あみがさやま・にしだけ | |
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登山日: 2014年3月9日(日) | 標高:2524m(編笠山) 2398m(西岳) |
標高差:駐車場から約1160m |
3月9日(日) | 駐車場 6:30 → 編笠山 10:00(〜50) → 青年小屋 11:20 | ||||
→ | 西岳 12:30(〜13:15) → 駐車場 14:35 |
本日は編笠山に登ります。前回は大みそかに観音平経由で登りましたが、冬季は観音平まで車で入ることはできず結構歩かなければいけないので時間がかかりました。この時期は比較的富士見高原スキー場から入る記録が多かったことから、今回はこちらのコースで歩くことにしました。また、西岳に寄ってみたかったのですが、ここから出発すれば周回コースでちょうど歩くことができます。 日曜日ということで、早めに現地入りしたいところでしたが、結局遅くなってしまって、夜がすっかり明けた頃に到着となりました。先行している方が多い方がラッセルせずに済んで歩きやすいかなと思いつつゆっくり出発します。一週間前の記録を見る限りでは相当なラッセルを強いられたとのことでした。 |
![]() 【富士見高原スキー場駐車場】 |
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![]() 【駐車場向かいの道路から】 |
結果としては深い所もあって、部分的には膝上まで埋まる場所もありましたが、全体的にはそれほど足をとられることなく歩けたのではないでしょうか。やはり雪が多少は締まったのと、先行者が結構いたからでしょう。 駐車場は富士見高原スキー場の駐車場を利用します。美濃戸口に行くときはいつも利用する八ヶ岳公園道路を途中で折れて入って行きます。日帰り温泉の鹿の湯が近いです。ここを上がって行って、スキー場を通り過ぎたあたりがちょうどいいでしょうか。時間的に他の駐車場にはほとんど車がないので、それなりに駐車されている車のあるこの駐車場は比較的わかりやすいと思います。 |
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![]() 【登山口の案内看板有】 |
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![]() 【ゲート】 |
![]() 【要所に看板が】 |
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![]() 【山頂が見えて】 |
準備ができたら出発します。準備をしている間にも続々と登山者が出発していきます。最初は、道を隔てた反対側の道を歩いて行きます。やがて、一般車通行止めのゲートがあり林道に入ります。雪道になっていますが、トレースがきちんとあるのと、分岐には基本的に案内看板が出ているのでわかりやすいのではないかと思います。八ヶ岳の山域は全体的によくこの案内看板が整備されていると思います。 徐々に登山道に入って行きます。樹林帯に入りますが、最初は比較的緩やかな道が続きます。しばらく歩くと急登になって、ひたすら登って行くことになります。先行者の方はそれを知っていたらしく、急登の手前で休憩をとっていました。 |
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![]() 【急登へ】 |
![]() 【雪の深さでくぐるような場所も】 |
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![]() 【樹林帯の道を進む】 |
最初はアイゼンなしで登って行きましたが、結局歩きにくかったので途中で装着して行きました。本当にひたすら急登が続いていて、時々緩やかになるものの基本的には登り続けます。しばらく登って行くと空が開けて青空が広がっています。このあたりは、雪をまとった木々が素晴らしかったです。 さらに登って行くと、樹林帯を抜けて吹きっさらしの岩場に出てきます。やはりここまで来ると風が吹いて来ますが、それでもこの日は穏やかでした。この樹林帯の急登から岩場へ続く道は蓼科山の女神茶屋からのルートを思い起こさせます。 |
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![]() 【多くの雪を被った木々】 |
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![]() 【樹林帯を抜けて岩場の斜面へ】 |
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![]() 【振り返ると南アルプスと中央アルプスの絶景が広がる】 |
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![]() 【山頂までもう一息】 |
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![]() 【登山者でにぎわう山頂へ】 |
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![]() 【頂上碑】 |
岩場とは言っても雪で敷き詰められていますので、基本的には雪道歩きです。ただ、部分的には岩の上を歩く場所もありました。しばらく登って行くと編笠山山頂に到着です。冬季の観音平経由に比べると、短時間で登ることができました。 山頂からは見事な景色が広がっています。南アルプス、中央アルプスに北アルプスまでもがよく見えていました。唯一残念だったのが富士山がしっかりと見えなかったことですが、これだけ見られれば十分でしょう。結局、あれだけ大勢いた登山者がほとんどいなくなるまで山頂で過ごして、すっかり山頂が静かになった頃青年小屋に向けて出発したのでした。 |
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![]() 【頂上碑と南八ヶ岳の山々】 |
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![]() 【阿弥陀岳〜赤岳〜権現岳の展望】 |
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![]() 【ギボシと権現岳】 |
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![]() 【阿弥陀岳と赤岳】 |
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![]() 【唯一すっきりと見えなかった富士山】 |
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![]() 【権現岳】 |
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![]() 【ギボシ トレースはありますがこの時期は厳しそうです】 |
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![]() 【赤岳 この角度からだとかなり尖って見えます】 |
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![]() 【阿弥陀岳】 |
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![]() 【北八ヶ岳方面 奥の白い頂はは西天狗と東天狗】 |
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![]() 【蓼科山】 |
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![]() 【写真を撮っている登山者】 |
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![]() 【北岳】 |
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![]() 【甲斐駒ヶ岳】 |
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![]() 【仙丈ヶ岳】 |
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![]() 【北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳】 |
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![]() 【中央アルプス北部の山々】 |
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![]() 【御嶽山】 |
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![]() 【乗鞍岳】 |
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![]() 【左手前は西岳 中央に霧ヶ峰 右奥は美ヶ原 奥には北アルプスの稜線】 |
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![]() 【西岳 2張のテントが見えます】 |
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![]() 【槍穂の稜線】 |
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![]() 【南アルプスの山々 南部の方までは見えません】 |
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![]() 【青年小屋へ】 |
青年小屋へ少し下ると正面にどっしりとした権現岳が聳えています。あまりの素晴らしい景色に、歩き始めたばかりだというのに足が止まってしまい、同じような写真を何枚も撮ってしまいました。帰ってから似たような写真の多さに、整理に苦労したのは言うまでもありませんが、やはりそれだけ素晴らしい景色だったのだなと思います。 一通り写真を撮ったら再び下り始めます。このあたりはとにかく雪が深くて、普通に腰くらいの深さのところもありました。下りですので、ある程度勢いで下って行けますが、登るとなると結構大変な気がします。 |
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![]() 【青年小屋を見下ろして】 |
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![]() 【ギボシと権現岳のバランスが素晴らしい】 |
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![]() 【赤岳は辛うじて山頂が見えているだけ】 |
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![]() 【阿弥陀岳から三ッ頭の稜線】 |
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![]() 【雪深い道を下る】 |
下って行くと青年小屋に到着です。さすがにこの時期ですので小屋は閉まっています。入口は半分くらいが雪に埋まっていたでしょうか。ここから西岳へ向かうわけですが、ギボシ権現岳方面にもトレースが付いていました。気になるところですが、この時間からではとても無理ですし、そもそもが雪のない時期でも険しい鎖場やトラバースがある場所ですから一筋縄ではいかないでしょう。 分岐を西岳方面に入って行きます。このあたりも、編笠山からの下り程ではないにせよ結構雪が深いです。先行者が歩いていなければ、わかんかスノーシューがないとかなりきつかったと思います。 |
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![]() 【青年小屋と権現岳】 |
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![]() 【西岳分岐】 |
西岳方面に歩いて行くとトレースが分かれています。見た目では正しいルートがわからないので、片方のルートを試しに歩いてみたら行き止まりでした。強引に進んでいるトレースもありましたが、無理をせず引き返してもう一度別のルートに入りなおしたのでした。 道中は樹林帯で、先に書いたようにやや雪深い道でしたので、なだらなか割には体力を消耗しました。疲れていたせいか距離も長く感じて、最後の西岳への登りはそれほどの標高差はないのに結構しんどかったです。ただ、登るにつれて見えてくる景色は本当に見事なものでした。 |
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![]() 【樹林帯を歩く】 |
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![]() 【雪深い道が続く】 |
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![]() 【見事な編笠山と南アルプスの山々】 |
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![]() 【鋭い峰を見上げて】 |
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![]() 【ようやく西岳へ】 |
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![]() 【頂上碑】 |
最後にがんばって登り切ると西岳山頂に到着です。編笠山から見えていたテントを撤収したグループがちょうど下山に取り掛かっていました。ここからも素晴らしい景色が広がっています。何と言っても迫力のある編笠山でしょうか。側面にはギボシが見えています。恐らく権現岳はその後ろになると思います。木々の合間からですが、阿弥陀岳と赤岳も見えていました。 ここから駐車場まではそれほどの距離はないですし、基本的に下りになりますのでのんびり過ごしました。他の登山者の方達も思い思いにのんびり過ごしていました。 |
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![]() 【ギボシと長いハシゴを下る手前のピークあたりでしょうか】 |
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![]() 【阿弥陀岳と赤岳 中央は中岳】 |
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![]() 【迫力ある編笠山全容】 |
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![]() 【ギボシから編笠山】 |
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![]() 【絶景を見納めて】 |
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![]() 【雪の斜面を快調に下る】 |
![]() 【編笠山分岐ですがルートはよくわからず】 |
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![]() 【青空広がる木々を見上げながら歩いて】 |
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![]() 【駐車場へ】 |
素晴らしい景色が名残惜しいですが、十分に休憩をしたの下山開始です。比較的な緩やかな斜面が続くので歩きやすかったです。先ほどのテント泊をしていた方達を抜かさせてもらって下って行きます。 下った後は登って来た林道に合流します。その後は林道をたどり、車道を歩くと駐車場に到着です。山頂でのんびりしても8時間程で周回することができました。また、機会があれば天気のいい日に歩きたいなと思うルートでした。 |
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