ひがしあかいしやま
 東赤石山
登山日: 2011年5月7日(土)   標高:1707m(東赤石山)
    標高差 : 筏津から約1050m


 5月7日(土)    筏津 4:15 → ルート分岐 5:15 → 合流点 7:25
   東赤石山 7:45(〜50) → 合流点 8:10 → 赤石山荘 8:35
   ルート分岐 10:20 → 筏津 11:20

 

 本日は東赤石山に登ります。今回の遠征における、そして三百名山においても四国最後の山になります。前夜新居浜より新居浜別子山線を走って向かいます。これは、道中の日帰り温泉を利用するためというのもありました。途中幅員が狭くなるところもありますが、概ね走りやすい道が続きます。なお、伊予三島から入ると完全にセンターラインのある道になります。

 途中西赤石山登山口を過ぎてさらに進んで行くと筏津山荘が右手に出てきます。ここを入って、すぐにある宿泊者用の駐車場の脇を通り過ぎて上がって行ったところに登山者用の駐車場があります。 

【県道より筏津山荘入口(右) 登山口は左(下山時)】 
  
【筏津山荘入口 右は宿泊用 登山者は左より奥へ(下山時)】
 登山口からはやや離れてしまいますが、5分はかからない位置です。なお、登山口付近の路肩は駐車禁止になっていますので要注意です。なお、県道から筏津山荘までの間に1本だけ桜が咲いていました。

 今回は分岐より東側のルートを登り、帰路は赤石山荘を経て西側のルートから下ります。天気が良くて足の調子も良ければ、西赤石山までの縦走をしたいところでしたが、どちらも思わしくないので、通常の東赤石山登山ルートとしました。それでも標高差1000m以上のなかなか体力のいるコースとなります。

【咲き誇る桜(下山時)】 

【登山口(下山時)】 
 遠征5日目にして初めて前日に余裕をもって現地入りすることができました。石鎚山から比較的近くて、ちょうどいい場所に日帰り温泉があったこともあるのでしょう。前夜早めに寝ることができたおかげで早朝に起きることができました。この日は夜明け前に出発です。ただ、天気が良ければ少し歩けば明るくなるくらいの時間になりますね。

 登山口は前日に確認してあったので、登山道をゆっくり登って行きます。傾斜もきつくなく順調に歩いて行きます。途中瀬場分岐がありますが、特に看板はないようです。実は下山時に誤って瀬場方面に途中まで下ってしまいました。
 
【登山道(下山時)】

【瀬場分岐(右)(下山時)】 
 
【緩やかに登る(下山時)】
 さらにしばらく進んで行くと、木橋が現れます。湿っていて滑りそうな感じがしたので慎重にわたります。渡って間もなく分岐が現れます。看板には赤石山と赤石山荘となっていますが、赤石山荘側から登ってもそれほどは変わらないでしょう。ちなみに、今回下山時は赤石山荘側から下ってきます。

 登山道は引き続き樹林帯の道を歩いて行きます。このあたりから明るくなってきた一方で雨が降ってきました。蒜山でひどい目に遭いましたので雨を想定した装備で来てはいましたが、お昼過ぎから崩れるという予報は見事に外れてしまいました。 
 
【木橋(下山時)】 

【分岐看板(下山時)】 

【木道は滑らないように】 

【渡渉地点】 
 道中には渡渉地点もありますが、きちんと渡れるように石が配置されていますので問題ありません。さらに進んで行くと岩のごろごろしたような道になります。実は、沢沿いを歩く西側のルートではこのような道が結構続くことを想定していたのですが、東側のルートも結構岩のごろごろした道が続きます。

 この岩のごろごろした道を登りきると縦走ルートに出ます。この道をやや西に歩いて行くと、まもなく東赤石山へ向かう分岐に出ます。東赤石山は右手に曲がります。ここをそのまま真っ直ぐ行けば赤石山荘へ向かうことになります。ここでは仮に合流点と命名しています。

【樹林帯を進む】 

【岩のごろごろした道】 
 
【縦走ルートへ】

【案内看板】 

【合流点 東赤石山は右】 

【案内看板 東赤石山は奥】

【展望は全くなし】  
 この合流点からの登りは結構険しいものになりました。最初の一枚岩が滑って歩きにくかったのもあるでしょう。登山道は明瞭ですが急登が続きます。これを一気に登ると尾根の分岐に出ます。右手が東赤石山で、左手に行くと八巻山などを経由して西赤石山へ向かうことになります。

 分岐から山頂までは10分となっていますが、大岩を乗り越えたりするなど、手足を使うような道になっています。濡れていなければ結構楽しい道なのかもしれません。しばらく登って行くと東赤石山山頂に到着です。

【雨で滑った岩場】

【尾根分岐】

【大岩をよじ登って】 

【山頂の様子】

【山頂看板】

【山頂からの展望はなく】
 山頂は岩がごろごろしていて、平たくなっているスペースはほとんどありません。この雨の中ですと岩が滑りやすくなっていて移動にさえ手こずってしまうような状況でした。展望はなく、強い風が吹いていました。雨そのものは小雨なのでその点は良かったですが。当然のことながら展望はありませんでした。ここではとても休憩できませんので、すぐに下山を開始します。

 岩場を慎重に下って合流点まで戻ります。帰路は赤石山荘を経由して行きます。途中のんびり休めそうな場所があったのでそこでお昼をとりました。

【赤石山荘分岐】 
 
【赤石山荘】

【ササ原の歩きやすい道】 
 
【渡渉地点を越えて】

【岩場の下り】
 お昼をとった後は再び西に向けて歩き始めます。この頃には雨がすっかりやんでいました。この日は下り坂の天気予報だったのですが、むしろこのあたりの時間帯では徐々に良くなっているようでした。

 しばらく歩くと分岐があります。そのまま下ると赤石山荘を通らないようなので、とりあえず赤石山荘に行ってみることにしました。なかなか年季が入っていますが、中はそこそこ広そうです。赤石山荘を見た後は再び分岐に戻って下り始めます。沢沿いの道ということでしたが、思っていたよりは歩きやすい道でした。 
 
【沢の眺め】

【ミツバツツジ】 

【雨に濡れたミツバツツジ】

【新緑の中を歩く】  
 特に下り始めてしばらくのササ原の道は歩きやすかったです。さすがに沢沿いの道なので、岩のごろごろした道や渡渉などもありますが、東側のルートよりは少ない気がします。さらに、東側ではほとんど咲いていなかったミツバツツジをぽつぽつ見かけることができました。一面のというわけではありませんが、見ることができて良かったです。ルート分岐手前はやや険しいところもありましたが、無事分岐まで戻ってくることができました。

 この後は登りでも通った道ですが、登りではまだ暗かったので新鮮な気分で歩くことができました。誤って瀬場方面に下ってしまったのは余分でしたが、登りでは気付かなかったいろいろな花に出会えたのは良かったです。 

【滑りやすい岩場】 

【白い花】

【キンバイソウ?】 

【スミレ】 
 
【与島より四国に別れを告げて】
 お昼前には下山することができました。結局、入山中の大半は小雨の中を歩くことになりましたが、充実した山歩きをすることができました。ただ、今回の遠征で四国山地の山々を眺めることができなかったのは残念でした。

 四国の山はこれで完了でしたので移動になりますが、時間があったので香川にいる祖母の家に寄ってから四国を出発しました。10年ぶりくらいになりますが、思っていた以上に元気で良かったです。実はこのまま帰るかどうか迷ったのですが、翌日は晴れの予報でしたので、もう1山登るべく出発したのでした。
 


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