くろひめやま
 黒姫山
登山日: 2011年7月2日(土)   標高:2053m(黒姫山)
    標高差 : 大橋登山口から約920m


 7月2日(土)    大橋登山口 6:10 → 新道分岐 7:15 → 黒姫山 9:00(〜15)
   新道分岐 10:30 → 古池 11:25(〜55)
   大橋登山口 12:20

 

 本日は黒姫山に登ります。梅雨時でどこもあまり天気には恵まれなさそうでしたが、北方であればまだ天気はもちそうであったことから黒姫山に登ることにしました。ガイドには黒姫高原側から登るルートが紹介されていましたが、樹林帯歩きの多そうな大橋登山口から登ることにします。

 信濃町ICで下りた後、戸隠方面へ車を走らせると途中に大橋登山口があります。そのすぐ手前には古池に入る西登山口があり、ここに下山する予定です。なお、どちらの登山口も車道からよく見える看板はなく、車が駐車されていることから判断しました。駐車スペースに入れば登山口であることがわかる看板はありますがね。

【大橋登山口駐車スペース】 
  
【林道ゲート】
 準備をしたらすぐに出発します。この時はまだ晴れていましたが、徐々に雲が出てきているようでした。まずは、林道ゲートを越えて林道を歩いて行きます。途中アカツメクサやウツボグサがきれいに咲いていました。

 林道はなだらかでとても歩きやすいです。しばらく登って行くと林道脇の登山道に入って行きます。その後も、林道を歩いたり横切ったりしながら徐々に標高を稼いで行きます。だいたい1時間程歩くと新道分岐に到着です。ここは、古池方面との分岐になっていて、帰路はここから古池方面に下る予定です。

【アカツメクサ】 

【ウツボグサ】

【林道歩き】 

【登山道へ】 

【新道分岐 大橋から西新道へ 帰りは古池に下る】 

【ぬかるんだ道】 

【ギンリョウソウ】
 新道分岐からしばらくはなだらかな樹林帯の道が続きます。この手前あたりからかなりぬかるんだ道が出て来ますので、足場を探しながら進んで行きました。この付近では随所でギンリョウソウを見ることができました。

 やがて、徐々に視界が開けて来ると同時にやや急な登りが続くようになります。付近の山々が見えてくるはずなのですが、朝方はすっきりとしていた空もこのくらいの時間になると完全にガスで覆われてしまいました。夜明け前くらいから登っていれば、それなりの景色は眺められたのかもしれません。

【笹原の登り】 

【展望はガスの中】

【ムラサキヤシオ】
 しばらく急登を登って行くとしらたま平と呼ばれる場所に到着します。ここからは、さまざまな山が眺められるようですが、展望は残念ながら完全にガスの中でした。

 この付近からは稜線歩きとなります。ガスが晴れていればさぞかし気持ちのいい道になるのでしょうね。視界は開けていますし、道端にはさまざまな花を見ることができました。この稜線をしばらく歩いているとようやく正面に黒姫山の山頂が見えて来ます。

【稜線歩き】

【黒姫山】

【山頂直下分岐】 
 山頂が徐々に近づいてくると西登山道との分岐があります。ここを過ぎると最後の急登になります。ここは、ぬかるんだ笹原の道や岩場などもあります。これまでの道と比較すると歩きにくいですが、がんばって登って行くと黒姫山山頂に到着です。こじんまりとした山頂に7〜8名程の方が休憩していました。

 山頂からはパノラマの景色が広がっているのでしょうが、この天気では仕方がありません。むしろ雨が降ってくるかもしれないと思ったので、休憩もそこそこに下山することにしました。

【ちょっとした岩場】

【山頂の様子】

【山頂碑】

【展望はガスの中】 
 
【ゴゼンタチバナ】

【ツマトリソウ】

【イワカガミ】 

【サラサドウダン】

【タカネニガナ】 
 山頂まではあまり写真も撮らずに登ってきたので、花を撮りながら下って行きます。展望に恵まれない時はこのように花を探しながら下るのもまたおもしろいものです。

 稜線を戻り再び新道分岐まで戻りましたら今度は古池方面に下って行きます。こちらも樹林帯の道が続きますが、ぬかるみの多かった大橋登山口からの道よりはやや歩きやすいように思えました。ただし、道中沢の渡渉では滑りやすい丸太の上を歩くこともあって、結局歩きやすさは同じようなものなのかもしれません。
 
【新道分岐】
 
【樹林帯の道】 
 
【丸太を越えて沢を渡渉】 
 樹林帯の道はしばらく下って行くと、1時間程でようやく古池に到着です。池とは言っても思ったよりも広くて湖と言った方がいいでしょうか。湖畔の遊歩道もそれなりに整備されており、スペースもそれなりにありますので、よく晴れた日に湖畔でのんびりというのもいいかもしれません。実際この日も、湖畔でくつろいでいる方がいました。

 ぐるっと回っていると分岐で水芭蕉方面というのがあったので行ってみることにしました。壊れたり傾いた木道を慎重に進むと湿原があってあやめなどを見ることができました。

【森のせせらぎ】
 
【古池】
 
【やはり黒姫山は見えず】

【木道の続く湿原】

【アヤメ】

【キクの一種?】 

【下山路】

【黒姫山西登山口へ】
 一旦戻った後下山路を探しますが、見つからず少し探すことになりました。見つけてみるときちんと看板があったのですが、どうも逆回りで古池を歩いてきたせいで見落としてしまったようです。

 古池からはそれほど歩かないうちに黒姫山西登山口に到着です。ここからは車道を歩いて戻って行きます。この時雨が降り始めたので急いで戻ったのでした。ただし、降ったりやんだりと本降りにはなりませんでしたが不安定な天気でした。戸隠連峰の雄姿などが見られなかったのは残念でしたが、樹林帯歩き、お花や池など充実した山行であったと思います。

【ハルジオン】

【アカツメクサ】
 


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