なすだけ
 那須岳(日の出平・南月山)
登山日: 2014年6月1日(日)   標高:1786m(日の出平) 1776m(南月山)
    標高差:沼原池から約500m


 6月1日(日)    沼原池 8:20 → 日の出平 10:20 → 南月山 10:40(〜11:00)
   沼原池 12:40

 

 本日は那須岳南方の日の出平、南月山、白笹山を沼原池から周回します。前日の高原山オフ会の夜の部で結構飲んでしまったので、少し厳しいかなと思っていたのですが、なんとか短い時間なら歩けるかなというところまでは回復しました。5時起床、6時に山の駅出発の予定でしたが、やはり予定通りは出発できず8時頃に現地の駐車場に到着となりました。沼原池までの道は、基本的に舗装されていますが、最後だけは未舗装の道となっています。

 この日はnaoさんとtrekkerさん達と登る予定で現地に向かったのでした。

【沼原池駐車場】
 
【登山道へ】
 この日はかなり暑くなる予報でしたが、既に現地に到着した頃には随分暑くなっていました。準備ができたら出発というところで、trekkerさん達は二日酔いのため周辺の散策に切り替えることにして山登りは断念されました。やはり前日のお酒がかなりきいたようです。

 ということで、naoさんと向かうことにします。ちなみにnaoさんはこの日のために前日は少しセーブしていたとのことでした。お酒の強い人はともかく、やはり目一杯飲んだ翌日の登山はなかなか大変です。 
 
【気持ちの良い樹林帯の道】
 
【日の出平登山口分岐】
 駐車場脇から樹林帯に入って行きます。このあたりは熊の出る恐れがあるとのことでしたが、気持ちの良い道が続いています。日が当たらないこともあって、思ったほど暑さを感じなくて良かったです。

 その後日の出平への分岐に出ます。もう一方の道は姥ヶ平につながっているようで、紅葉の時期に再び歩いてみたいところです。このあたりからは、本格的な登りになり直射日光を浴びる場面もあって暑かったですが、基本的には樹林帯が多いのと、思ったより風が吹く場所があって助かりました。道中では、所々でシロヤシオと、まとまったシャクナゲを見ることができました。ミネザクラ以外は考えていなかったので、思わぬところで花を楽しむことができました。 

【見事なシロヤシオ】

【アズマシャクナゲとシロヤシオ】 

【ほとんど蕾のムラサキヤシオ】

【唯一咲いていたムラサキヤシオ】

【オオサンショウウオの卵のあった池と咲き始めたミネザクラ】 

【この日はくっきりと見えた会津駒ヶ岳】

【池の中のオオサンショウウオの卵】
 ムラサキヤシオはほとんどが蕾でしたが、咲いている花も少しは見かけることができました。こうして歩いて行くとロケーションの素晴らしい池が出て来ました。
 
 ここはnaoさんから聞いていた池でオオサンショウウオの卵を見ることができました。かなり大きな卵で驚きました。さらにこの日見に来たミネザクラを見ることができました。満開ではありませんでしたが、見ることができて良かったと思います。また、このあたりからはくっきりと会津駒ヶ岳を見ることができました。前日の高原山に登った時と違って展望がクリアでした。

【この中腹あたりが一番咲いていたでしょうか】

【徐々にミネザクラの木もまとまって現れますが】
 池のほとりで少し休憩を取ったら再び歩き始めます。結果として見ればこのあたりが一番よくミネザクラが咲いていました。木々はまばらでしたが、満開に近い花も多かったと思います。この後は、それなりに咲いている木もあるにはありましたが、全体的にまだまだ早い感じでした。

 ミネザクラだけでなく、尾根道の展望も素晴らしく、風もそこそこ吹いていたので、思ったよりも暑さを感じずに歩くことができました。やがてなだらかな道になります。ここからは、日の出平の分岐まで、ミネザクラの木々が数多く並んでいます。

【笹原の素晴らしい道ですが足元は歩きにくく】

【なだらかな道へ】

【正面の茶臼岳も見事に】

【もう少し花があれば華やかに?】

【まとまって咲くときれいです】

【日の出平付近で一番咲いていたあたり】

【青空によく映えています】

【同じミネザクラでも色違い?】

【茶臼岳とミネザクラ】

【人々で賑わう日の出平】
 ミネザクラはほとんど咲いていないところもあれば、まとまって咲いているところもありました。ただ、ミネザクラ以上に驚いたのは茶臼岳の堂々たる姿で、以前に峠の茶屋から登った時はそこまで印象に残らなかった茶臼岳でしたが、あまりの存在感に驚いてしまいました。ミネザクラと何度もセットで撮ってみましたが、もう少しミネザクラが欲しかったでしょうか。

 そうこう歩いていると日の出平に到着です。天気のいい日曜日ということで、大勢の登山者で賑わっていました。

【南月山への稜線】

【南月山山頂へ】
 そのまま南月山を目指します。この稜線は見晴らしがよく素晴らしい展望が広がっています。振り返れば茶臼岳、側面には会津駒ヶ岳や日光の山々などが見えていました。しばし歩くと南月山山頂です。ここで休憩を取ることにしました。

 少し休憩を取ったら下山にとりかかります。それにしてもnaoさんは元気で健脚ですね。ほとんど息を切らすことなく進んで行きます。これでも、自分が写真を撮れるようにとゆっくり歩いてくれていたのでした。白笹山への道のミネザクラは、山頂直下は結構咲いていましたが、その後はほぼ終わっていたようでした。

【日光の山々でしょうか】

【燧ケ岳】

【迫力ある茶臼岳】

【歩いて来た笹原の稜線】

【日の出平と茶臼岳】

【沼原池と左奥は燧ケ岳 右奥は会津駒ヶ岳】

【頂上碑】
 所々から見える展望は素晴らしく、また笹原の稜線は美しかったです。緩やかに下って行くと、少し白笹山に向かって登り返して行きます。このあたりが暑さのピークという感じで、風もほぼなかったのでかなり汗をかきながら進んで行くことになりました。

 白笹山山頂は聞いていた通りの展望はなくこじんまりとした感じです。この後はひたすら下って行くことになります。後は下るだけだと思っていたわけですが、シロヤシオや他にもいくらかの花が見られて充実した下りとなりました。

【少し奥にある三角点】

【南月山神社】

【左のミネザクラと右のアズマシャクナゲ】

【笹原の稜線】

【ややしんどい登り返し】 

【白笹山山頂】

【日の出平付近と奥は茶臼岳】

【沼原池とその右手前に駐車場】

【まとまって咲くシロヤシオ】

【シロヤシオも結構楽しめました】

【ハルリンドウ】

【エンレイソウ】

【登山口へ】
 快調に下って行くと登山口に到着です。お昼過ぎになってもまだ真っ青な空が広がっていて、本当に天気のいい1日だったと思います。歩いた時間は4時間ちょっとではありますが、もっと長い時間を歩いていたのではないかと思うくらいの充実した山行となったのではないかと思います。やはり地元の方ならではのコースだったのでしょう。

 naoさんにはその後牧場まで案内していただき本当に感謝です。この週末は昼の山も夜の宴会も本当に楽しいものとなりました。

【駐車場から歩いた山を振り返って】
 


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