なすだけ | |
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登山日: 2015年10月5日(月) | |
標高:1776m(南月山) 1915m(茶臼岳) 1891m(朝日岳) 1817m(隠居倉) |
10月5日(月) | 沼原駐車場 4:10 → 南月山 6:00 → 茶臼岳 7:50 → 朝日岳 8:50 | ||||
→ | 隠居倉 9:45 → 三斗小屋温泉 10:20 → 姥ヶ平〜ひょうたん池 11:25(〜12:50) | ||||
→ | 牛ヶ首 13:15 → 日ノ出平 13:30 → 沼原駐車場 14:40 |
本日は那須岳に登ります。この週末は、土日で谷川連峰を縦走して、月曜日を紅葉で混みあうこの那須岳に当てました。既に前週あたりがピークだったとのことですが、中腹の紅葉はまだまだ残っているだろうということで登ることにしました。そもそもは、昨年より紅葉の那須岳はいつか登りたいと思っていて、ちょうど谷川連峰と組み合わせようと思ったのでした。 前日、谷川連峰を縦走後に那須に向かいます。同じ北関東とは言え、やはり湯沢からですと結構距離があります。那須の日帰り温泉に入ったのは随分遅い時間になってからでした。それでも、那須岳はいろいろなルートが組めますので、出発時間やその日のペースでコースを変更してもいいかなと思っていましたので、それほど焦る必要はありませんでした。前日のうちに沼原駐車場に入っておいて、車中泊をすることにしました。時間があれば麓の道の駅でとも思ったのですが、時間があまりなかったので、少し寝てそのまま出発することにしました。 |
![]() 【沼原駐車場公衆トイレ】 |
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![]() 【白笹山山頂】 |
夜明け前から出発します。運がよければ稜線で御来光をとも思ったのですが、前日の谷川連峰に引き続き雲が多そうな空模様であまりテンションが上がらないまま出発します。駐車場付近は星空が見えている箇所もありましたが、稜線は雲に覆われているようでした。 樹林帯を進んで行きます。最初は本当によく整備された道ですが、途中からは笹原の道独特の歩きにくい箇所も所々であります。少し明るくなった頃白笹山に到着です。ここは、展望が全くありませんのでそのまま進んで行きます。 一旦下って南月山を目指します。南月山が見え始めた時は完全に雲に覆われていましたが、笹原の道を進んでいると徐々にですが雲が晴れているようでした。残念ながら御来光は見られませんでしたが、雲間より明るくなっている空は見ることが出来ました。 |
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![]() 【笹原の道が続く】 |
![]() 【暗がりでも鮮やかな紅葉】 |
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![]() 【稜線は雲が多く】 |
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![]() 【雲間より日が昇って】 |
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![]() 【紅葉鮮やかな南月山山頂】 |
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![]() 【南月山頂上碑】 |
やがて南月山に到着です。上空には雲が残っていますが、茶臼岳はすっきりと眺めることができました。前回日の出平から南月山を歩いた時も、この角度からの茶臼岳は本当に見事だと思いました。朝日岳方面からの茶臼岳も素晴らしいのですが、個人的には南側からの茶臼岳が好きです。 ここまで一気に登って来ましたので、誰もいない山頂付近で、しばらく写真を撮りながらの休憩としました。紅葉は結構残っているようで良かったのですが、日が当たるまで雲が取れるかどうかはちょっとわかりませんでした。前日が1日ガスの中でしたのでなおさらそう思ったのでしょう。少し休憩をしたら、日の出平から牛ヶ首へ向かって緩やかに下って行きます。茶臼岳の他、紅葉がきれいだと言われている姥ヶ平を見下ろしながら進んで行きます。姥ヶ平は午後の西から日が当たる時間に歩くことにして、まずは牛ヶ首から山頂駅を経て茶臼岳山頂を目指します。今回は紅葉登山に加えて、未踏のルートを歩いておこうというのもありました。 |
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![]() 【早朝の茶臼岳】 |
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![]() 【茶臼岳と山裾の紅葉】 |
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![]() 【紅葉は裾まで広がっているようです】 |
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![]() 【日の出平】 |
![]() 【このあたりはほぼ落葉していて僅かに残るのみでした】 |
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![]() 【正面より堂々たる茶臼岳】 |
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![]() 【姥ヶ平は後で回って来る予定です】 |
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![]() 【迫力のある噴煙とトラバース道】 |
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![]() 【ロープウェイ側に回り込んで】 |
![]() 【まだ営業開始前のロープウェイ駅】 |
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![]() 【朝日岳】 |
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![]() 【朝日岳東面の紅葉が見事でした】 |
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![]() 【那須岳神社】 |
![]() 【茶臼岳頂上碑】 |
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![]() 【朝日岳と峰の茶屋跡】 |
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![]() 【このトラバース道を歩くと牛ヶ首まで一周となります】 |
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![]() 【峰の茶屋跡避難小屋】 |
ロープウェイ山頂駅を右手に見ながら茶臼岳に向かって登って行きます。まだロープウェイが営業開始前ということもあって静かな登りとなりました。ただし、峰の茶屋へ登って来た方が茶臼岳を経て下って来ていて、時々すれ違いました。 茶臼岳はトレックアップ以来ですので、ちょうど3ヶ月ぶりになるでしょうか。今回は結果的には好天時に登ることが出来ました。写真を撮ったらそのまま峰の茶屋跡を経て朝日岳を目指します。 峰の茶屋跡へは続々と登って来る方がいて、数珠つなぎのように結構な方が登られていました。平日でもこの状況ですので、その前の土日は相当混みあったことでしょう。茶臼岳や牛ヶ首を目指す方が多かったですが、朝日岳に向かう人もそれなりにはいました。若干岩場交じりの道を朝日岳を目指して登って行きます。このあたりから見る斜面の紅葉は本当に見事でした。朝日岳の分岐を経て朝日岳に向かいました。朝日岳からは茶臼岳の展望はもちろん東面の紅葉の絨毯が本当に素晴らしかったです。 |
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![]() 【那須岳避難小屋を見下ろして】 |
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![]() 【紅葉越しの朝日岳】 |
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![]() 【落葉も進んでいますが鮮やかな熊見曽根】 |
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![]() 【分岐より朝日岳へ】 |
![]() 【朝日岳頂上碑】 |
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![]() 【北側に広がる広々とした斜面】 |
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![]() 【茶臼岳】 |
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![]() 【茶臼岳から歩いて来た稜線】 |
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![]() 【朝日岳東面の紅葉】 |
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![]() 【朝日岳東面の南側斜面】 |
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![]() 【紅葉の絨毯が美しく】 |
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![]() 【右上の熊見曽根分岐から左奥の隠居倉へ】 |
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![]() 【左奥の朝日岳を振り返る】 |
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![]() 【今回は最高峰である三本槍岳は登らず】 |
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![]() 【左の隠居倉へ 右奥には大倉山から三倉山の稜線でしょうか】 |
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![]() 【紅葉の斜面と茶臼岳方面の眺め】 |
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![]() 【隠居倉へ】 |
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![]() 【険しい稜線と鮮やかな斜面】 |
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![]() 【拡大すると紅葉の絨毯が広がっています】 |
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![]() 【隠居倉山頂】 |
朝日岳での展望を楽しんだら分岐まで戻った後に隠居倉を目指します。姥ヶ平で紅葉を眺めることを考えないのであれば、三本槍岳経由で周回しても良かったのですが、それではとても紅葉を見る時間がありませんので、隠居倉経由で周回することにしたのでした。この尾根を歩きたかったのと、三斗小屋温泉を一度見てみたかったこともありました。 少し登ったところにある分岐から緩やかに下って行きます。途中で左手を見ると茶臼岳と手前の紅葉の斜面との組み合わせが見事でした。結構この尾根を登って来る方が多かったです。小屋に泊まられた方だったのでしょうか。最後に登り返して行くと誰もいない静まり返った隠居倉へ到着です。周囲が笹原のために、ちょっと景色は見辛いかもしれません。周囲の景色を楽しんだら三斗小屋温泉に下って行きます。後で牛ヶ首〜日の出平に登り返すことを考えるとあまり下って行きたくはないところです。 |
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![]() 【下って行く斜面も見事な紅葉】 |
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![]() 【紅葉を眺めながら】 |
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![]() 【途中で噴煙の上がっている場所がありました】 |
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![]() 【三斗小屋温泉神社本殿】 |
![]() 【旅館の前の狭い道を通って】 |
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![]() 【煙草屋旅館】 |
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![]() 【大黒屋】 |
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![]() 【よく整備された道】 |
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![]() 【きれいな紅葉が続く】 |
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![]() 【右の沼原方面へ 正面にそのまま進むと峰の茶屋跡へ】 |
![]() 【牛ヶ首方面へ】 |
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![]() 【樹林帯を抜けると徐々に開けて】 |
よく整備された道を下って行くと、途中で噴煙の上がっている場所があります。周囲の紅葉と合わさってなかなか素晴らしい眺めでした。さらに下って行くと三斗小屋温泉神社本殿があって、その後突如として立派な建物が現れます。これが三斗小屋温泉の煙草屋旅館で、さらに下った場所には大黒屋があります。 風情があって自然とうまく調和がとれているのですが、これだけの山奥に立派な旅館が2軒もあることに驚かされました。昔はもっと賑わっていたようです。この時期は紅葉の時期ということで、当分は予約でいっぱいのようでしたが、機会があれば泊まりに来たいものです。 その後は、とても歩きやすい道を紅葉を楽しみながら進んで行きます。峰の茶屋跡へ向かう分岐を分けて進んで行くと、牛ヶ首分岐があります。樹林帯歩きは結構長かったのですが、ここからようやく姥ヶ平を目指すことになります。 |
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![]() 【鮮やかな紅葉 残念ながら高曇りに】 |
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![]() 【紅葉と茶臼岳】 |
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![]() 【日が当たらなくても見事なひょうたん池の眺め】 |
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![]() 【熊見曽根には光が当たって】 |
しばらく樹林帯を登って行くと開けて来ます。やがて人が大勢集まっている場所が出てきますが、これがひょうたん池の分岐になっていました。さっそくひょうたん池に向かいます。このあたりは、落葉した木も目立ちましたが、まだ紅葉が残っている木も多くて周囲を鮮やかに彩っていました。ひょうたん池に行ってみると、やはり大勢の方で賑わっていましたので順番に向かうと、池に映る見事な眺めを得ることが出来ました。日が当たっていなくても見事でしたが、是非日が当たっているところが見てみたいということで近くで粘っていました。しかし、雲は厚くなるばかりでしたので諦めて戻って行ったのでした。 しかし、再びひょうたん池分岐に戻ると徐々に晴れて来ました。これはと思って再び戻って写真を撮りに行ったのでした。ただ、日が当たったり翳ったり、それも池は日が当たっても紅葉には当たっていないなど、なかなかすっきりと日の当たった景色は見られませんでしたが、充分素晴らしい景色を満喫することが出来たと思います。 |
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![]() 【木道脇も見事な紅葉】 |
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![]() 【一旦分岐に戻りますが】 |
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![]() 【茶臼岳は少し翳っていますが紅葉は日が当たって鮮やかになっています】 |
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![]() 【今度は茶臼岳には日が当たっていますが紅葉には当たらず】 |
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![]() 【池に映った茶臼岳も見事です】 |
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![]() 【このあたりがバランスがよく撮れたでしょうか】 |
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![]() 【茶臼岳を撮りながら牛ヶ首を目指します】 |
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![]() 【紅葉のまとまっているところは本当に見事です】 |
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![]() 【緩やかに登って行きます】 |
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![]() 【時々振り返りながら】 |
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![]() 【姥ヶ平を見下ろして】 |
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![]() 【いつの間にか全体に日が当たっていました】 |
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![]() 【同じような景色を何度も撮って】 |
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![]() 【日の出平へ向かう途中に振り返る】 |
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![]() 【右奥に三本槍岳が見えて】 |
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![]() 【明け方に眺めた景色の見える場所に戻って来ました】 |
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![]() 【日の出平再び】 |
![]() 【沼原池が見えて】 |
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![]() 【笹原と紅葉の斜面】 |
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![]() 【中腹の紅葉はちょうどピークでした】 |
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![]() 【ほぼなだらかな樹林帯を歩く】 |
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![]() 【沼原駐車場に戻って来ました】 |
紅葉を眺めながら牛ヶ首まで登った後は、そのまま日の出平を目指します。やはり姥ヶ平が気になって、そちらを時々眺めながら、また茶臼岳を振り返りながら登って行きました。最後の登り返しはなかなかしんどかったです。 日の出平からは下って行きますが、あまり草刈りをしていないルートだったのか脇の笹を時々かき分けながら進んで行きました。やがて下りに入って行きます。中腹の紅葉は見事で、ちょうど西側斜面で日が当たっていたのでなおさら鮮やかでした。 その後は分岐まで下った後、ほぼ平坦な道を飛ばして沼原駐車場まで戻って来ました。結果的には結構な長いルート、累積標高差となりましたが、どこから見る景色も素晴らしく那須岳を大いに満喫することができたと思います。谷川連峰縦走2日目がガスガスで消化不良気味だっただけに、それを補って余りある充実した山行になったのではないかと思います。簡単に来られる山ではありませんが、また機会があれば、紅葉の時期に訪れたいものです。 |
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