ございしょだけ | |
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登山日: 2010年11月23日(火) | 標高:1212m(御在所岳) |
標高差 : ゲート前から約700m |
11月23日(火) | ゲート前 6:10 → 一ノ谷新道終点 7:40 | ||||
→ | 御在所岳 8:00(〜15) → 中道下山口 8:30 → ゲート前 10:00 |
本日は御在所岳に登ります。この日は当初雨の予報だったのですが、だんだん早まって朝方にはやむ予定とのことで西に向かうことにしました。家を出た時にはまだ雨が結構降っていましたが、しばらく走っているうちにやんできて星空が見えてきましたので、晴れに期待して現地に向かいました。 御在所岳の登山口前を通る国道477号線は土砂崩れで通行止めとなっていますが、現時点では一ノ谷山の家手前までは車で入れるようになっています。滋賀県まで抜けることはできません。 |
![]() 【ゲート前駐車スペース(下山時)】 |
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![]() 【ゲート前(下山時)】 |
現地には5時前に到着しましたが、まだ真っ暗ですのでゲート前のスペースに車をとめて少し仮眠をとりました。ちなみに、上記の写真は下山時で、既にゲート前は満車になっており少し下ったところまで車がとめられていました。ちなみに、短時間で登れる山であるせいか、早朝は自分の車以外は工事用のトレーラーが1台とまっていただけでした。 まだ暗い時間でしたが、眠気が覚めてしまったので6時過ぎに出発しました。まずは、ゲートを乗り越えて国道を歩いて行きます。国道のど真ん中を歩いて行くというのも不思議な気分です。昼間は工事用車両が走っていますので要注意ですがね。 |
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![]() 【国道歩き(下山時)】 |
![]() 【一ノ谷新道登山口(中央右奥へ)】 |
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![]() 【朝陽を浴びながら】 |
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![]() 【白い砂礫の道】 |
やがて国道脇に中道登山口が出てきます。実はここから登って、途中で一ノ谷新道への分岐があるのかと思っていたのですが違っていたようです。一旦戻って国道を歩いて行くと、右手に山の家が見えてきます。その奥の脇に一ノ谷新道登山口があります。中道登山口と比較すると地味な小さな看板があるだけでした。 登山道は山の家の脇から樹林帯の道を歩いて行きます。結構な急登が続いていて、ガイドの通り木の根をよじ登って行くような道です。途中朝陽が射してきて斜面が真っ赤に染まっていました。 |
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![]() 【木の根の急登】 |
![]() 【岩壁の脇を通る】 |
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![]() 【ここで登りが一服】 |
しばらく歩いて行くと白い砂礫の道が出てきます。見た目ほどは滑ることなく歩いて行けました。さらに登って行くと、大岩が出てきて岩壁の脇を通るような道もありました。下りの中道でもそうだったのですが、標高の高いところではこのような巨岩が随所に見られました。 やがて、登りが一服してなだらかな道を歩いて行きます。そろそろ山頂部かなと思っていたのですが、ここから再び急登が続いて今度は岩場の急登でした。途中新しく道がつけられているのに気付かずに登ったために、本当に登れるのかどうかというところを登っていました。それを抜いても結構な急登だと思います。 |
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![]() 【樹林帯のなだらかな道】 |
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![]() 【岩場の急登】 |
この急登を登りきるとようやく一ノ谷新道の終点に到着して、ロープウェイ山頂部の開けた場所に出ます。ここは、ロープウェイ駅付近で、レストランなどさまざまな施設があります。ここからは舗装されたなだらなか道を歩いて行けばいいようです。 気持ちよく山頂までと言いたいところですが、登り始めから吹いていた強烈な風がさらに強まって、まともに立っていられないくらいでした。しかも、山頂部は雲に覆われていて展望は全くありません。とりあえず、ピークを踏むために山頂に向かいました。 |
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![]() 【一ノ谷新道終点から】 |
![]() 【レストランなどの施設】 |
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![]() 【舗装された道】 |
舗装された道を歩いて行くと、山頂への分岐があります。ここを登って行くと御在所岳山頂に到着です。晴れていれば見事な展望が開けていそうですが、この日は完全に雲の中でした。風も強烈でしたが、ちょうど風をよけられそうな休憩所がありましたのでそこで軽く休憩をしました。 展望もありませんので、少し休憩したら下山開始です。元の道を戻って、一ノ谷登山道の入口を通り過ぎてロープウェイ駅方面に歩いて行きます。このあたりでは向かい風になっていて全然進めない時もあるくらいした。ロープウェイ駅方面との分岐を経て、中道登山道に入って行きます。 |
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![]() 【山頂への分岐】 |
![]() 【山頂の様子】 |
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![]() 【御在所岳山頂】 |
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![]() 【中道登山道へ】 |
中道登山道は、ガイドでは危険箇所もあるようでしたので慎重に歩いて行きます。岩場が続きますが、慎重に歩いて行けば問題ないでしょう。ただし、この日に限っては岩場を下っている時に後ろから強風に吹かれた場所があったのには参りました。また、岩をトラバース気味によじ登るところも少し注意かもしれません。岩場が続く分展望は見事で、少しガスっていたものの麓に広がる街並みを見渡すことができました。 やがてキレットと呼ばれる場所に到着です。キレットの岩場よりもその手前のわずか数メートルの鞍部の方が強風がまともに当たって怖かったですね。ささっと渡って岩にしがみつきました。岩場の方は、しっかり足をかける場所もあって、あまり鎖に頼らなくても登ることができました。 |
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![]() 【広がる景色】 |
![]() 【岩場の連続】 |
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![]() 【キレット前の鞍部 風がなければ普通の登山道です】 |
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![]() 【岩場を見上げて】 |
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![]() 【岩場の上部】 |
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![]() 【キレットから山頂部を振り返って】 |
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![]() 【鎌ヶ岳】 |
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![]() 【登山道】 |
キレットを登ったところも見事な展望が広がっていて、ロープウェイ山頂駅付近や鎌ヶ岳を見ることができました。強風が吹き荒れているだけあって、雲の流れが本当に速かったです。 キレットで展望を楽しんだ後は再び下って行きます。随所に巨岩奇岩が見られるのはおもしろいです。その後も地蔵岩やおばれ岩などの岩が目を楽しませてくれます。このような岩はありますが、キレットから先はそれほど険しい場所はありませんでした。やがて、樹林帯の道に入りさらに下って行くと中道登山口に到着です。風は強烈でしたが、天気は快晴の予報でしたので結構な数の登山者とすれ違いました。 |
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![]() 【地蔵岩】 |
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![]() 【おばれ岩】 |
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![]() 【中道登山口】 |
登山口付近まで下ってくると、登山者だけでなく観光で訪れている人も結構いるようでした。紅葉もまだ多少見られるという感じでしょうか。ゲート前の駐車スペースは既に満車になっていました。 正直一ノ谷新道は歩きやすいが展望はなく、中道は険しい場所もあるが展望巨岩奇岩などが飽きさせないというイメージだったのですが、一ノ谷新道の歩きにくさが目立ったような気がします。看板も小さかったですし、中道を歩くのが主流なのでしょうか。どちらにしても、中道ルートは、決して歩きやすいとは言えないかもしれませんが、天候が良ければ、展望が良く飽きさせないルートでお勧めできるのではないかと思います。 今回は強風はともかくとして、山頂部の雲がとれなかったのが残念でした。 |
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