たろうさん
 太郎山
登山日: 2010年11月6日(土)   標高:2368m(太郎山)
    標高差 : 林道出合から約720m


 11月6日(土)    林道出合 10:30 → 太郎山 12:20(〜50)
   →  林道出合 14:10

 

 男体山に登った後は太郎山に登ります。志津乗越から男体山を登ると短時間で登れてしまうので、近くに短時間で登れる山はないかなと思っていたらちょうどいい時間で登れるのが太郎山でした。志津乗越から登山口となる林道出合までは、歩いても1時間程の距離になります。ただし、裏男体林道から林道出合へ入る道は未舗装の道になります。距離が短いので、あまり苦労する前に到着することができました。

 林道出合には駐車スペースがありましたが、せいぜい4台程でしょうか。路肩にはそれなりにとめられそうではあります。

【林道出合駐車スペース】 
  
【登山口(看板のところを右に入る)】
 駐車スペースからすぐのところに登山口があります。立派な登山口と書かれた看板があるのではなく、太郎山を示す矢印の看板があるだけです。一般的には山王帽子山登山口から登るようですので、裏手となるこちらから登る人は少ないのかもしれません。

 登山道は樹林帯の道を登って行きます。急登になっているところもありますが、このあたりは基本的には歩きやすいと思います。ただし、落ち葉の下に滑りやすい土が隠れている場所もあって、下りで滑って転びそうになってしまいました。少し不注意だったとは思いますが。 

【太郎山方向を示す看板】  

【樹林帯の登り】  

【山頂方面の眺め】 
 やがて、なだらかになり少し開けた場所に出て山頂方面が見えてきます。山頂そのものは少し奥まったところにあるので直接は見えていません。樹林帯に再び入って、なだらかな道を歩いて行きますが段々傾斜が急になってきます。

 このあたりからは結構手も使うような場所が出てきて、木の根や岩をよじ登って行く場所もありました。場所によっては、ロープを活用して登って行きます。しばらく登って行くと、新薙と呼ばれるガレ場に出ます。ガレ場全てを新薙というのかどうかわかりませんが、ガレ場が斜面に沿って連なっている様は壮観です。
 
【再び樹林帯の道へ】

【ロープ場】 

【ガレ場の視界が開けたところから】  
 
【ガレ場のトラバース】 
 ガレ場の脇を登ったり、ガレ場をトラバースしながら進んで行きます。危険と思われる場所こそありませんでしたが、ガレ場の斜面がずっと続いていますので道幅の狭いところは慎重に歩いて行きました。なお、大岩には「新薙」の板が張り付けてありました。

 このガレ場付近を登りきって樹林帯に入ると、下から見えていた手前のピークを越えて行きます。ここからやや下った場所にはお花畑と呼ばれるだだっ広い場所があります。気持ち良さそうな原っぱですが、今は花はなく見ることはできないそうです。 
 
【大岩に新薙の板が】 
 
【樹林帯よりお花畑】 

【お花畑を歩く】 

【最後の急登】   
 お花畑を通り過ぎた後は再び登りとなります。最後の急登を登りきると、山王帽子方面からのルートと合流して山頂に到着です。雄大な展望を得られると言われているだけあって、見事な景色が広がっていました。

 男体山、女峰山や日光白根山などの日光の山々はもちろんですが、北西方面には、燧ケ岳、平ヶ岳や会津駒ケ岳などの尾瀬の山々も見えていました。また、越後三山も僅かながら見えていたようです。どの山も結構白くなっています。先に登った男体山が逆光気味で少し見づらいのだけは残念でした。

【山王帽子山方面分岐】 
 
【山頂の様子】

【太郎山山頂】 

【山頂の祠】   

【女峰山(帝釈山とほぼ重なる)〜小真名子山〜大真名子山】】  

【日光白根山】 

【平ヶ岳】 

【燧ケ岳】  
 
【会津駒ケ岳】  

【男体山】   
 
【岩場を下る】 
 山頂には1組の夫婦がいましたが、やがて下山したので本当に静かな山頂となりました。この日は日が高くなってもあまり暖かくならず、かなり寒い状態でしたので、山頂での展望を眺めるのもほどほどで切り上げて下山を開始します。

 やはり木の根や岩場をよじ登るような場所では少し下るのに苦労しましたが、概ね順調に下ってくることができました。この日は短時間で登れる山2山に登ったわけですが、お互いうまく補完しあっていて、合わせるとなかなかの展望が得られたのではないでしょうか。

 下山後は金精峠を越えて次の目的地へ向かったのでした。
 

【樹林帯の下り】 
 
【登山口へ】 
 


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