが、第一駐車場にとめることができました。少し時期がずれるとすぐに満車になってしまうかもしれません。

【キャンプ場駐車場】 
  
【登山口】
 準備ができたら出発です。登山口はトイレの左奥あたりにあります。登山口の看板では、山頂まで210分となっていました。お花が咲いている時にのんびり歩いて行くとこのくらいになりそうです。

 登山口からはまず緩やかに下って行きます。下った後は、しばらく木道を歩いて行きます。なお、道中には11分割された看板があって現在地を計るいい目安になりました。木道は、前日雨が降ったせいか水没しているような場所もありました。水溜りのうえを歩いて行くような感じですね。滑ったらいやな道ですが、木道のある場所は水平だったのでその点は大丈夫でした。
   

【現在地案内看板】 

【木道】 
 
【ぬかるみ】
 木道の間には時折ぬかるみがあって、足を置く位置を考えないとずぼっと足がはまってしまいました。とはいえ、平坦な道ですので順調に進んで行きます。

 しばらく歩くと樹林帯に入り高度を上げて行きます。高度を稼いで行って、再び下り始めると目の前に荒管沢が見えます。荒管沢まではしばらく下って行きます。ここでは沢を渡渉します。時期が早いと雪渓が見られるようですが、さすがにこの時期にはありませんでした。また、沢から奥を見上げると見事な雨飾山を見ることができました。
 
【荒管沢を見下ろして】
 
【渡渉地点】
 
【雨飾山を見上げて】 
 
【樹林帯の急登】 
 沢を渡った後は再び樹林帯の道を歩きます。ここからは急登となって一気に高度を稼いで行きます。ところどころで視界が開けて、笹平付近から山頂に至る間の山並みを眺めることができました。空は雲が多めで展望はあまり望めないかなという感じでした。当初雨の予定だったことを思えば十分な天気ですけどね。

 樹林帯を抜けて行くと、笹平への最後の上りになります。大岩がごろごろしたような道を歩いて行きます。少し登りにくいですが、これを登りきると笹平へ到着です。 
 
【雲の多い空】 
 
【笹平を見上げて】 
 
【笹平への上り】

【岩場を登る】  

【笹平】  
 笹平からは、雨飾山山頂と山頂まで続く稜線を眺めることができます。この美しい稜線はいつまでも眺めていたくなるような景色でした。また、振り返ると日本海を見ることができます。雨飾山がいかに北にあるかを実感させられます。笹平からは少しアップダウンを繰り返しながら山頂を目指します。

 途中雨飾温泉分岐があります。富山県側からのルートとここで合流することになります。コースタイムを見る限りでは今回のルートよりは時間がかかるようです。

【山頂への稜線】  

【日本海を望む】  

【雨飾山を正面に見て】  

【雨飾温泉分岐】  
 
【最後の上り】  

【荒管沢を見下ろす】  
 雨飾温泉分岐を過ぎてしばらく歩くと最後の上りに入ります。途中荒管沢を見下ろすポイントを過ぎると急登に入ります。ここを登りきると西峰山頂があります。西峰は双子峰の片割れになります。最高点は東峰になるのでそちらに移動するわけですが、西峰から歩いて間もなく到着です。
 
 雨飾山の山頂こそ雲がなかったものの、周囲はガスがかかっていて北アルプス方面は全く何も見えませんでした。焼山方面はもう少しで見えそうでしたが、結局雲が外れることはありませんでした。

【笹平までの稜線を振り返って】  

【西峰山頂】 

【西峰山頂より東峰山頂を望む】  

【雨飾山山頂】
 もう少し待てば見えるかもしれないという思いもありましたが、雲が次々にかかっている様を見ているとすっきりすることはなさそうだと思い下山を開始します。2時間程で無事下ることができました。

 下山後は白馬に移動して、白馬三山を眺めることができる温泉に浸かりました。雲がすっきりとまではいかないものの見事な白馬三山を見ることができました。来年は是非チャレンジしてみたい山ですね。アルプスの展望台とも言うべき雨飾山からこの景色が見られなかったのは残念でしたが、好天に恵まれて充実した山歩きができました。
 
【焼山方面はガスの中】  

【白馬より白馬三山の見える景色】 

【白馬三山】 
 


山行記へ戻る

ホームへ戻る