みうねやま
 三峰山
登山日: 2010年12月29日(水)   標高:1235m(三峰山)
    標高差 : ゆりわれ登山口から約530m


 12月29日(水)    ゆりわれ登山口 8:00 → 三峰山 9:40
   ゆりわれ登山口 10:55

 

 本日は今年最後の遠征ということで、三峰山に向かいました。この付近の山は、大峰山脈ほどではないとはいえやはり遠いです。特にこの日は、帰省ラッシュが始まったのかと思うような渋滞が早朝からあって余計に時間がかかってしまいました。

 東名阪道を下って勢和多気ICから登山口を目指します。福本登山口あたりまでは、ところどころに雪がある程度でしたが、そこから先は完全な雪道になっていました。前日から雪のせいでしょうか。帰路には結構溶けていたので、少し気温が上がれば道路上の雪はある程度溶けてしまうのかもしれません。

【登山口付近の様子】 
  
【ゆりわれ登山口】
 この後登る予定の倶留尊山登山口からも遠いにも関わらずこの登山口を選んだのは、展望が良く霧氷もきれいだという紹介を見たからです。登り始めは雪でその後も終始曇り空でしたので、このルートの良さを生かせなかったかもしれません。

 登山口の近くには、ここが駐車場といったような場所はないようでしたが、路肩が広くなっている箇所がいくつかあったのでそこに駐車しました。到着した時は雪が降っていたのでどうしようかと思いましたが、やや明るくなって雪がやんだので、せめて霧氷を見てピークを踏んでこようと思い出発しました。

【樹林帯の道へ】 

【曇り空】 
 
【樹林帯の道】
 登山口からは樹林帯の道に入って行きます。最初はうっすらと積もっている程度で、その後道は真っ白になりましたが、靴のソールが埋まる程度で歩くのにほとんど支障はありませんでした。ただし、少し開けている場所に急坂があって凍結していたため、登りはなんとかという感じでしたが下りはかなり苦労しました。このほんの僅かな区間だけはアイゼンを付けたくなりました。

 高いスギ林を抜けると、上部がやや開けてきて霧氷を見ることができました。このあたりはうっすらとついている程度でしたが、稜線上は強風にさらされて視界が悪くなることも多かったため、結果的にはここで見た霧氷が一番きれいだったかもしれません。
 
【下りで苦労した凍結した道】 
 
【スギ林を抜けて】  
 
【霧氷と御対面】   
 
【雪道歩き】 
 
【稜線手前付近】

【稜線の道】  
 
【雪の深いところも】 
 その後はしばらく九十九折れに標高を稼いで行きます。曲がり角は吹き溜まりになっていて、やや雪が多く積もっていましたが、くるぶしが埋まる程度です。その後、部分的に深いところもありましたが、概ね歩きやすかったように思えます。実際、この時点ではかなり早く山頂に着くのではと思っていました。

 やがて、稜線の道に入って行きます。ここからは結構雪の深いところがあるうえに、アップダウンで山頂方面がわかりにくかったこともあって、道を確認しながら進んで行きます。それほどの距離ではなかったと思うのですが、ここでかなりの時間を費やしてしまいました。
 
【奥の斜面にある木々の霧氷がきれいでした】 
  
【遠方にようやく分岐らしき看板が】
 
【八丁平】
 しばらく歩いていると、道が真東に向いてやや下っていたので、もしかして福本登山口からの道に入ってしまったのかなとも思ったのですが、この雪で分岐の看板を見失うこともないだろうと思い進んで行きます。

 やがて、やや開けた場所に出て凄まじい強風が吹いてきた頃、ようやく遠方に分岐の看板が見えて来ました。ここが八丁平で、福本登山口や三峰峠、そして三峰山山頂との分岐になっています。トレースがない中、分岐直後の登山道の幅が狭いせいか山頂方向への道が最初はよくわかりませんでした。少し山頂方向へ歩くとすぐにはっきりしてきましたが。ちなみに、風で飛ばされてしまうのか八丁平にはあまり雪が積もっていませんでした。

【2つの看板の間を奥へ】   

【トレースなき道を歩く】  

【山頂手前の樹林帯】  
 
【山頂看板】  
 分岐から樹林帯に入ると山頂までは間もなくです。雪は膝下くらいで、稜線よりは歩きやすかったです。 結局、コースタイムよりも時間がかかって山頂に到着です。樹木に囲まれていますが、北側が開かれています。ただし、この天気でしたので展望は全くありませんでした。

 特に見るべきものもなかったので、すぐに下山開始です。白銀の世界を抜けて再び八丁平へ戻ります。恐らくこのあたりは霧氷がきれいなのでしょうが、凄まじい風できれいには見えませんでした。晴れていれば、南方も開けているのでいろいろな山も眺められそうでした。

【山頂を振り返って】   

【白銀の世界】  

【八丁平を見下ろして】  
 
【稜線に入ってもしばらくは強烈な風】  

【稜線から下りへ】   
 
【雲間より台高山脈あたりか】  

【やや光の当たった霧氷】   

【登山口へ】
 八丁平からは、再び稜線歩きとなります。自分のトレースをたどるだけでしたので帰路は楽ですね。それでも、歩きにくいことには変わりはないので時間はそれなりにかかってしまいました。

 稜線から再び下り始めた頃には、少し雲間が見えてきて、恐らく台高山脈と思われる山々や、少し光の当たった霧氷も見ることができました。ちなみに、霧氷は登山道脇よりも山の斜面の木々の方がきれいでしたので、天気の良い日に斜面の眺められる場所があれば最高でしょう。結局、予想以上の積雪で思わぬ雪山ハイキングになってしまいました。 
 


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