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登山日: 2015年8月8日(土)〜10日(月) | |
標高:2677m(蝶ヶ岳) 2857m(常念岳) 2922m(大天井岳) 2758m(西岳) 3180m(槍ヶ岳) 3101m(大喰岳) 3033m(南岳) 3106m(北穂高岳) 3190m(奥穂高岳) |
※槍ヶ岳の穂先は登っていない
8月8日(土) | 上高地 5:50 → 徳沢 7:10 → 蝶ヶ岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ 10:00(〜40) | ||||
→ | 蝶槍 11:15 → 常念岳 13:45 → 常念小屋 14:40 | ||||
8月9日(日) | 常念小屋 3:45 → 御来光待機 4:35(〜5:05) → 大天荘〜大天井岳 6:30(〜7:20) | ||||
→ | 赤岩岳 9:00 → 西岳 9:50 → 水俣乗越 10:50 → ヒュッテ大槍 12:10(〜40) | ||||
→ | 槍ヶ岳山荘 13:20 → 大喰岳 14:00 → 南岳 15:20 → 南岳山荘 15:25 | ||||
8月10日(月) | 南岳山荘 4:30 → 北穂山荘〜北穂高岳 6:50(〜7:10) → 涸沢岳 8:45 | ||||
→ | 穂高岳山荘 9:05 → 奥穂高岳 9:40 → 紀美子平 10:50 | ||||
→ | 岳沢小屋 12:20 → 上高地 13:50 |
2泊3日で槍ヶ岳を周回します。上高地から蝶ヶ岳に登り、常念山脈を歩いて、大天井岳から東鎌尾根を歩き槍ヶ岳を経て、大キレット吊尾根を歩いて上高地に戻って来ます。今回の主目的は東鎌尾根で、大キレット吊尾根は昨年も歩いておりましたので、日程に余裕があればという感じでした。厳しければ、槍ヶ岳に登った後に槍沢ルートで下って来る予定でした。 いつものように沢渡バスターミナルからバスに乗って上高地に入ります。沢渡の他の駐車場もいろいろ利点は聞いてはいたのですが、どうしてもいつもの場所に落ち着いてしまうようです。 上高地に到着したら登山届を提出してトイレを借りて出発です。今回は初めてのツェルト泊ということで、テント装備よりは軽いですが、泊り装備のため、日帰りに比べれば結構重いです。その中での長丁場となりますので、どれだけ余裕を持って歩けるかでしょうか。 |
![]() 【沢渡バスターミナルより】 |
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![]() 【上高地へ】 |
雲は多いながらも天気は上々ということで、よく晴れた中を歩いて行きます。朝から結構賑わっている河童橋を見送り、明神を経て徳沢に向かいます。この上高地から横尾までの平坦な道は、帰路はしんどい歩きですが、往路は比較的元気に歩いて行きます。徳沢のテント場はいつものように気持ちよさそうだなと思いつつ、その裏手の蝶ヶ岳の登山口から取り付いて行きます。 前年のGWにも歩いていますので、登山口は問題なく見つけることができました。登山道に入ると、それまで賑わっていたのが嘘のように静まり返っています。蝶ヶ岳に登る方は結構多いですが、それでも上高地から横尾あたりまでの道と比べると随分静かなものです。 途中は樹林帯を歩きますので、ほとんど展望はありませんが、随所に高山植物が見られますので、花を楽しみながら歩いて行きました。 |
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![]() 【穂高の峰々もよく見えています】 |
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![]() 【河童橋】 |
![]() 【明神】 |
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![]() 【ハクサンシャジン】 |
![]() 【オタカラコウ?】 |
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![]() 【オオカメノキ】 |
![]() 【カニコウモリ】 |
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![]() 【明神岳の眺め】 |
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![]() 【徳沢のテント場】 |
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![]() 【賑わうロッジ】 |
![]() 【静かな蝶ヶ岳登山口】 |
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![]() 【鬱蒼とした樹林帯を歩く】 |
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![]() 【長塀山山頂】 |
ある程度標高を稼いで行くと展望のない長塀山に到着です。ここで既に2500mを超えていますので、後は緩やかなアップダウンが続くことになります。徐々に開ける樹林帯にテンションを上げながら進んで行くと蝶ヶ岳に到着です。蝶ヶ岳手前で穂高連峰が姿を現す様は本当に圧巻だと思います。 一気に登って来ましたし、展望も良かったので蝶ヶ岳で少しのんびりします。思ったよりもザックの重みは感じず、このペースであれば常念小屋まで充分な時間に到着できそうでした。しばらく、穂高連峰や槍ヶ岳の展望を楽しんだら、蝶槍を経て常念岳を目指します。到着するだけなら充分な時間なのですが、テント場にスペースがあるかどうかが気になるところでした。時期的にもかなり混み合う時期ですので、移動距離を考えると小屋泊が良かったのですが、この日はツェルト泊としたのでした。ちなみに、その翌日は小屋泊の予定で、既に南岳小屋に予約を入れてありました。 |
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![]() 【クルマユリ】 |
![]() 【ハクサンボウフウ?】 |
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![]() 【ハクサンフウロ】 |
![]() 【ミヤマキンポウゲ】 |
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![]() 【カラマツソウ】 |
![]() 【イブキトラノオ】 |
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![]() 【ウサギギク】 |
![]() 【道中の濁った沼】 |
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![]() 【イワオトギリ】 |
![]() 【クモマニガナ】 |
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![]() 【お花畑を間を通って】 |
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![]() 【ミヤマキンポウゲなどのお花畑】 |
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![]() 【ウメバチソウ】 |
![]() 【ハクサンイチゲ】 |
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![]() 【槍穂の素晴らしい眺め】 |
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![]() 【槍ヶ岳】 |
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![]() 【ヨツバシオガマ】 |
![]() 【蝶ヶ岳頂上碑】 |
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![]() 【蝶ヶ岳ヒュッテとテント場 奥には大天井岳や常念岳】 |
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![]() 【穂高連峰】 |
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![]() 【乗鞍岳】 |
![]() 【槍ヶ岳と共に】 |
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![]() 【霞沢岳】 |
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![]() 【素晴らしい青空と雲の広がり】 |
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![]() 【槍ヶ岳】 |
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![]() 【南岳〜大喰岳〜槍ヶ岳】 |
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![]() 【奥穂高岳〜涸沢岳〜北穂高岳】 |
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![]() 【奥穂高岳】 |
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![]() 【焼岳】 |
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![]() 【大天荘と大天井岳】 |
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![]() 【北穂高小屋と北穂高岳】 |
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![]() 【槍ヶ岳と続く稜線】 |
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![]() 【横尾分岐】 |
蝶槍で展望を楽しんだ後は一旦下って樹林帯に入って行きます。ここは一旦森林限界の下まで下るようです。このあたりもお花畑が見事で、花の写真を撮ったり眺めたりしながら進んで行きます。岩場に抜けて一旦鞍部に下った後は、常念岳へ向かって登り返して行きます。 この登りは長く、場所的に結構疲れていることが多いのでなかなかしんどいものがあります。お昼を過ぎて暑くなって来ているのもあるでしょう。それでも、少しずつ休憩を挟みながら登って行くと、ようやく常念岳山頂に到着です。やはり大勢の登山者で賑わっています。この日は常念小屋がとても混みそうな感じでした。ここで焦っても仕方がないので、展望を楽しんでから常念小屋へ下るつもりでしたが、雲が随分湧いて来ていて、槍穂の稜線はそろそろ雲に覆われてしまいそうでした。 |
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![]() 【蝶槍と常念岳】 |
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![]() 【蝶槍山頂】 |
![]() 【頂上碑の代わりに黄色いペンキ】 |
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![]() 【青空と穂高連峰】 |
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![]() 【常念岳への縦走路】 |
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![]() 【トウヤクリンドウ】 |
![]() 【マルバシモツケ】 |
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![]() 【ヤマハハコ】 |
![]() 【ミヤマコウゾリナ】 |
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![]() 【お花畑と青空】 |
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![]() 【マルバダケブキ】 |
![]() 【ミヤマトリカブト】 |
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![]() 【先は長く】 |
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![]() 【樹林帯を抜けてザレタ道の登りへ】 |
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![]() 【岩場】 |
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![]() 【常念岳山頂が近づいて来ました】 |
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![]() 【蝶ヶ岳からの稜線を振り返る】 |
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![]() 【賑わう常念岳山頂】 |
![]() 【常念岳頂上碑】 |
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![]() 【山頂の祠】 |
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![]() 【辛うじて槍穂の稜線が見えています】 |
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![]() 【常念小屋への下り】 |
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![]() 【常念小屋と横通岳】 |
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![]() 【テント場はほぼ埋まっていますがツェルトや一人用テントなら隙間に張れそうです】 |
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![]() 【常念小屋】 |
![]() 【初めてのツェルト設営】 |
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![]() 【生ビールをいただいて】 |
常念小屋まで一気に下って行きます。テント場のスペースはまだ残っていましたので、受付を済ませて初めてのツェルトを設営しました。家で一度組み立てていましたので、それほど問題なく設営出来ました。マットを引けば居心地は悪くないのですが、やはり雨や強風は心配になります。この日この場所の場合は問題ありませんでしたが、使う場所は選ぶ気がします。また、翌日気付いたのは聞いていたとはいえ結露がすごかったことで、これが一番大変だったでしょうか。 ツェルトを設営した後は夕暮れまでのんびり過ごします。稜線はガスに覆われていましたので、後は日が暮れるのを待つだけだと思っていたのですが、僅かに夕陽や槍が姿を見せてくれました。こうして常念山脈の景色を楽しんだ1日目は過ぎて行ったのでした。 |
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![]() 【夕陽が射しこみ僅かに槍ヶ岳が見えて】 |
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![]() 【先端までは見えていませんが充分な眺めでしょう】 |
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![]() 【夕暮れのテント場】 |
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![]() 【沈む前に何とか夕日が見えました】 |
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2日目の朝を迎えます。この日は長丁場であるのと、到着時間によって今後の日程を変更する可能性があることから、夜明け前に出発します。基本的に夏山シーズンは夜明け前に出発していますが、さすがに4時前となるとそうそうはないと思います。それと、できるだけいい場所で御来光を待ちたいというのもありました。恐らく横通岳に向かう登りの途中は樹林帯ですので、御来光は眺められないでしょう。 ツェルトの結露はすごかったですが、重くなりますのでできるだけ拭き取ってから収納します。パッキングをして、トイレを借りたら出発です。常念岳から御来光を眺めようという方々が結構出発あるいは準備をしていました。私のように大天井岳方面にこの時間から出発する方はほとんどいませんでした。まずは、横通岳に向かって登って行きます。ピークは通らずに途中でトラバースするように歩いて行きます。西側をトラバースしますので、このあたりではとても御来光は見られません。まだ御来光までは時間がありますので、先に進みます。 |
![]() 【テント場のトイレ】 |
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![]() 【鮮やかな地平線】 |
横通岳をトラバースした後は尾根のすぐ西側に付いている登山道を歩いて行きます。基本的に登山道は西側ですが、ほぼ尾根上に登山道が付いている場所もありますので、その中から御来光を眺めるのに良さそうな場所を探しながら歩いて行きます。それと、あまり長い時間待つのももったいないですので、ある程度近づいてからというのもあります。 横通岳と東天井岳の間にちょうど良さそうな場所がありましたので、しばし御来光を待つことにしました。御来光が見えそうなのと、モルゲンロートに染まる槍ヶ岳や穂高連峰が見られそうなのも良かったです。しばらく待っていると太陽が昇って来ます。狙い通りに御来光と夜明けの素晴らしい山々の眺めを得ることができました。長丁場の1日になる割には時間を使ってしまいましたが、これだけの景色が見られれば満足でしょう。すっかり明るくなった頃に再び大天井岳へ向けて出発です。 |
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![]() 【夜明け前に常念岳に登る登山者】 |
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![]() 【夜明け前の縦走路を進む】 |
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![]() 【見事な雲海】 |
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![]() 【見事な槍穂の稜線の眺め】 |
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![]() 【御来光を待ちます】 |
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![]() 【御来光】 |
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![]() 【きれいな御来光を眺めることができました】 |
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![]() 【モルゲンロートに染まる槍穂の稜線】 |
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![]() 【奥穂高岳】 |
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![]() 【槍ヶ岳】 |
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![]() 【すっかり日が昇って】 |
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![]() 【ハイマツ帯にある登山道を進む】 |
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![]() 【ようやく全体に日が当たって来ました】 |
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![]() 【歩いて来た稜線を振り返る】 |
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![]() 【大天荘と大天井岳】 |
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![]() 【大天荘とテント場】 |
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![]() 【ライチョウと雲海】 |
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![]() 【燕岳への稜線と奥には蓮華岳や鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【大天井岳山頂にて】 |
東天井岳を巻きながら進んで行くと、やがて正面に大天井岳が見えて来ますが、まだまだ距離があります。緩やかなアップダウンの道を進んで行くと、徐々に前日に大天荘に泊まった方達とのすれ違いも多くなって来ました。6時半頃、まだ出発の準備で賑わっている大天荘に到着です。東鎌尾根を歩く前に東鎌尾根を眺めておこうということで、大天井岳に登ります。途中ライチョウがじっとしていて、雲海との組み合わせが素晴らしかったです。大天荘からひと登りすると大天井岳山頂に到着です。この日も好天に恵まれてパノラマの景色が広がっていました。 山頂での景色を楽しんだら大天荘に戻り、そのまま槍ヶ岳方面に向かって歩いて行きます。最初は大天井ヒュッテに向かって下りながらトラバースして行きます。このあたりには猿がいて、こんなに標高の高いところにもいるのかと驚きましたが、何とこのあたりにいる猿がライチョウを襲っていると聞いて残念に思ったのでした。 |
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![]() 【槍穂の稜線とこれから歩く東鎌尾根】 |
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![]() 【これから目指す槍ヶ岳】 |
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![]() 【硫黄尾根越しに双六岳〜三俣蓮華岳の山並み】 |
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![]() 【鷲羽岳〜水晶岳】 |
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![]() 【燕山荘〜燕岳 奥には鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【立山連峰】 |
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![]() 【硫黄尾根越しに双六岳】 |
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![]() 【槍ヶ岳 山頂に人が見えます】 |
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![]() 【奥穂高岳と北穂高岳】 |
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![]() 【一気に下って行きます】 |
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![]() 【崩壊が進んでいる箇所も】 |
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![]() 【大天井ヒュッテと2766m峰】 |
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![]() 【大天井ヒュッテ】 |
しばらく下って行くと大天井ヒュッテに到着です。既に前日に泊まっていた方は出発していて静まり返っていました。大天井岳からあまり歩いていませんでしたので、そのまま進みます。少し歩くと貧乏沢の分岐があります。さらにトラバースしている道を歩いて緩やかに登って行くと尾根に乗って視界が開けます。その脇がビックリ平と呼ばれる場所のようでした。 ここからは右手に槍ヶ岳が見えていて素晴らしい展望が広がっています。北鎌尾根がよく見えていて迫力がありました。緩やかに赤岩岳に向かって登って行きます。ヒュッテ西岳までは、部分的に岩場もありますが、それでも比較的歩きやすい道が続いていると思います。なお、赤岩岳は頂上碑がありますが、本当のピークは脇を登って行かないと踏むことが出来ないようです。赤岩岳から先は再び西岳ヒュッテに向かって下って行きますが、途中で西岳分岐がありましたので、天気もいいことですし、登り返しはしんどかったですが寄ってみることにしました。 |
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![]() 【貧乏沢分岐】 |
![]() 【ビックリ平】 |
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![]() 【北鎌尾根】 |
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![]() 【裾からせり上がって迫力のある槍ヶ岳】 |
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![]() 【赤岩岳方面へ向けての登り】 |
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![]() 【大天井岳を振り返る】 |
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![]() 【東側をトラバースして】 |
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![]() 【赤岩岳山頂の頂上碑 実際の山頂は少し離れた場所に】 |
![]() 【ミヤマコウゾリナ他 お花が所々で咲いていました】 |
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![]() 【西岳ヒュッテと穂高連峰】 |
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![]() 【西岳分岐】 |
登っている途中でやめようかとも思いましたが、結局西岳に登りました。これから歩く槍ヶ岳の東鎌尾根がよく見えていて、険しいルートになっていることがわかります。景色をそこそこ楽しんだら分岐まで戻って西岳ヒュッテに向かいました。飲み物を買って少し休憩としました。 西岳ヒュッテからは激下りとなっていて、険しい道が続きます。この西岳ヒュッテからの登山道が険しくなっているように思います。梯子などを慎重に下って行くと水俣乗越です。北鎌尾根を登る場合にはここから急斜面を下って行くようです。また、ここは槍沢ルートからの分岐にもなっています。水俣乗越からは険しい岩場となっている東鎌尾根を登って行くことになります。雨の中を登って行った記録を見たので大変に思いましたが、晴れている時であれば、無理をしなければ充分に歩いて行けるルートだと思います。ただ、脇が切れ落ちている場所もありますので、油断は禁物です。 |
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![]() 【西岳山頂へ】 |
![]() 【頂上碑と槍ヶ岳の眺め】 |
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![]() 【険しい東鎌尾根を見下ろして】 |
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![]() 【槍の穂先を拡大して 山頂に人が見えます】 |
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![]() 【北穂高岳を拡大】 |
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![]() 【槍沢の雪渓を歩く登山者を見下ろして】 |
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![]() 【二段梯子を下って】 |
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![]() 【やせ尾根を歩く】 |
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![]() 【急斜面の岩場】 |
![]() 【水俣乗越】 |
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![]() 【左へ登りその後は尾根伝いに道が付いているようです】 |
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![]() 【振り返ると左に大天井岳 右に西岳】 |
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![]() 【この梯子の下りは高度感がありました】 |
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![]() 【ヒュッテ大槍に到着】 |
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![]() 【ビーフカレーをいただきました】 |
道中の長い梯子は下りになりますが、これが結構高度感があって雨の日などで濡れている時はかなり怖そうです。他も断続的に岩場は続きますが、よく整備されていますので、天気のいい日であれば問題ないでしょう。ただ、後半は疲労も溜まってくる頃ですので、何でもないところでの転倒などは注意が必要でしょう。 やがてヒュッテ大槍に到着です。ここで少し長めの休憩としてお昼をいただくことにしました。なかなかおいしかったのですが、食べてみると思った程お腹が減っていなかったのでした。 食べ終わったら再び槍に向かって出発です。ここまで来ればもう一息と言ったところでしょうか。午後1時半前に槍ヶ岳山荘に到着です。 |
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![]() 【端正な槍の穂先】 |
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![]() 【ミヤマリンドウ】 |
![]() 【イワギキョウ】 |
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![]() 【殺生ヒュッテとテント場】 |
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![]() 【迫力のある穂先が迫って来て 左が登山道です】 |
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![]() 【大勢の人で賑わう槍ヶ岳山荘へ】 |
槍の穂先を見ると結構な渋滞です。時間をかけて穂先に登って槍ヶ岳山荘に泊まり、翌日槍沢から下ることも考えましたが、山荘内を見てみると宿泊受付の方で長蛇の列ができていました。まだ南岳山荘まで遅くなる時間でもないですので、槍の穂先は諦めて南岳山荘に向かうことにしました。すいていれば穂先まで往復してもそこまで遅くはならないと思いますが、この時期にそれを期待する方が難しいのかもしれません。 山荘裏のテント場を下って、飛騨乗越を経て大喰岳に登り返して行きます。ここはいくつかのピークを越えて行くので、地味にしんどかったりします。大喰岳では、前回山頂に寄らずに進んでしまったので、今回は寄ってから先に進みました。一旦下って今度は中岳に登り返して行きます。ここは山頂手前の二段梯子が特徴的でしょうか。 |
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![]() 【取付きにはそこまで並んでいる人はいませんが下りまで考えると結構時間がかかりそうです】 |
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![]() 【すれ違いのある所は大変そうでした】 |
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![]() 【飛騨乗越から大喰岳に登り返して行きます】 |
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![]() 【大喰岳山頂】 |
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![]() 【縦走路】 |
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![]() 【中岳】 |
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![]() 【険しい岩場を越えると天狗原分岐 右奥に南岳】 |
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![]() 【この日の最後のピークである南岳】 |
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![]() 【南岳山荘へ】 |
中岳を越えた後は、少し険しい岩場などもありますが、天狗原分岐を経て南岳に登って行きます。南岳はいつも到着する時間が遅いので仕方がない面もありますが、ガスっていることの方が多い気がします。展望がほとんどありませんでしたので、ここまでのピークと同様に写真だけ撮って南岳山荘に下って行きました。 こうして東鎌尾根を歩いた長い1日の行程を歩き切ることができました。前日に続いて累積標高は2000m程ありましたが、あまり遅い時間になりませんでしたので、よく歩けていたということなのでしょう。ツェルトはありましたが、ここは風も気になるので、予定通り予約をしていた小屋泊としました。前年は緊張ばかりだった大キレットを少しでも楽しんで歩くことが出来たらと思いつつ床に就いたのでした。 |
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