あまかざりやま・かまいけ | |
![]() |
|
登山日: 2013年10月22日(火) | 標高:1963m(雨飾山) |
標高差:雨飾高原から約810m |
地図は前回本ルートでの登山時(2010年9月25日)のものを参照
10月22日(火) | 雨飾高原 6:00 → 荒菅沢 7:15(〜25) → 雨飾山 8:40(〜50) | ||||
→ | 荒菅沢 10:05(〜45) → 雨飾高原 12:10 → 鎌池散策 12:25(〜13:40) |
本日は雨飾山に登ります。昨年から気になっていた雨飾山の紅葉を見るために、紅葉の始まる季節から直近の記録を見てタイミングを計っていました。北アルプスはともかくとして、火打山あたりの紅葉を考慮すると、10月中旬にはピークになると思っていたのですが、記録を見る限りではあまり進んでいない様子でした。ただ、先週末で荒菅沢あたりがピークに近そうで、この週末あたりがいいかなと思っていたのですが、そこは行けないので、本当は先週にくっつける予定でいた代休を使って急遽登ることにしたのでした。 天気は山の天気予報では晴れそうだったものの、麓の天気予報は曇りでしたので、ちょっと厳しいかなと思いつつ現地に向かいます。 |
![]() 【雨飾高原駐車場】 |
|
![]() 【登山口】 |
長野県と新潟県の県境にある山だけあってさすがに遠かったです。高速道路の集中工事に巻き込まれたこともあり、現地入りは午前2時と睡眠時間の確保が厳しいかなという時間に到着です。駐車場の確保が心配で現地で睡眠を取ることにしたのですが、平日は大丈夫だったようで、普通に朝に到着しても駐車できそうでした。 短時間で登れますので出発を急ぐ必要はありません。ただ、予想通り登山口から曇っていて、早い時間に登った方がいいのか、それとも遅い時間の方がいいのか悩ましいものがありました。午後になると青空も見えていたので遅い方が良かったかもしれませんが、雲が多いことに代わりはなかったので、時間を遅らせても稜線はずっとガスの中だったかもしれません。とにかく天気の予想しにくい1日だったことは確かです。 |
|
![]() 【登山口と正面の山の紅葉】 |
||
![]() 【滑る木道】 |
![]() 【案内看板】 |
|
![]() 【紅葉の続く道】 |
もう少しゆっくりしても良かったのですが、明るくなって来たのと、続々と車が入って来て出発して行ったので朝の6時頃出発です。残念ながら空は雲に覆われていて日が射すのは期待できそうもありませんでした。それでも帰路に晴れることを期待して進むのでした。 登山口からは一旦緩やかに下った後、しばらく平坦な道を歩きます。木道が多いのですが、半分水に浸かっていたり、濡れていたりで滑りやすかったです。ほぼ平坦なので転ぶようなことはないかもしれませんが。前回も水浸しだったのは覚えています。なお、途中には距離の目安を示す看板や、コースタイムを示す看板があって親切です。2/11あたりから本格的な登りになります。 |
|
![]() 【紅葉の合間より雲に覆われた空】 |
||
![]() 【黄葉の美しい登山道】 |
||
![]() 【紅葉の道が続く】 |
||
![]() 【ブナ平の見事な紅葉】 |
||
![]() 【ぬかるんだ道】 |
序盤から見事な紅葉が広がっています。紅葉も随分下に下がって来ているようで、紅葉を眺めながら登って行きます。夜明けでなおかつ日が出ていない割には鮮やかな紅葉でした。帰路に期待して進みます。 登山道は濡れていて、土の道にところどころ岩が露出した道で、滑りやすい場所やとてもぬかるんだ道があって所々歩きにくかったです。しばらく登って行くとブナ平に到着です。ここはまだ色づいていない木もありましたが、一面の黄色く染まった紅葉は見事でした。特に少し登ったところから振り返った時の奥行きが見事でした。少し景色を眺めたらそのまま登って行きます。 |
|
![]() 【紅葉と湧き上がる雲】 |
||
![]() 【紅葉の荒菅沢へ】 |
||
![]() 【ガスに覆われた稜線と紅葉】 |
||
![]() 【荒菅沢を渡る】 |
||
![]() 【沢の下流の眺め 奥の山々の紅葉も見事】 |
||
![]() 【沢の上流は完全にガスの中へ】 |
||
![]() 【徐々にガスの中へ】 |
この後はブナ平までと比較すると紅葉は落ち着いて来ますが、それでも合間合間の紅葉は見事です。ブナ平から淡々と登って行くとやがて荒菅沢に到着します。まずは、見事な紅葉が出迎えてくれました。荒菅沢に下る手前の小高い場所から見る荒菅沢の紅葉は斜面に沿って続いており、本当に見事でした。 そのまま沢に下って行きます。慎重に沢を渡渉したあたりで再び景色を眺めることにします。沢から上部に連なる岩峰はガスのため見えなかったのが残念でした。また、金山方面も見事な紅葉が広がっているのはわかるのですが、こちらも上部はほとんどガスの中でした。 |
|
![]() 【険しい岩場を登る】 |
||
![]() 【笹平からの眺めはなく】 |
![]() 【ガスの中の山頂へ】 |
|
![]() 【頂上碑】 |
荒菅沢を渡ると笹平への急登が始まります。ここからは紅葉も見事ですが、とにかく急登が続いています。特にしばらく登って行った後は、樹林帯を抜けて岩場が続いています。以前登った時のこのあたりの道の印象が残っていなかったのですが、思っていたよりも険しかったです。 急登を登り切ると笹平へ到着します。前回は山頂までの見事な笹原が広がっていたこの場所ですが、今回はガスで何も見えませんでした。少しだけ休憩をしたらそのまま山頂を目指します。やはりこのガスの中ですので、自分を抜いて行った方々もすぐに下って来ました。やがてガスガスの山頂に到着しましたが、少しだけ行動食を口にしたら下りに取り掛かります。 |
|
![]() 【少しガスの晴れた稜線】 |
||
![]() 【一時的にガスが晴れて来ますが・・・】 |
![]() 【梯子から下を見下ろして】 |
|
![]() 【残念ながら見えなかった黄金色の絨毯】 |
||
![]() 【金山方面の紅葉】 |
||
![]() 【岩場の鮮やかな紅葉】 |
||
![]() 【右に素晴らしい景色を眺めながらの下り】 |
||
![]() 【紅葉の急登を下る】 |
||
![]() 【再び荒菅沢へ 中央にお話をしたカメラマンの方】 |
||
![]() 【岩峰と紅葉の組み合わせが見事】 |
||
![]() 【撮っていただいた写真】 |
下り始めは少しガスが晴れて、やや離れた場所も見えて来ますが、笹平を過ぎると再びガスに覆われて結局それ以上すっきりと晴れることはありませんでした。 笹平を過ぎた後は岩場が続きますので慎重に下って行きます。下を見下ろした時にちらっと見えた紅葉の絨毯は見事で、これがきちんと見えなかったのは本当に残念でした。ガスがなく日が当たっていれば本当に黄金色に輝いていたのではないでしょうか。いつの日かの楽しみにしておきます。 荒菅沢に下りもう一度写真を撮ります。結局登って来た時と状況はあまり変わりませんでした。少し登ったところにカメラマンの方がいて少し話をさせていただきました。写真の撮り方やその他の雑談などいろいろ話をさせていただいて楽しかったです。結局山頂などよりも余程長い時間をここで過ごしたのでした。 その後ガスがかなり下りてきた頃登山口に戻って行きます。帰路に期待した紅葉ですが、残念ながら登りの時とあまり変わらない状況でした。それでもこれだけ鮮やかなのですから、紅葉の名山だけありますね。最後滝に少し寄って眺めた後登山口に戻りました。 |
|
![]() 【ガスの中の紅葉】 |
||
![]() 【幻想的な景色?】 |
![]() 【大きな木が多かったです】 |
|
![]() 【グラデーションが素晴らしいです】 |
||
![]() 【ブナ平再び】 |
||
![]() 【登りと状況は変わらずも素晴らしい紅葉は続く】 |
||
![]() 【見事な滝を見上げて】 |
||
![]() 【登山口から紅葉の進む小山を振り返って】 |
||
![]() 【鎌池駐車場】 |
![]() 【鎌池入口】 |
|
![]() 【紅葉越しの鎌池】 |
||
![]() 【池の周囲を歩く】 |
登山口に戻った後は当初より訪れる予定であった鎌池に向かいます。荒菅沢で会ったカメラマンの方からも今朝は素晴らしい景色が見られたとのことでしたので楽しみに向かいますが、一時見えていた太陽も再び隠れてしまったので、大きな期待はせずに向かいました。 鎌池まではいろいろと歩くルートもありますが、池の周囲だけ歩ければ十分かなと思いましたので、車で鎌池の駐車場に向かいます。前夜に確認しておいたので問題なく現地に入ることができました。駐車できるか心配でしたが、平日だったこともあり問題なく駐車できました。 |
|
![]() 【曇っていますが素晴らしい紅葉】 |
||
![]() 【紅葉と鎌池】 |
||
![]() 【湖畔の眺め】 |
||
![]() 【水面に映った紅葉も素晴らしく】 |
||
![]() 【徐々に静まる水面】 |
駐車場からはぶな林亭の脇を通って鎌池入口に出ます。入口から少し歩くと間もなく池の周囲の遊歩道になります。遊歩道となっていますが、一部ぬかるんだ道などもありますので、登山靴の方が歩きやすいと思います。 聞いていたように紅葉はタイミングが良かったようでピークに近かったと思います。ただし、雨飾山と同様に曇っていて光が当たっていないのが残念でした。それでも、池の周囲の紅葉、対岸に見える紅葉を楽しみながら歩いて行きます。 少しずつガスが晴れつつあると思いましたが、再びガスに覆われてしまいます。ちょっと晴れた状態は厳しいかなと思いつつ歩いて行きました。場所によっては水面が穏やかで、派手ではないけれども風情のある景色を眺めることができたと思います。 しかし、歩いているうちに再びガスが晴れて来ると同時に風が穏やかになって来ます。ついには、風がほぼなくなって水面が穏やかになると同時に、随分明るくなって来ました。この時の眺めは見事で、水面に映った紅葉もくっきりと現れていました。ちなみに、この時にいた場所はちょうど見晴らしのいい場所だったのですが、他にも随所に池の縁に出られる場所があります。 |
|
![]() 【水面が静まり返った後の紅葉1】 |
||
![]() 【水面が静まり返った後の紅葉2】 |
||
![]() 【水面が静まり返った後の紅葉3】 |
||
![]() 【水面が静まり返った後の紅葉4】 |
||
![]() 【水面が静まり返った後の紅葉5】 |
||
![]() 【水面に反射する太陽】 |
||
![]() 【入口付近のぶな林亭】 |
紅葉を楽しみながら一周をした後は再び駐車場に戻って来ます。結果としては素晴らしい紅葉で鎌池に来た甲斐があったと思います。雨飾山も含めてすっきりと晴れた青空の下という最高の条件は求められませんでしたが、タイミングはうまく合わせることができて、素晴らしい紅葉が眺められました。今年ずっと狙って来て良かったと思います。 その後はせっかくなので雨飾荘の露天風呂に浸かってから帰路についたのでした。ここは、再び紅葉の季節に訪れたいと思います。 |
|