いわいがめやま | |
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登山日: 2011年6月11日(土) | 標高:1417m(祝瓶山) |
標高差 : 大石橋から約1000m |
6月11日(土) | 大石橋 9:40 → 分岐 9:55 → 一の塔 11:50 | ||||
→ | 祝瓶山 12:25(〜45) → 一の塔 13:10 | ||||
→ | 分岐 14:40 → 大石橋 14:55 |
本日は祝瓶山に登ります。この週末は静岡近辺は雨でしたが、北陸から東北にかけてはなんとか晴れが望めそうでしたので、先週の北陸に引き続き遠征することにしたのでした。あと2週で高速道路千円が終了するということもあって、土日だけで行くには遠すぎるかなとも思ったのですがあえてチャレンジすることにしました。 今年度からは仕方がないところですが、金曜日の仕事が遅くなったため、ほとんど睡眠時間をとっていませんでしたがそれでも予定していたよりも遅い出発となりました。現地入りが遅れたうえに、予想以上に天候が悪く雨が降っている状態でした。 |
![]() 【登山口駐車場(実際は少し手前の駐車場に駐車)】 |
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![]() 【川沿いへ】 |
登山口へは国道113号線で小国町に入り、町の中心部あたりから祝瓶山方面に向かって走ります。途中やや荒れた道もありますが、自分の車でも問題なく入って行くことができました。登山口は思ったよりも奥に入った場所でした。登山口には6〜7台駐車できますが、既に満車でしたので、少し戻った場所にある10台程とめられそうなスペースに駐車しました。 準備ができたら出発です。雨が既に降っていましたので、雨具を着用して出発です。これならレインハットも持ってくれば良かったかなと思いましたが、その後着脱を繰り返したので結局はなくても良かったです。 |
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![]() 【吊橋を渡る】 |
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![]() 【樹林帯の道】 |
登山口から歩いて間もなく川沿いの道に出ます。少し歩くと吊橋があってこれを渡ります。板が片足分ほどの幅しか置いていなかったので慎重に渡ります。山開き前ですと完全に外してあるようですから、それに比べれば全然歩きやすいでしょう。 対岸に渡った後は、なだらかで昔は林道だったのかなと思うような道を歩いて行きます。ちょっとした沢の渡渉などを経てしばらく歩いて行くと祝瓶山登山道の案内があります。ここが分岐になっていて、そのまま進んで行くと沢沿いを大朝日岳に向かって歩いて行けるようです。 |
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![]() 【祝瓶山(右)分岐 正面は大朝日岳方面】 |
![]() 【本格的な登りに】 |
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![]() 【鈴出の水看板】 |
この祝瓶山への道は鈴振尾根と呼ばれるそうですが、祝瓶山までひたすら南東方向に標高を稼いで行きます。しばらく登って行くと鈴出の水と呼ばれる水場があります。実は下山時に少し脇道を下って見に行ってみたのですが、思ったより奥のようであるため途中で引き返しました。 このあたりでは、雨がやんで少し日も射し込んでいたので雨具を脱ぎました。気温もそれなりに上がっていましたので、雨が降っていない時に雨具を着用しているとかなり暑かったです。鮮やかなムラサキヤシオに癒されながらさらに登って行きます。 |
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![]() 【鮮やかなムラサキヤシオ】 |
![]() 【一の塔】 |
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![]() 【右の大朝日岳から西の朝日連峰の山々】 |
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![]() 【日が射してきた朝日連峰の山々】 |
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![]() 【一の塔】 |
その後再び雲が急に湧いてきて雨が降り出したので雨具を着用、その10分後くらいにやんで脱ぐということなどをしながら登って行きます。また、再び雨がやんだあたりから虫が大量に発生してきて大変でした。なんとか登って行くと見晴らしのいい一の塔と呼ばれる場所に到着です。ここは小高いピークになっています。 ここからはなんとか朝日連峰の山々が見えていました。その後再び雲に覆われてしまいましたので、この時が一番よく見えていたといえるでしょう。ただ、虫が多すぎてあまり落ち着いていられませんでした。少し写真を撮ったら先に進みます。なお、そろそろ祝瓶山が見えていると思ったのですが、見えていたのはまだまだ前衛のさらに前衛の山々でした。 |
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![]() 【一の塔からの稜線】 |
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![]() 【一の塔を振り返って】 |
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![]() 【祝瓶山前衛の山】 |
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![]() 【雪渓とようやく姿を現した祝瓶山】 |
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![]() 【雪渓を抱えた祝瓶山】 |
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![]() 【山頂の様子】 |
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![]() 【山頂三角点】 |
しばらく登って行くと端正な山が見えてきますので今度こそ祝瓶山だと思ったのですが、これも前衛の山で、この山の脇の雪渓を歩いているとようやく祝瓶山の全容が見えて来ます。結構な残雪を抱えていますが、前衛の山を巻くときに少し雪渓の上を歩く程度で登山道上に雪はありません。ようやく山頂に到着です。 山頂は見事なパノラマが広がっているのですが、どの方向もガスのため展望がありませんでした。それでも広々としていて休憩にはいい場所のはずですが、じっとしていると恐ろしい数の虫に囲まれるために、歩きながら写真を撮ったり水分を摂るという有様でした。 |
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![]() 【山頂より眺める前衛峰】 |
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![]() 【青空も随分見えて来ましたが】 |
山頂で一通りのことを済ませたら下山開始です。青空は結構出てきていたのですが、朝日連峰の雲は残念ながら一部しかなくなりませんでした。この青空の元で見られたら素晴らしい眺めになったことでしょう。それでも、当初雨だったことを思えば上出来なのかもしれません。 下りでも虫に付きまとわれながら下って行きます。この時期はただでさえ虫が多いのでしょうが、雨が降った直後なだけになおさらなのでしょう。道中、雲の間に見えた朝日連峰の山を眺めながら下って行きました。 |
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![]() 【これから下る鈴振尾根を眺めて】 |
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![]() 【雲間に見えた朝日連峰の山々】 |
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![]() 【一の塔に別れを告げて】 |
その後も順調に下って行きます。ただし、この日歩いた時間の割には結構疲れていました。雨が降ったりやんだりしましたし、虫が多くて落ち着けなかったために思ったよりも疲れてしまったのでしょうか。 長い鈴振尾根を下って、最初の吊橋を慎重に渡り登山口まで戻ってきました。この頃には再び曇ってきていて、本当に天候の安定しない1日となりました。ただし、山頂でこそ展望にめぐまれませんでしたが、祝瓶山の山容や朝日連峰の山々を所々で眺められたのは良かったと思います。300名山で残っている以東岳も楽しみですし、大朝日岳自体も機会があればまた登りたいと思ったのでした。 |
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