くろそやま
 倶留尊山
登山日: 2010年12月29日(水)   標高:1038m(倶留尊山)
    標高差 : 登山口から約350m


 12月29日(水)    登山口 13:00 → 二本ボソ 13:40(〜50)
   倶留尊山 14:10(〜30) → 二本ボソ 14:55 → 登山口 15:30

 

 三峰山に登った後には倶留尊山を目指します。寒波の影響でしょうか、山間部の道路はそれほど標高のないところでも雪がありました。ただし、曽爾高原の登山口までの上りは、思ったほどの雪もなく舗装された道を順調に来ることができました。

 今回倶留尊山に登るにあたっては、実は曽爾高原のススキを見てみたいという思いの方が強かったりします。さすがにこの時期では遅すぎるかなとも思いましたが、とりあえず行ってみようという感じでした。

【登山口】 
   
【二本ボソ方面の眺め】
  
【ススキに囲まれた道】
 登山口に来てみると、見事なススキの野原が見えました。雲がひっきりなしに動いていて、太陽が現れたり隠れたりの繰り返しでしたので、ススキの野原も鮮やかな金色に染まったり、地味な黒っぽい色になったりの繰り返しでした。それでも、午前中の三峰山の天気を考えればかなり良くなったと言えるでしょう。

 登山口からは、ススキに囲まれた道を歩いて行きます。やがて、広場のようなところに出てここから亀山峠へ向けて緩やかな木の階段をひたすら登って行きます。実はショートカットで登れそうな場所があったのですが、土がとても滑りやすいのでやめた方がいいでしょう。
 
【亀山峠への道(下山時撮影)】 
 
【亀山峠への道】 

【登って来た道と一面のススキを振り返って】  

【亀山峠分岐】 

【亀山方面】 
 
【二本ボソへの登り】
 周囲のススキを眺めながら登って行くと、やがて亀山峠に着きます。ここは亀山方面と倶留尊山方面との分岐になっています。そのまま倶留尊山方面に向かって歩いて行きます。

 ここからは、本格的な登りになってきます。とはいえ、比較的歩きやすい道になっています。道中からは一面のススキ野原を見ることができるので、何度も麓を振り返りながらの登りとなりました。これを登ると樹林帯に入って行きます。
 
【亀山峠〜亀山〜古光山へ連なる稜線】 
 
【ススキ野原を見下ろして】  
 
【樹林帯へ】 
 
【入山料投入箱】
 
【二本ボソ山頂】  
 樹林帯に入ると雪が積もっていました。ここまでにも若干雪がありましたが、雪道になっているのはここからでした。とはいえ、ほとんど歩くのには支障がない程度です。しばらく登ると建物が見えて来ます。

 この建物は管理小屋のようで、ここで入山料500円を徴収するようです。この日は特に管理人はいないようでした。トレースを見る限りでは、そもそもこの日他に歩いた人はいないようです。この管理小屋の奥に二本ボソ山頂があります。ここからは、正面に倶留尊山、そして周囲の山々も眺めることができました。 

【二本ボソからの倶留尊山】 
 
【三峰山、高見山方面の眺め】
 
【鞍部への雪道の下り】 
 
【鞍部の雪道】 
 
【岩場の登り】 
 二本ボソからは、一旦鞍部に下ります。北側斜面のためかこの下りには結構雪がありました。ただし、積雪量が中途半端なため、岩場の下りは歩きにくかったです。慎重に下って行きます。100m足らずの下りで距離が短いのが救いでしょう。鞍部もやはり雪道になっています。

 鞍部からの登り返しは南側斜面になるせいか、ほとんど雪はありませんでした。ただし、急登の連続でなかなかしんどかったです。思った以上に山頂が遠く感じました。これを登りきるとようやく山頂です。
 
【山頂の様子】 
 
【倶留尊山山頂】
 山頂には雪が積もっていました。トレースが全くありませんでしたので、この日は自分が最初に登ったのでしょう。ベンチがいくつもあってのんびりするにはいい場所だと思います。ただし、木々に囲まれていて、二本ボソ方面以外は木々の隙間からの展望となります。周囲の山々を眺めるには二本ボソからの方が良さそうです。

 急登で疲れたこともあって山頂でのんびりしてから下りました。鞍部への下りと登り返しはなかなか疲れますね。二本ボソからは、再びススキの野原を見下ろしながらの歩きとなります。まだ、夕陽と言える時間帯ではないのかもしれませんんが、傾いた陽の光が当たった一面のススキの野原は本当に見事でした。名残惜しみつつも、金色の野原に別れを告げて帰路についたのでした。 

【二本ボソ〜古光山の眺め 奥にはうっすらと大峰山脈でしょうか】   

【雪の積もった二本ボソの北面】  

【金色の野原に別れを告げて】  
 


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