かやがたけ・かながたけ | |
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登山日: 2010年12月11日(土) | 標高:1704m(茅ヶ岳) 1764m(金ヶ岳) |
標高差 : 登山口から約810 m |
12月11日(土) | 登山口 4:20 → 女岩 5:25 → 茅ヶ岳 6:20(〜7:10) | ||||
→ | 金ヶ岳 8:00(〜20) → 茅ヶ岳 9:00(〜20) | ||||
→ | 女岩 10:00 → 登山口 10:40 |
本日は茅ヶ岳に登ります。余裕があれば、あわわせてこの山塊の最高峰である金ヶ岳も登ることにしました。それに加えて、今回は短時間で登れる山であること、山頂の展望のいい山であることから夜明け前の写真を撮ってみようと思い立ったのでした。 最近の遠征の中では近い方の山になるせいか、いつもより少し遅めの出発でしたが、現地には午前3時頃には到着しました。短時間で登れる山であるせいか、この時には置かれたままになっていると思われる軽トラが1台とまっているだけで、夜中から入っている車はないようでした。 |
![]() 【登山口駐車場(下山時】 |
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![]() 【登山口(下山時)】 |
なお、昇仙峡ラインを上ってくる登山口までの道は、舗装された走りやすい道になっています。このアクセスの良さ、短時間で山頂に登れるうえによく整備された道、山頂からの展望の良さが、この時期でも登山者が多い理由なのでしょう。 準備をしたら午前4時過ぎに出発します。暗いうちから写真を撮るつもりなら少し遅いのですが、結果としてはうまく撮れなかったので、山頂に着いたらすぐに明るくなるくらいのこの時間の出発で正解となりました。駐車場奥の登山口から歩いて行きます。少し林道歩きをすると、深田公園分岐があって、右手に曲がって行きます。正面に行くと深田公園で帰りに寄りましたが、記念碑と休憩所があるだけの静かな場所になっています。 |
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![]() 【深田公園方面分岐(下山時)】 |
![]() 【深田記念公園(下山時)】 |
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![]() 【よく整備された登山道(下山時)】 |
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![]() 【林道出合(下山時)】 |
しばらくは、広々としたよく整備された道を歩いて行きます。上りでは真っ暗だったわけですが、それでも歩きやすかったです。道幅が広すぎて、誤った道に入っていないか心配した程です。やがて、林道出合があり再び登山道に入って行きます。 林道出合を過ぎたあたりから徐々に雪が見え始めますが、よく歩かれているせいか登山道上には雪はありませんでした。やがて、女岩に到着です。正面にある女岩を右手に巻いて登って行きます。上りでは、この女岩自体見えていなかったわけですが。 |
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![]() 【徐々に雪も(下山時)】 |
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![]() 【女岩 登山道は大きく右に巻く(下山時)】 |
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![]() 【九十九折れの登り(下山時)】 |
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![]() 【深田久弥先生終焉之地(下山時)】 |
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![]() 【最後の急登(下山時)】 |
女岩を巻くあたりからは、岩のごろごろしたような道を歩いて行きますが、しばらく歩くと、急斜面の土の道を九十九折れに登って行きます。最後再び少し岩のごつごつしたような道を登って行くとやがて山頂です。基本的に登山道上に雪はなかったのですが、最後の急登だけは、凍結箇所がいくらかありましたので、凍結した箇所に足を乗せないように気を付けて歩きました。ちなみに、帰路には溶けていて特に問題はありませんでした。 山頂に着いた時にはまだ夜明け前でしたが、日の出直前で山の際は既にかなり赤く染まっていました。 |
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![]() 【正面に金峰山 左に瑞牆山】 |
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![]() 【夜明け前の富士山方面】 |
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![]() 【富士山】 |
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![]() 【金ヶ岳と左奥は八ヶ岳連峰】 |
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![]() 【雲に覆われた御来光】 |
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![]() 【夜明け直後の鳳凰山】 |
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![]() 【夜明け直後の山頂の様子】 |
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![]() 【茅ヶ岳からの下りでは雪が】 |
山頂では暗い時間帯から三脚を使っていろいろな写真を撮るつもりでしたが、うまく使うことができず、結局いつものような撮影になりました。この時にちょうど明るくなってきたので、普通に撮ることができたのは皮肉だったかもしれませんね。ただし、山頂からの夜明けはどの方面の景色を見ても素晴らしいものでした。ただし、防寒対策が足りなかったのか少し寒い思いをしてしまいました。 夜がすっかり明けたところで、金ヶ岳に向かいます。一旦鞍部への急な下りとなりますが、ここからは一気に雪が出てきます。北側斜面のためほとんど溶けていないのでしょう。 |
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![]() 【鞍部の雪道】 |
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![]() 【登り返した先のきれいな霧氷】 |
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![]() 【観音峠分岐】 |
さらさらの雪のせいか、下りはずるっと滑って行って少し歩きにくかったです。やがて鞍部の雪道を歩いて行きます。このあたりの道はほどよく雪が積もっていて歩いていて楽しかったですね。 やがて、登り返しの岩場になります。このあたりは南面のため、雪のある場所とない場所があるので慎重に登って行きます。これを登りきると見事な霧氷が待っています。青空とのコントラストが見事でじっと空を見上げてしまいました。この付近には観音峠分岐があり、それを過ぎると看板はありませんが恐らく金ヶ岳南峰山頂があると思われます。再び下って登り返すと金ヶ岳北峰山頂です。 |
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![]() 【金ヶ岳(北峰)山頂】 |
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![]() 【正面に鳳凰山 右に甲斐駒ケ岳】 |
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![]() 【甲斐駒ケ岳と鋸岳】 |
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![]() 【山頂の霧氷】 |
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![]() 【茅ヶ岳と富士山】 |
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![]() 【茅ヶ岳を眺めながら鞍部への下り】 |
金ヶ岳山頂では八ヶ岳連峰が見えるかなと思っていたのですが、そちらは木々に覆われて見えませんでした。ただし、鳳凰山甲斐駒方面はきちんと見えています。こちらもなかなか見事な眺めです。また、茅ヶ岳を眺めるとちょうど富士山と一直線になっているのがおもしろいですね。 金ヶ岳で少し休憩したら再び戻ります。別ルートで戻ることもできるのですが、先ほど茅ヶ岳で雲がかかっていた八ヶ岳が見えるかもしれないと思い、登り返すことにします。金ヶ岳からの下りを慎重に下って、雪道を歩いて登り返すと再び茅ヶ岳山頂です。今度は八ヶ岳もばっちり見えました。 |
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![]() 【再び金ヶ岳と八ヶ岳連峰を眺める】 |
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![]() 【金ヶ岳左脇から八ヶ岳連峰】 |
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![]() 【駐車場手前の日陰にも雪が】 |
この時間になると続々と登ってくる人がいました。実際、自分が登る時には凍って歩きにくかった場所もほどよく溶けていて、茅ヶ岳までならほとんど登山道上には雪がありません。展望も見事なパノラマが広がっています。この山は厳冬期以外は楽しめそうですね。 茅ヶ岳からは歩きやすい道を一気に下って行きました。深田公園に寄って駐車場に戻った時にはほぼ満車になっていました。駐車場をあとにして次の山へ向かったのでした。 |
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