きんぷさん・みずがきやま | |
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登山日: 2015年6月28日(日) | 標高:2595m(金峰山) 2230m(瑞牆山) |
標高差:登山口から約1080m |
6月28日(日) | 登山口 5:15 → 富士見平 5:50 → 金峰山 8:20(〜9:00) → 富士見平 10:40 | ||||
→ | 瑞牆山 12:00(〜30) → 登山口 13:50 |
本日は金峰山と瑞牆山に登ります。この週末も山に登るのは難しいかなと思っていたのですが、思ったよりも天気が回復して来たので、この日は登ることにしました。前日の予報では晴れる予報ではあったものの、すっきりと晴れることはないだろうと思って、この日はまだ買ったまま履いていなかった靴の試し履きとザックの背負い心地の確認のために、金峰山と瑞牆山に登ることにしました。登山口までの距離が山梨県や長野県の山では比較的近いのと、靴擦れなどが起きた場合には金峰山だけで帰って来られること、また、雪のない時期はしばらく登っていなかったので、久しぶりに登りたいと思って登ることにしました。 家で寝てから朝早い時間に出発しましたが、やはりこの方法ではあまり寝ることができず、眠い目をこすりながら現地に向かうことになりました。最近は、とりあえず現地入りしてから仮眠を取ることが多いのですが、実際その方が眠りが深く、短時間でも結構効果があるような気がします。 |
![]() 【登山者駐車場】 |
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![]() 【登山口】 |
無雪期の金峰山、瑞牆山はかなり久しぶりですが、金峰山は冬に訪れたことがありますので、特に問題なく現地入りです。着いた頃は、まだ駐車場の埋まり具合もそこそこで、準備ができたら出発しました。この時には、下山時に登山口付近まで路肩駐車が並ぶ程賑わうことになるとは思いもよりませんでした。 登山口からは、まずは富士見平を目指して登って行きます。靴は新しいとはいえ、日帰り装備なので身軽なはずですが、さすがに2週間も間隔が開くと体が重かったです。日頃の不摂生とまでは言いませんが、やはり運動をしていないのは響きます。とはいえ、比較的歩きやすい道でもあり、それなりの時間で到着です。 この時間ですと、既に出発している方も多かったと思いますが、まだ食事中の方もいました。金峰山か瑞牆山のどちらかだけに登るのであれば、この時間に食事でも十分な時間でしょう。むしろ、私の先にも結構な数の方が登っていた方が驚きで、この後結構いくつかのグループを抜くこととなります。 |
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![]() 【林道出合】 |
![]() 【富士見平小屋へ】 |
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![]() 【テントも多く】 |
ちなみに驚いたのはテントの多さで、最近は結構泊まられる方も多いのでしょうか。やはり小屋が賑わっていると同時にテント泊の方も増えているのかもしれません。 富士見平では、まだそれほどの時間を歩いていませんでしたので、写真を何枚か撮ったらそのまま進んで行きます。このあたりは、最初は少し登って行きますが、その後は緩やかなアップダウンが続きます。途中、右手に大日小屋を見てさらに進んで行くと本格的な登りが続いて大日岩があります。この手前あたりに展望がある場所があって、なかなかの展望を得ることができました。 その後は小川山への分岐を分けてさらに進んで行きます。前日の雨が残ったのかかなりぬかるみがひどかったです。鬱蒼とした樹林帯を抜けて行くと、徐々に風が強くなって来て稜線が近づいていることがわかります。 |
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![]() 【大日小屋】 |
![]() 【鎖場も現れて】 |
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![]() 【大日岩方面を見上げて】 |
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![]() 【南アルプスの展望 左は間ノ岳〜北岳 中央右より仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳】 |
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![]() 【小川山・八丁平分岐】 |
![]() 【砂払ノ頭 ここから展望のいい稜線へ】 |
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![]() 【青空と雲が素晴らしく】 |
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![]() 【団体さんが連なる稜線 往路も復路も稜線は渋滞していました】 |
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![]() 【金峰山小屋分岐】 |
![]() 【岩がごろごろの道 このあたりは積雪期の方が歩きやすい?】 |
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![]() 【山頂へ続く道】 |
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![]() 【小川山】 |
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![]() 【八ヶ岳連峰と瑞牆山の展望】 |
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![]() 【金峰山山頂へ】 |
急登を登って行くと青空が見えてきます。砂払いノ頭と呼ばれる場所で、このあたりは大岩が見えていますが、ここから展望の広がる稜線歩きとなります。前日が雨だったせいか展望がクリアで、山頂へ続く稜線はもちろんのこと、近くに聳える瑞牆山や小川山、少し離れて八ヶ岳連峰、南アルプスそして富士山がよく見えていました。高峰には雲が残るような予報でしたが、この時間にはほぼ雲は取れていたと思います。 稜線歩きは快適でしたが、数十人の団体さんに巻き込まれて思うように進めませんでした。途中休憩を取るところでようやく抜いて先に進むことが出来たのでした。とにかくこの日は登山者が多かったのですが、特に人数の多い団体さんが目立っていたように思います。最近、単独で登る時には、あまり人の多い山は登っていなかったので、余計に多く感じたのでしょう。 |
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![]() 【富士山と五丈岩】 |
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![]() 【賑わう五丈岩付近 右奥に白峰三山】 |
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![]() 【八ヶ岳連峰と頂上碑】 |
8時半前にようやく金峰山山頂に到着です。実質五丈岩の前あたりが山頂という感じですが、頂上碑は少し奥の小高い場所にありますので、そちらに移動します。展望はいいのですが、あまりスペースがないのと、風がよく通り抜けるので、このあたりはあまり休憩している方はいません。ただ、ひっきりなしに記念写真を撮る方がいました。 少しだけ休憩をしたら瑞牆山にと思っていたのですが、思った以上に素晴らしい天気にしばし景色を楽しむことにしました。冬でもないのに、やや近い八ヶ岳連峰はともかく、富士山や南アルプスがこんなにくっきり見えることもないのではないでしょうか。さすがに、まだ瑞牆山にも登る予定でしたので、9時頃ようやく出発です。まずは気持ちの良い稜線を下って行きますが、やはり渋滞でなかなか進むことが出来ませんでした。 |
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![]() 【朝日岳と鉄山の間に国師ヶ岳・北奥千丈岳】 |
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![]() 【すっきりとした富士山】 |
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![]() 【岩峰並ぶ瑞牆山】 |
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![]() 【南八ヶ岳の山々と瑞牆山】 |
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![]() 【瑞牆山と小川山】 |
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![]() 【朝日岳の左に三宝山〜甲武信ヶ岳〜木賊山であっているでしょうか】 |
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![]() 【白峰三山もくっきりと】 |
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![]() 【仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳】 |
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![]() 【稜線を見下ろして】 |
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![]() 【多くの人が行きかう稜線】 |
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![]() 【富士見平へ】 |
稜線ではとても抜くことができませんので、樹林帯に入ってから抜かせてもらいました。ちなみに、その後に後についた登山者と合わせると4〜50人にもなっていたこともあり、反対側から来る方に関係のない方が列をいくつかに分けるよう怒られていたのでした。 その後は、快調に下って行きます。途中からはほぼなだらかな道が続きますが、そのまま戻って富士見平まで戻って来ました。少しだけ休憩をしたらそのまま瑞牆山に向かいます。さすがにこの時間ですので、既に下って来ている方もいました。登って行くのはこの時間では自分だけかなと思っていたのですが、結構この時間でも登っている方もいました。もちろん、自分のように金峰山も登っている方もいるのでしょうが、それは少数派でしょう。短時間で登れる山ですので、遅い時間に出発する方も多いのでしょう。 |
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![]() 【天鳥川を渡る】 |
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![]() 【桃太郎岩】 |
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![]() 【青空に映える鋭鋒】 |
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![]() 【瑞牆山分岐】 |
天鳥川の渡渉地点を越えると岩岩の世界に入って行きます。断続的に岩場が現れて、その後は急登をひたすら登って行く感じです。前回登ったのは5年以上前になりますが、随分険しい山だなと思って登ったのは覚えています。しかし、この日は小さな子を連れた家族連れも多かったです。 瑞牆山分岐を経て、最後の岩場を登って行くと瑞牆山山頂に到着です。広いとは言えないものの、そこそこのスペースがある瑞牆山山頂ですが、あまりの人の多さに腰を落ち着ける場所を探すのも大変でした。結局、他の方と隣りあって腰を落ち着けることにしました。相変わらずの素晴らしい展望が広がっていました。雲はちょっと増えてきたかなという程度で、ここでも景色を楽しむことができました。結局、山頂にいる大勢の方が下る前に下ろうと思っていたのですが、のんびりしていたら山頂にいる方達がかなり下った頃にようやく下山を開始したのでした。 |
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![]() 【最後の険しい鎖場】 |
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![]() 【青空広がる山頂へ】 |
![]() 【瑞牆山頂上碑】 |
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![]() 【先ほど登った金峰山】 |
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![]() 【岩峰群と金峰山】 |
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![]() 【八ヶ岳連峰】 |
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![]() 【鋭い岩峰】 |
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![]() 【南アルプス北部の山が並んで】 |
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![]() 【白峰三山】 |
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![]() 【富士山】 |
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![]() 【賑わう山頂】 |
![]() 【天鳥川再び】 |
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![]() 【本日3回目の富士見平小屋】 |
岩場が多いのでそんなにスピードは出せませんが、比較的快調に下って行くことができました。天気が良くて気温も上がってきたせいか、下りでも結構暑く感じましたが、樹林帯で日影が多かったので助かりました。天鳥川徒渉後の登りも頑張って、富士見平まで戻って来ることが出来ました。 ここまで戻ればもう一息なのですが、せっかくですので富士見平湧水をいただくことにします。冷たくてとてもおいしい水でした。こんなにいい水場があるのであれば、確かにテント泊もいいかなと思います。その後は、一気に登山口まで戻って来ました。登山口付近の路肩まで車が並んでいたのには驚きましたが、すれ違った登山者の数を考えれば確かにと思わざるを得ませんでした。足慣らしくらいのつもりで向かった金峰山と瑞牆山ですが、展望に恵まれて本当に素晴らしい1日になったと思います。 |
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![]() 【富士見平湧水】 |
![]() 【路肩にはずらっと車が並んで】 |
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