やんぶし
 山伏
登山日: 2012年12月23日(日)   標高:2014m(山伏)
    標高差:駐車場から約1100m


 12月23日(日)    駐車場 5:55 → 蓬峠 7:30 → 西日影沢分岐〜山頂散策 10:10(〜11:10)
   蓬峠 12:00(〜20) → 駐車場 13:05

 

 本日は山伏に登ります。天気が良さそうでしたのでもう少し遠出をしようかとも思ったのですが、前日に雪が結構降ったように思えたので、スノーシューの試し履きに訪れたのでした。

 家はいつもよりも遅い時間に出発しましたが、さすがに県外の山に行くのに比較すれば短時間で到着しますので、まだ暗い時間に到着することができました。少し歩いているうちに明るくなって来そうでしたので、準備ができたらそのまま出発です。駐車場から少し林道を歩いて登山口に入って行きます。

【西日影沢駐車場(下山時)】
 
【登山口(下山時)】
 さすがに登山口付近の標高では雪はありません。その後も結構標高を稼ぐまで雪は出て来ませんでした。何度も通った道ですが、体が思っていた以上に重くていつもよりも長い距離を歩いているような感覚でした。

 沢沿いの道を歩きながら3回程橋を渡って進んで行きます。どの橋も架け替えられてしっかりした造りになっていますが、やや遠回りになっているのが多少不便なところでしょうか。ただ、以前は滑る恐れがあったことに比べればよくなりました。
 
【足場のもろい登り】

【一部崩壊しているトラバース道】
 
【ガスの中の蓬峠】
 むしろ途中で気になったのは、ハシゴとロープのかかった場所と一部が崩壊しているトラバース道で、現在も崩れている様子を見ると少し先が心配になります。確か前回登った時にはこのような場所はなかったような気がします。

 そのまま登って行くと徐々に雪が増えて蓬峠ではそれなりに積もっていました。いつもだいたいこのあたりが積雪量の分岐点のような気がします。蓬峠から少し歩いたあたりは、凍って滑るような場所もありましたが、登りはノーアイゼンで登って行きました。実際ある程度登った後は雪はあっても凍っているような場所はありませんでした。 

【最初は新雪と凍った道のミックス】

【西日影沢分岐】

【スノーシュー投入】
 ある程度の積雪があるのは1800mを超えたあたりからでしょうか。その下は日当たりの良い九十九折れの道になっていることもあって、天気がいいと真冬でも溶けてしまうことが多い気がします。いつもよりも時間をかけて西日影沢分岐に到着です。

 とりあえず山頂まで行ってしまえば良かったのですが、どうしても履きたくなってここでスノーシューを着用します。登山道の脇を登る練習をと思っていたのですが、新雪では全然浮力が働かず結局ラッセルするような状態でした。登山道の方はよく踏まれているので、つぼ足でもそれほど埋まりません。 

【新雪にはほとんど効かず】

【時々青空は見えるものの・・・】

【御馴染みの山頂】
 そのままラッセルした分だけ余分に時間をかけて山頂に到着です。この日は晴れの予報だと思っていたのですが、ガスがかかっていて、南アルプスは仕方がないとはいえ、富士山もさっぱり見ることができませんでした。

 仕方がないので、景色は諦めて少し大谷嶺方面に歩きつつスノーシューで歩き回ることにします。山頂に来るまでもそうだったように、結局ラッセルをするような状態で、場所によっては腰近くまで埋まってしまうような状態でした。少し歩き回っただけで今回は諦めたのでした。ただ、これだけ積もっていますので、プラスでもう少し積もった後に雪が締まって来れば、結構早い時期に楽しむことができるかもしれません。

【木々の霧氷】

【膝上まで埋まってラッセル】

【もう少し積もって雪が締まってから訪れたいですね】

【いつもの富士山展望所も何も見えず】

【少し晴れて来た蓬峠】
 空は青空が見えたり見えなくなったり、太陽もまた同様で、粘れば天候が好転しそうでしたが、富士山までは見えないか見えてもかなり時間がかかるだろうということで下山を開始します。下山時は軽アイゼンを装着して下りました。山伏は余程の積雪量でもない限り軽アイゼンで十分な気もしますが、状況は刻々と変わるので単純には言えないかもしれません。

 蓬峠に下ってアイゼンを外していると随分と青空が見えて来ました。山頂部はまだガスがかかっているように見えましたので、本当に晴れたのかどうかはわかりませんが。いずれにしても、また富士山を見たり、スノーシューで遊ぶためにこの冬も何度か訪れたいと思います。
 


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