だいせんげんだけ | |
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登山日: 2012年9月16日(日) | 標高:1072m(大千軒岳) |
標高差:新道登山口から約410m |
9月16日(日) | 新道登山口 6:30 → 大千軒岳 7:40(〜8:10) | ||||
→ | 新道登山口 9:00 |
今年は少し難しいかなと思っていたのですが、なんとか一昨年昨年に引き続いての3年連続での北海道遠征をすることができました。出発前の天気予報がかなり悪く、北海道にいる間の前半は完全に雨で、後半でも曇りという予報でした。正直キャンセルも考えたのですが、さすがにずっと悪いことはないだろうと腹を括って今年も行くことにしたのでした。 出発間際になって来ると、雨ではない日も出て来ましたが、全体的に悪いことには変わりないので、比較的短時間に登れる道南の山に登ることにしました。 |
![]() 【フェリーに乗って北海道へ】 |
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![]() 【登山口駐車スペース】 |
今回の最初の山は大千軒岳です。ここから、徐々に中心に向かって行く感じでしょうか。夜苫小牧港に着いた後はひたすら松前町を目指して南下して行きます。大千軒岳の登山口に入るには西の上ノ国町と南の松前町から入る林道があるようでしたが、比較的整備されていそうな松前町側からの道を往復ともに利用することにしました。 林道を北上して行くとやがてダートの道になります。それでも比較的走りやすい林道でしょう。ただし、走っているうちに通行止めのゲートがあって、工事中とのことでした。迂回用の林道があったのですが、こちらは悪路とのこと、さすがに歩くにはまだまだ距離があるので、この林道を進むことにします。 |
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![]() 【シオンか】 |
![]() 【登山口へ】 |
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![]() 【登山届箱もあり】 |
北海道の林道で悪路というだけあって、かなりザレた道があり、自分の車では大苦戦でした。底を擦るのは当たり前のような道でしたが、なんとか通過します。北海道は山も厳しいですが、車高の低い車だとアプローチもなかなか厳しいです。 やがて旧道登山口を過ぎさらに進んで行くと新道登山口に到着です。登山口を過ぎたところにまとまったスペースがあります。結局、自分が歩いた時間帯には他の方は来ませんでした。準備ができたら出発です。本当は旧道登山口からぐるっと回るコースが良かったのですが、この日の午前中は曇りで展望がなさそうだったので、新道登山口からのピストンにします。 |
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![]() 【樹林帯の道】 |
![]() 【道中の距離を示す表示】 |
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![]() 【北限のブナ林】 |
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![]() 【徐々に視界が開けるが】 |
登山口には届を出すポストもあります。ここから樹林帯の道を登って行きます。アプローチの林道では大苦戦でしたが、登山道は比較的歩きやすい道が続いています。樹林帯の道では、北限になるというブナ林の森を眺めることができます。なお、途中には残り距離を示した道標がありますので、参考になるのではないかと思います。 しばらく登って行くと徐々に視界が開けて来ますが、やはりガスの中のようです。稜線らしき場所に出て、ガスがなければ稜線の先まで眺められたのでしょうが、完全にガスの中でした。ただし、思ったよりも花があってなかなか目を楽しませてくれました。 |
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![]() 【稜線はガスの中】 |
![]() 【黄色い花】 |
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![]() 【ウメバチソウ】 |
![]() 【アザミ】 |
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![]() 【イブキトラノオ?】 |
道は相変わらず歩きやすいですが、樹林帯を抜けるころから登山道脇に草が覆いかぶさっているところが多数出て来ます。押しのける程ではありませんが、露で濡れていて結局びしょびしょになってしまいました。一昨年のニペソツ山でも同じ目に遭っていたにも関わらず、きちんと対策を取らなかったのは失敗でした。 ガスの中の稜線をしばらく歩いて行くと山頂に到着です。ある程度標高を稼いでからの稜線歩きが長いので、天気が良ければなかなかの景色が見られたのではないでしょうか。山頂はこじんまりとしていますが、立派な三角点が設置されています。なお、ここの三角点は一等三角点で、北海道で最初に設置された三角点の1つだそうです。 |
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![]() 【山頂へ】 |
![]() 【頂上碑】 |
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![]() 【千軒岳は一等三角点】 |
山頂では濡れた靴下を絞りつつガスが晴れないか待ってみましたが、晴れそうになかったので、30分程したら下山開始です。この後もう1山考えていたこともあります。 下り始めると、徐々にガスが晴れはじめました。ただし、一気に晴れて行くというほどではなかったです。ただ、稜線の景色も見えて来て気持ち良さそうな笹原の道が続いていました。また、振り返ると大千軒岳らしき山が見えていました。仕方がないとはいえ、やはり天気のいい日に歩いてみたかったものです。 |
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![]() 【見え始めた稜線】 |
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![]() 【色づき始めた葉】 |
道中には色づき始めた葉もありますが、さすがに紅葉はまだまだ先といったところでしょう。登って来た道をひたすらに下って行きます。 比較的歩きやすい道ですので、下りはあっという間でした。太陽が時々顔を見せ始めたせいか、登山口に到着した頃にはすっかり明るくなっていました。 登山以上にはるかに苦労をした林道を慎重に走って次の目的地に向かったのでした。 |
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![]() 【中央奥に微かに大千軒岳か】 |
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