ばんだいさん | |
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登山日: 2013年3月24日(日) | 標高:1819m(磐梯山) |
標高差:リフト終点から約680m(駐車場は約1120m) |
3月24日(日) | リフト終点 9:20 → 赤埴山合流点 10:10 → 弘法清水小屋 11:05(〜15) | ||||
→ | 磐梯山 11:35(〜12:15) → 赤埴山合流点 13:05 → 駐車場 14:00 |
本日は磐梯山に登ります。本当は土曜日から山に登る予定だったのですが、起きることが出来ず日曜日の日帰りとなりました。実はこの翌日も場合によってはと考えていたのですが、天気が微妙だったので結果として日帰りとなったのでした。 磐梯山は以前6月に登ったことがあるのですが、その時6月であるにも関わらず白くて存在感の際立っていた飯豊連峰を再び見たいと思ったのと、まだ白い磐梯山を眺めたいと思って登ることにしました。実は安達太良山とどちらに登るか悩ましいところだったのですが、記録を見る限りでは磐梯山は条件が良くないと登頂が難しいようだったので、この好条件を生かして磐梯山に登ることにしました。 |
![]() 【猪苗代スキー場駐車場】 |
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![]() 【道路の下を通って】 |
土曜日は1日ごろごろしていましたので、夕食を食べた後の早い時間帯に出発しました。ちょっと早すぎたようで、途中渋滞にはまってしまいましたが、なんとか日が替わる前には現地に到着することができました。道路上に雪はなく、駐車場も寄せられた雪しかありませんでした。 夜明け前からゲレンデを登って行くつもりでしたが、最近寝不足気味だったので、ゆっくり起きてリフトを利用することにしました。計算してみると、夜明け前から歩いてもあまり早い時間には登れそうもなかったこともあります。リフトには2回乗りますので、2回分のリフト券を買った後、登山届を書いて提出してリフトに乗ります。ちなみに、下りではリフトが使えないので上がる時のリフト券しか購入しません。 |
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![]() 【チケットを購入】 |
![]() 【ゲレンデはガスの中】 |
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![]() 【登山届を提出】 |
リフトを使って登る場合、東側のミネロリフトを使うのが最短なのですが、急登が待ち受けているようでしたので、確実を期してはやまリフトでやや遠回りながら緩やかに登って行けるルートを選択しました。こちらを利用している人はほとんどなく、ミネロ側を利用している人が大半でした。ミネロ側を利用している人でもストック+軽アイゼンという出で立ちの人もいましたので、その時の雪質などにもよるとは思いますが、普通にミネロリフトで上がっても問題ないのかもしれません。自分は、ストック+軽アイゼンで、スノーシューを担いでいましたが、こちらはただのお荷物になってしまいました。 | |
![]() 【リフトで一気に上へ】 |
![]() 【リフト終点】 |
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![]() 【ガスの中の急坂を登る】 |
リフトに乗る頃は目の前のゲレンデすらガスに覆われて見えない状態で、正直これだけガスで視界を奪われたら山頂などとてもたどり着けないのではと思うくらいでした。ただし、予報では好天が予想されていましたので、とりあえず無理のない程度に行けるところまで行くことにしました。 リフトを乗り継いだ後、リフト終点からはもう少し急なゲレンデの脇を登って行きます。そして、ある程度登って緩やかになったところで、左手の尾根に取り付いて行きます。このあたりは本道がどこかわかりませんが、尾根に乗ってしまえばわかりやすいと思います。この頃になると徐々にガスが晴れて来て、斜度が緩やかになった頃、正面に赤埴山、左手には堂々とした磐梯山を眺めることができました。 |
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![]() 【尾根に乗ると同時にガスが晴れて来て】 |
![]() 【正面に赤埴山】 |
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![]() 【見事な磐梯山】 |
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![]() 【赤埴山はトラバースして通過】 |
正直この磐梯山の雄姿が見られただけでも、この日の目的の大半が達せられたように思えたくらい素晴らしくて、少し駆け足気味によく見える場所を探したのでした。結局、この後磐梯山についてはかなりの枚数の写真を撮ったように思います。 この後は赤埴山に登るルートを取る予定だったのですが、赤埴山をトラバースするルートが普通に通れそうだったのでそちらを利用することにしました。突き出た枝に遮られたり、足を置く場所が狭いところもありましたが、概ね問題のない道でした。恐らく早い時期だと雪に埋まって通れないのでしょう。これでかなり時間が短縮されたのだと思います。 |
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![]() 【トラバース道からの景色】 |
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![]() 【山頂付近の岩峰が素晴らしい】 |
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![]() 【赤埴山合流点】 |
トラバース道を過ぎると赤埴山から下って来る道と合流します。ここからは、磐梯山の右手の平野を磐梯山をぐるっと回るように進んで行きます。広々とした雪原が続いているのと同時に、左手に見事な磐梯山、右手に雪のほとんどついていない岩峰があって見事な眺めです。雪が緩んでいそうだったのですが、あまり埋まることなく順調に進んで行くことができました。 やがて、奥に急斜面が見えて来てそこを登って行きます。実は、ここはGPSで落としたルートではなかったのですが、トレースが全部そこを通っていたので、結局合わせて通ってしまいました。 |
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![]() 【磐梯山と岩峰の間の雪原を進む】 |
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![]() 【この角度からの磐梯山が素晴らしかったです】 |
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![]() 【赤埴山を振り返って】 |
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![]() 【雪原からの磐梯山1】 |
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![]() 【雪原からの磐梯山2】 |
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![]() 【雪原からの磐梯山3】 |
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![]() 【正面の急斜面を登る GPSルートや下山時は右手の緩斜面を利用】 |
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![]() 【急登を慎重に登る】 |
急登はノーアイゼンで登りましたが、この手前で装着してもいいかもしれません。ちなみに、上記のルートは帰路に通った本道の方で、登りではもう少し内側を通っています。 登り切った後は、そのままトラバース気味に歩いて夏道に合流して行きます。このあたりは雪がなく、ザレた道を登って行きます。斜面としては北側になるのですが雪は風で飛ばされるのでしょうか。 その後は、再び雪道になりますが、部分的に雪のない場所もありました。やや急な斜面を登ると弘法清水小屋に到着です。 |
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![]() 【岩峰と雪原を振り返る】 |
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![]() 【雪のない道を登る】 |
小屋から先には山頂への急登が待ち受けています。ただ、斜度はそこまで極端ではなく、雪も若干緩めだったのでアイゼンなしでも登れそうでしたが、もしものことを考えてここで軽アイゼンを装着しました。 そのまま山頂に向かうと結構な急斜面になるので、一旦尾根に乗ってから登って行きました。ただ、木の枝が結構煩わしかったので、もう少し斜面に近い所を歩いた方が良かったかもしれません。途中からはトレースが合流して歩きやすい道になり、急登を登り切ると山頂に到着です。 |
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![]() 【正面に磐梯山の山頂が】 |
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![]() 【僅かに見えた安達太良山】 |
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![]() 【弘法清水小屋】 |
![]() 【弘法清水】 |
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![]() 【山頂直下の急登を登る】 |
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![]() 【意外と歩きやすかった山頂直下】 |
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![]() 【山頂へ】 |
山頂に到着した時にはガスが出ていて、パノラマの景色とまではいかないにしても、見事な景色が広がっていました。風はそれなりに吹いてはいましたが、かなり強いと聞いていたので、それに比べるとこの日は比較的穏やかだったのだと思います。雪はありますが、三角点が見えていたので、やはり山頂付近の雪は飛ばされているようでした。 展望でも残念だったのは、猪苗代湖が全然見えなかったことで、麓もガスが取れて来ていたのですが、湖方面だけは結局晴れることはありませんでした。クリアな展望下での猪苗代湖を見てみたかったので残念でした。 |
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![]() 【山頂からの景色】 |
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![]() 【三角点】 |
![]() 【少し下にある頂上碑】 |
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![]() 【猪苗代湖方面は雲の中】 |
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![]() 【檜原湖】 |
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![]() 【飯豊連峰】 |
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![]() 【大日岳】 |
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![]() 【飯豊山】 |
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![]() 【吾妻連峰】 |
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![]() 【快適な下り】 |
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![]() 【檜原湖と吾妻連峰 安達太良山は雲の中】 |
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![]() 【急斜面を下る】 |
楽しみにしていた飯豊連峰の眺めは少し靄っとした感じもありましたが、その真っ白な山並みを眺めることができて良かったと思います。この時期ですとかなり下の方まで白くなっています。 山頂付近で飯豊連峰を眺めつつのんびり過ごした後下山開始です。トレースもしっかりしており、快調に下って行きます。シリセードするには少し雪がべたついていたように思えたので、そのまま歩いて下って行きました。再び夏道から離れた後は、登りとは違って少し大回りで緩やかな斜面を下って行きました。こちらであれば、この日のコンディションなら少なくとも登りはノーアイゼンでも十分だったでしょう。 |
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![]() 【岩峰もなかなかの眺め】 |
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![]() 【緩斜面を下る】 |
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![]() 【日暈】 |
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![]() 【雲のかかった磐梯山】 |
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![]() 【スキー場の脇を下って】 |
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![]() 【磐梯山を振り返る】 |
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![]() 【センターゲレンデへ】 |
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![]() 【満車の駐車場】 |
その後も順調に下って行きます。少し雲はかかっていますが、相変わらず磐梯山は見事な姿を見せていました。雪原を横断して、赤埴山をトラバースして尾根を下って行くとスキーゲレンデに出てくることができました。 実はこの後がどこを下ろうか迷ったのですが、とりあえず、ゲレンデの脇を下って広い場所に出たら、再び脇に移動してという感じで下って行きました。走って下ると結構スピードが出ておもしろかったですね。最後に下山届を提出して無事に駐車場まで戻って来ることができたのでした。 |
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