あさまやま | |
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登山日: 2014年10月18日(土) | 標高:2524m(前掛山) 2404m(黒斑山) |
標高差:車坂峠から約550m 浅間山(2568m)は登頂不可 |
地図は以前の浅間山登山時(2010年11月7日)のものを参照
10月18日(土) | 車坂峠 8:40 → トーミの頭 9:40 → 前掛山 11:15 | ||||
→ | 黒斑山 13:40 → 車坂峠 14:30 |
本日は浅間山に登ります。この週末のメインである裏越後三山縦走を考えると、浅間山は少し離れていて、翌日に備えるには微妙だったのですが、記録でカラマツの紅葉を見てからどうしても訪れたくなって決行したのでした。最近は当たり前になっていますが、金曜日の帰りが遅くて自宅出発が遅くなってしまうので、土曜日はどうしても短時間で登れる山を選ばざるを得ないというのもあります。帰宅して準備をしたら既に日が替わっていましたので、今回は車中泊ではなく、自宅で少し仮眠を取ってから出発しました。 朝は夜明け前に出発したものの、この上信越方面は静岡からは最も訪れにくいところで、どうしても下道が中心になるので、現地入りはすっかり明るくなってからでした。 |
![]() 【道路の路肩にも車が続々と】 |
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![]() 【本日はカラマツの紅葉を見に来ました】 |
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![]() 【車で上がって来た場所も見事な紅葉】 |
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![]() 【車坂峠】 |
現地に到着すると、前回利用した高峰ビジターセンターの駐車場は満車でしたが、裏手の道路の路肩が空いていたので、そこに駐車しました。その先には路肩駐車禁止とあってので、そのスペースまでは問題なかったのでしょうか。いずれにしても、下山時にはかなり先の路肩まで駐車された車が並んでいたのは言うまでもありません。 到着する前から見事な紅葉が広がっていて、登り始める前に少し車坂峠の周りを歩いてから出発しました。今回も一通りのルートは歩いておきたいと思って、前回と全く同じルートをとります。まずは、表ルートを使ってトーミの頭を目指して登って行きます。 |
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![]() 【紅葉の下を歩く】 |
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![]() 【逆光気味ですが見事な紅葉】 |
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![]() 【笹原とのコントラストも素晴らしいです】 |
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![]() 【小ピークにまとまったカラマツの紅葉】 |
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![]() 【篭ノ登山方面】 |
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![]() 【開けた斜面で景色を楽しむ登山者 アルプスもよく見えていました】 |
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![]() 【ひっそりとしたシェルター】 |
前週あたりがピークだったようで、少し盛りは過ぎたようですが、それでも素晴らしい紅葉が広がっています。どうしてもうまくカメラに収められなかったのですが、本当に太陽に輝く金色の世界が広がっていました。また、開けた場所に出ると、白くなった北アルプスの山々が見えていました。アルプスの眺めまでは期待していなかったので、思いもよらなかった素晴らしい景色が見られて良かったです。 しばらく登って行くとシェルターがあります。前回も気になっていたのでよく覚えていました。さらに進んで行くと目の前が開けて堂々たる浅間山が現れます。今回是非見たかったカラマツの紅葉と浅間山とのコントラストです。 |
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![]() 【左奥のトーミの頭への登りと見事な浅間山】 |
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![]() 【トーミの頭へ】 |
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![]() 【見事なカラマツの紅葉と浅間山】 |
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![]() 【黒斑山と渋滞中(?)の草すべりの下り】 |
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![]() 【Jバンドへの稜線】 |
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![]() 【Jバンドとその前の見事な紅葉】 |
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![]() 【浅間山をズームして】 |
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![]() 【カラマツの紅葉】 |
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![]() 【黒斑山湯の平分岐】 |
写真をたくさん撮りたいところですが、ロケーションがより良さそうなトーミの頭に登ってしまうことにしました。ザレた道を一気に登って行くとトーミの頭です。目の前には見事な浅間山、そして眼下には紅葉したカラマツが広がっています。やはり、写真で見た以上の圧巻の眺めでした。浅間山のカラマツは偶然知ったのですが、本当に来て良かったと思います。 主目的を達成することはできましたが、せっかく浅間山を訪れたわけですし、天気もいいので、そのまま前掛山に向かうことにします。まずは、草すべりと呼ばれる急坂を下って行きます。斜面は急ですが、九十九折れに道が付いているので見た目よりは歩きやすいと思います。 |
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![]() 【九十九折れに下って行く】 |
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![]() 【同じようなロケーションで何度も写真を撮って】 |
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![]() 【急斜面を振り返る】 |
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![]() 【笹原越しの眺め】 |
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![]() 【Jバンドと紅葉】 |
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![]() 【カラマツ越しに浅間山】 |
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![]() 【浅間山荘方面分岐】 |
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![]() 【下って来た岩峰を振り返る】 |
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![]() 【Jバンド分岐】 |
下って行くと上で見下ろしたカラマツの紅葉帯に入って行きます。上で見えていた程は密集していませんが、それでも素晴らしい眺めが広がっています。やがて、浅間山荘分岐、さらに進んでJバンド分岐を経て前掛山に向かって行きます。分岐後は再び紅葉が広がっていて、それを通過すると緩やかなザレザレの道をひたすら登って行きます。 登り続けるのでしんどいですが、頑張れば一気に標高を稼げます。登りきると、浅間山方面通行止めの看板があり、前掛山に向かって右に折れるように緩やかに登って行きます。その手前には、シェルターがあります。風が強い時には、風を避けて休憩するのにいいかもしれません。もちろんそれは本来のシェルターの目的ではないでしょうが。 |
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![]() 【青空と紅葉を見上げる】 |
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![]() 【分岐を過ぎたあたりも見事な紅葉】 |
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![]() 【カラマツ帯の中で】 |
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![]() 【振り返っても素晴らしい眺め】 |
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![]() 【ひたすら登って行く】 |
![]() 【浅間山は立入禁止】 |
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![]() 【シェルター 中で休憩をしている方も】 |
今回はやはり御嶽山の件もあって、ヘルメットを装着したり、背負っている方もちらほら見受けられました。また、前回は浅間山火口へ向かう人もちらほら見受けられたのが、今回は全く見かけませんでした。シェルターは確かに丈夫そうですが、問題はここまで移動して来られるかどうかといったところでしょうか。なお、この登山道が付いているのは火口の西側になるため、風下にはなりにくいようでした。 前掛山への迫力のある岩壁を眺めながら緩やかに登って行きます。右手の黒斑山からJバンドへの稜線の奥には冠雪した北アルプスの山々が見えていて素晴らしかったです。 |
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![]() 【手前の景色も素晴らしいですが奥には北アルプスの山々】 |
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![]() 【見事な外輪山の眺め】 |
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![]() 【歩いて来た登山道を見下ろして】 |
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![]() 【大勢で賑わう前掛山】 |
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![]() 【立入禁止中の浅間山火口】 |
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![]() 【麓には金色の野原が】 |
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![]() 【頂上碑と火口】 |
緩やかに登って行くと前掛山山頂に到着です。団体がいたので、山頂は大賑わいでした。この日は、特に半端でない数の団体が歩いていて、、紅葉の時期の山はすごいなと改めて思いました。前掛山まで来ている方達は、車坂峠から登って来たというよりは、浅間山荘方面から登って来た方が大半のようでした。 山頂での景色を楽しんだら下って行きます。ここで、長い渋滞に引っ掛かってしまい、ザレた長い下りを通過するまでは、遅々として動かない行列について歩いていたのでした。Jバンド分岐を経てJバンドに向かって行くと、それなりに歩いている方はいますが、ぐっと静かになります。 |
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![]() 【気持ちの良い青空の下で下って行きます】 |
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![]() 【奥の稜線は立山連峰でしょうか】 |
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![]() 【稜線越しの眺め】 |
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![]() 【紅葉とJバンド】 |
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![]() 【急斜面を登って行く】 |
前掛山に向かう際には休憩を取りませんでしたので、このJバンドへの登りに取り付く前に少し休憩を挟みました。その後はいよいよ登りへ取り掛かります。やや急ではありますが、それほど危険な場所はありません。ただし、トラバース道は若干注意が必要でしょう。 これを登りきると素晴らしい景色が広がっています。この景色を眺めながらの稜線歩きは素晴らしいです。時折太陽が雲に隠れることもありましたが、基本的には見事な青空の下で歩くことができました。 |
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![]() 【気持ちの良いピークと稜線が続く】 |
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![]() 【カラマツの紅葉を見下ろして】 |
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![]() 【牙山方面の眺め】 |
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![]() 【浅間山 登山道もよく見えています】 |
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![]() 【黒斑山山頂より】 |
![]() 【帰りは右の中コースを下って】 |
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![]() 【峠近くには見事な紅葉】 |
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![]() 【中コース登山口へ】 |
稜線を歩き、最後は黒斑山を経て、帰りは中コースで下って行きます。こちらもなかなかの紅葉で、少し日光が当たりにくかったのは残念ですが、素晴らしい紅葉を楽しむことができました。 車坂峠に戻ってくると、予想通りの大賑わいで、登山客だけでなくむしろ観光客の方が多かったと思います。ただ、これだけの素晴らしい紅葉が見られるのであれば、大勢の方が集まるのも仕方がないでしょうか。火山性の地形で荒涼としたイメージのある浅間山なのですが、このような魅力的な景色が見られるということを知ることができて本当に良かったと思います。 |
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