てんぐだけ | |
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登山日: 2012年12月14日(金) | 標高:2646m(天狗岳) |
標高差:渋の湯から約810m |
12月14日(金) | 渋の湯 7:40 → 黒百合ヒュッテ 9:25 → 東天狗 10:20(〜50) | ||||
→ | 西天狗 11:15(〜50) → 黒百合ヒュッテ 13:10 → 渋の湯 14:45 |
本日は天狗岳に登ります。前回登ってから間があいたのと、この週末はオフ会の予定があったことから天気が良かった金曜日に休暇を取って登ることにしました。水曜日木曜日ほどの快晴は望めないにしても、午前中はまだ好天が期待できそうでしたので、比較的短時間で登れる天狗岳としました。若干険しい箇所がある程度で景色も素晴らしく自分にとってはちょうどいい山だと思います。 渋の湯までの道は雪がそれなりに残ってはいましたが、問題なく入ることができました。一時は四駆スタッドレスでないと厳しい状態だったようですが、無事に入れて良かったと思います。ちなみに前回登ったのは2月でしたが、その時には路面には全く雪がありませんでした。 |
![]() 【渋の湯駐車場(下山時)】 |
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![]() 【渋御殿湯】 |
渋御殿湯に到着したら1000円の駐車場代を払って駐車場に車を入れます。ここはきれいな公衆トイレがあるので便利です。すっかり夜も明けていますので、準備が出来たら出発です。 建物に沿って緩やかに登って行きます。しばらく歩いて行くと登山口があって、登山届も提出できるようになっています。ここからはひたすら樹林帯の道が続きます。雪は登山口までしっかり残っている感じでしたが、うっすらと積もっている程度で下山時はどこまでアイゼンを付けておくか悩ましいところでした。 |
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![]() 【雪道歩き】 |
![]() 【登山口】 |
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![]() 【樹林帯の道を登る】 |
樹林帯の道を淡々と登って行きますが、雪をたっぷり付けた木々は見事で、飽きない景色が続いていました。また、真っ青な空が見えていて山頂からの展望も楽しみになって来ます。 唐沢鉱泉からの道と合わせてしばらく歩いて行くと黒百合ヒュッテに到着です。ここまで一気に歩いて来ましたので、休憩をしつつアイゼンピッケルを装着します。冬装備は燕岳以来で今シーズンは2回目になります。気温は−8℃でしたが、朝方よりはかなり暖かくなっており、その後も結構気温が上がりそうでした。写真をゆっくり撮るにはいいコンディションだと思います。 |
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![]() 【青空と雪景色】 |
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![]() 【見事な雪景色】 |
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![]() 【黒百合ヒュッテ】 |
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![]() 【樹林帯の道を振り返って】 |
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![]() 【中山峠】 |
黒百合ヒュッテの周りの樹林帯と青空のコントラストだけでも見事な景色ですが、やはり中山峠を越えて見えてくる東天狗と西天狗の雄姿は見事なものです。前回訪れた時もここで何枚も写真を撮った覚えがあります。このあたりまで上がると風もそれなりに出て来ます。 さらに進むと急斜面に取り付きますが、程よく雪が付いていてとても歩きやすかったです。下山時にはシリセードできるようなコンディションでした。溶けて再凍結を繰り返し、アイスバーンになることもある残雪期よりも歩きやすそうです。 |
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![]() 【東天狗と西天狗】 |
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![]() 【急登へ】 |
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![]() 【急斜面と樹林帯を振り返る】 |
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![]() 【西天狗】 |
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![]() 【岩山と西天狗】 |
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![]() 【北八の山々と奥に北アルプス】 |
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![]() 【岩場を登る】 |
急登の後は岩のごろごろした場所を登り、途中から岩峰を右にトラバースして行きます。このあたりは、もう少し岩峰を登って行くトレースもありますが、一番楽そうな巻き道を使ってしまいます。 岩峰を越えると目の前に東天狗の山頂が見えて来ます。もう一登りすれば山頂に到着です。この時間になるとかなり気温が上がっていたようで、写真を撮るために薄い手袋になってもあまり手がかじかむこともありませんでした。さすがに、近くにいた年配の方が素手になっていたのには驚きましたが。話を聞くと寒さには強くて結構寒くても大丈夫だそうです。 |
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![]() 【東天狗山頂へ】 |
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![]() 【東天狗頂上碑】 |
山頂からは見事な景色が広がっています。北アルプス方面まで見えていて、思ったより素晴らしい展望でいい意味で驚かされました。南八の山々やアルプスの山を見るには西天狗の方が良さそうなので、写真を撮るのもそこそこに西天狗に向かいます。 一気に鞍部まで下った後登り返して行きます。鞍部から先は雪が深く、先行者がいなければかなり苦労したかもしれません。トレースをたどっても時々膝まで埋まるような状況でしたが、それほどの距離もないので無事西天狗まで登ることができました。 |
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![]() 【南八ヶ岳の山々】 |
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![]() 【真っ白な西天狗】 |
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![]() 【東天狗を振り返る】 |
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![]() 【やや深い雪道】 |
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![]() 【西天狗頂上碑】 |
西天狗からはやはり見事な景色が広がっています。どうしても逆光になってしまう南アルプスや中央アルプスはくっきりとは見えませんでしたが、周囲の八ヶ岳の山々や北アルプスはよく見ることができました。気温も上がって過ごしやすくなったので、写真を撮りながらのんびりすることができました。 山頂で十分展望を楽しんだら下山開始です。まずは鞍部に向かって下って行きます。この日は平日であることもあって、10人程度しか登っている人がいなかったためとても静かでした。 |
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![]() 【縦走路を眺めて】 |
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![]() 【蓼科山と北横岳】 |
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![]() 【赤岳】 |
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![]() 【東天狗への道】 |
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![]() 【トラバース道にはロープが】 |
鞍部に下って登り返す途中にトラバース道があります。うっすらとトレースは見えるものの、ロープがかかっており、この日歩いた人はここを通過していなかったので、無理はせずに東天狗の途中まで登り返して戻って行くことにしました。 岩場を慎重に下って、雪道の急斜面はシリセードをしながら下って行きます。確か前回は硬い斜面にアイゼンを効かせながら下った場所だと思います。その後、歩きにくい岩場を緩やかに下って行くと黒百合ヒュッテに戻って来ることができました。 |
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![]() 【岩峰と奥の樹林帯の眺め】 |
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![]() 【広々とした樹林帯】 |
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![]() 【黒百合ヒュッテに戻って】 |
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![]() 【登山口へ】 |
その後は結局アイゼンを装着したまま登山口まで戻って行きました。雪がきちんと積もっていないところでは歩きにくいですし、なくても何とかなると思いましたが、念のためそのまま下ったのでした。 今回は久々の山登り&雪道歩きのつもりで訪れたのですが、予想以上に素晴らしい展望でしたし、平日で静かな山登りができたと思います。天狗岳は本当に毎年でも訪れたい山ですね。 |
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