がっさん | |
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登山日: 2013年4月29日(月) | 標高:1984m(月山) 1670m(姥ヶ岳) |
標高差:姥沢駐車場から約820m |
4月29日(月) | 姥沢駐車場 5:00 → リフト駅 5:55 → 月山 7:40(〜8:15) | ||||
→ | 姥ヶ岳 9:45(〜10:05) → 姥沢駐車場 10:55 |
本日は月山に登ります。本当は秋田まで足を伸ばしたいところでしたが、あまり天気がよくなさそうでしたので月山に登ることにしました。秋田の天気が悪ければ影響が出るはずと思ったのですが、結局好天に恵まれて、このGWで一番の天気に恵まれました。この後も、この隣県同士で随分天気が違っていたように思います。 前日の摩耶山は遅くの出発夕方の下山となりましたが、同じ山形県内でしかも比較的近い山ですので、移動にあまり時間がかからないのには助かりました。結局2日連続で月山の道の駅を利用することになったのでした。 |
![]() 【姥沢駐車場】 |
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![]() 【除雪された道を奥へ進む】 |
早朝姥沢駐車場を目指します。ある程度上がって来ると両脇に雪の壁があり、ところどころ溶けた雪が流れています。この日は氷点下ではなく凍結していませんでしたが、場合によっては凍結している可能性もあるでしょう。そして、駐車場の入口に雪があったのでした。自分はたまたまスタッドレスでしたが、少なくともチェーンは用意しておいた方が良いと思います。日が昇れば溶けてしまっていましたので、いつ入るかにもよるとは思いますが。 駐車場に到着したら準備を始めます。準備はすぐできましたが、外はかなりの風が吹いており、時々車も揺れるような有様でした。 |
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![]() 【途中から雪道に】 |
![]() 【リフト乗場】 |
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![]() 【リフト脇から急斜面を登る】 |
風が強く寒かったため、リフトの利用に心が傾きかけていましたが、思った程前日の疲れがなく、リフトが動く前にはリフトの上までは行けそうでしたので、結局リフトが動く前に出発することにしました。なお、駐車場は協力金として500円かかります。駐車場付近には、トイレや更衣室もあってなかなか便利です。 まずは、除雪された道路をそのまま奥へ歩いて行きます。施設の一番奥あたりからは除雪が終わり雪道になります。この道を歩いて行くとやがてリフト乗場があります。この建物を風避けにして、軽アイゼンを装着しました。 |
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![]() 【夜明けの姥ヶ岳と圧雪車】 |
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![]() 【リフト上駅】 |
リフトの脇の急登を登って行きます。時々リフトと交差するように登って行きました。まだまだリフトが動く時間ではありませんので、そのようなルートを取ることができたのでした。 徐々に夜が明けて来て、左手に見える姥ヶ岳に日が当たって来ます。太陽の光に照らされた真っ白な斜面は本当に見事でした。ちなみに、自分が軽アイゼンを装着していた頃に出発した圧雪車が姥ヶ岳山頂に向かって進んでいたのでした。やがてリフト上駅に到着です。前回秋に訪れた際にはリフトでここまで上がって来たのでした。 |
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![]() 【月山の看板】 |
![]() 【姥ヶ岳へ続く圧雪車の軌跡】 |
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![]() 【巻き上がる雪煙】 |
リフト上駅のそばには休憩所もありますので、ここで休憩するのも良いでしょう。まだ1時間程度しか歩いていないのでそのまま月山を目指します。下って来た圧雪車を運転していた方から、上の方はどんどん風が強くなって行くので注意するように言われました。下山するころには風が穏やかになっていたのですが、この時間はリフト上駅の近くでもかなりの風で雪煙が舞っていました。その中を一旦下って稜線に登り返して行きます。稜線にすぐに上がった方がわかりやすいと思ったのですが、しばらく鞍部を歩いて牛首に向かって取付くのが一番効率的で速かったと思います。 | |
![]() 【月山と夜明けの太陽】 |
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![]() 【左手の尾根筋を進んだが牛首に直接取り付くのが最短だと思います】 |
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![]() 【姥ヶ岳(左奥)を振り返る】 |
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![]() 【徐々に急登へ】 |
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![]() 【姥ヶ岳と朝日連峰】 |
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![]() 【急登が続く】 |
やや遠回りではありますが、稜線に沿って歩いて行きます。道中、南にある南西に伸びる尾根が本道のように思えてしまうような錯覚を起こしてしまいましたが、結局そのまま進んで行きます。やがて急登に取り付きますが、このあたりが牛首なのだと思います。 ルート的には少し回り込むのが本道のように見えましたが、雪の硬さが程良い感じでしたので、そのまま直登して行きます。徐々に風が強くなっているように思いましたが、まだ登っている途中はそこまでひどくはありませんでした。徐々に山頂部に近づいて行きます。 |
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![]() 【頂上付近手前】 |
![]() 【記念碑にできたえびの尻尾】 |
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![]() 【山頂付近の眺め】 |
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![]() 【強風が続く】 |
急登を登り終えると山頂付近のなだらかな場所に出ます、それと同時にさらに強烈な風が吹き付けて来ます。正面から風が来るとなかなか向かって行けないくらいの風で少しよろめきながら進んで行きました。 さすがに歩けないほどではないのでなんとか月山神社に到着です。到着した時は一時的に風が穏やかになったので、少しのんびりと写真を撮ることができました。強風が織りなす造形美に感動させられました。再び強い風が吹いて来たので下ることにしました。 |
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![]() 【月山神社】 |
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![]() 【山頂の美しい眺め】 |
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![]() 【歩いて来た道を振り返る】 |
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![]() 【前日に登った摩耶山から連なる山並み】 |
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![]() 【三方倉山あたりでしょうか】 |
どこを眺めても素晴らしい景色が広がっています。風に煽られながらも写真を撮りつつ下って行きます。真っ白な稜線と朝日連峰の景色は本当に素晴らしかったです。それと、前日に登った摩耶山から連なる山々も見事でした。 急斜面をゆっくり下って行きます。下ってみると登った時程には急に感じないのが不思議なところです。半ばまで下った頃この日初めて登山者とすれ違いました。時間的に、この方もリフトが動く前から歩きはじめた方達でしょう。リフト上駅方面を眺めると続々と登山者が歩いて来ます。これだけの好天ですので、スキー客に比べれば少ないとはいえ登山者も結構いたのでしょう。 |
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![]() 【湯殿山と間違えた北西に伸びる尾根】 |
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![]() 【美しい稜線と朝日連峰】 |
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![]() 【続々と登ってくる登山者】 |
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![]() 【奥に朝日連峰】 |
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![]() 【急登から見下ろして】 |
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![]() 【山頂付近を振り返る】 |
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![]() 【この頃には風が穏やかになって暖かく】 |
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![]() 【姥ヶ岳と奥は朝日連峰】 |
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![]() 【姥ヶ岳へ】 |
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![]() 【湯殿山】 |
そのまま下っても良かったのですが、時間的に余裕があるのと、風も穏やかになって歩きやすくなったので、稜線伝いに姥ヶ岳を経由して戻ることにしました。稜線沿いは山スキーの方が多かったです。 姥ヶ岳の北にあるピークはトラバースしようと思ったのですが、せっかくですのでこちらも登ってみることにしました。なかなかしんどいですが、登ってみるとなかなかの眺めです。月山も素晴らしいのですが、姥ヶ岳と朝日連峰の組み合わせがなかなかのロケーションだったと思います。ちなみに、このピークに登っている人はほとんどいませんでした。 |
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![]() 【以東岳】 |
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![]() 【大朝日岳方面】 |
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![]() 【何度も眺めてしまう月山の雄姿】 |
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![]() 【姥ヶ岳からリフト上駅へ下る】 |
この後は姥ヶ岳に向かいます。ピークを下って緩やかに登って行くと間もなく山頂で、ここはスキーヤーボーダーで賑わっていました。朝日連峰を眺めるにはこのあたりが一番近いでしょうか。大迫力の展望が広がっていました。 展望を楽しんだら下山開始です。続々とスキーヤー達が上がって来る中、脇を下って行きました。基本的にこのあたりには登山者がいませんでしたので、歩いて下る人は目立ちました。あっという間にリフト上駅に戻ります。リフトが動く前の静かな時間帯に通過したリフト上駅もこの時間になると大賑わいでした。 |
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![]() 【スキー場も絶好のロケーション】 |
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![]() 【姥ヶ岳を振り返って】 |
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![]() 【ゲレンデからの朝日連峰も素晴らしく】 |
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![]() 【リフト待ちの人々】 |
その後はリフト脇を下って行きます。さすがにリフトが稼働していますから、すぐ脇ではなくコースの脇を歩くような感じでしょうか。むしろリフトのすぐ脇はゲレンデになっているようでした。 思ったよりも足がはまって転びそうにもなりましたが、やはり雪の斜面を下るのは快適でした。そのままリフト乗場まで下って駐車場に戻ったのでした。秋田方面にまで入れなかったのは残念でしたが、結果としてはこのGW中最高の展望を得られて本当に良かったと思います。この時期大勢の方が訪れるのも頷けるような山でありスキー場でありました。 |
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