あみがさやま・にしだけ
 編笠山・西岳
登山日: 2015年12月30日(水)   標高:2524m(編笠山) 2398m(西岳) 
    標高差:駐車場から約1160m

地図及びコースの状況は前回冬に登った時(2014年3月9日)のものを参照

 12月30日(水)    富士見高原駐車場 8:20 → 編笠山 11:15(〜35) → 西岳 12:40(〜55)
   富士見高原駐車場 14:30

 

 本日は編笠山・西岳に登ります。翌日からの赤岳年越し登山を控えて、この日は前泊地である美濃戸口まで、夕方の集合時間までに着けば良かったのですが、せっかくの好天でしたので、どこかの山に登ることにしました。しかし、前日に記録の作成で夜が遅くなってしまい、とても山に登る時間は取れそうもなかったのですが、美濃戸口と登山口の近い編笠山なら何とか登れそうでしたので、登ることにしました。最近あまりに運動不足だったので、翌日以降に足を引っ張らないように登っておこうと思ったのでした。

 現地到着は既にすっかり明るくなった8時過ぎでした。それでも編笠山ピストンなら何とかなるだろうと思って出発します。雪がほとんどないことはわかっていましたので、むしろ歩きにくい可能性はありますが、それなりのペースでは歩けるはずです。時間に余裕があれば西岳方面も回ることにして歩いていました。

【富士見高原駐車場】
 
【五叉路 帰りは左から戻って来ます】
 前回3月に歩いた時は林道で既に雪道でしたが、今回は事前に調べていた通り全くありません。晩秋の景色を漂わせる林道から樹林帯の登山道を進んで行きます。やがて、本格的な登りに差し掛かった頃にようやく僅かな雪が見えますが、本当に僅かで当分は雪がほぼない道が続きます。前回は途中で雪道の急坂が登れずアイゼンを装着しましたが、結局今回は2000m過ぎまで問題なく登って行きました。

 その後は、積雪量としては問題なかったのですが、少ない雪が凍結と解凍を繰り返していたのか、アイスバーンが続いておりましたので、チェーンアイゼンを装着しました。しかし、その後は断続的に岩場が出て来て、特に視界が開けた後は全く雪のない岩場が続いて本当に歩きにくかったです。チェーンアイゼンだったから良かったものの、一旦アイゼンを外しても良かったでしょう。ちなみにチェーンアイゼンですら必要な区間は短かったです。

【樹林帯を進む 晩秋の様相です】
 
【標高2000m程でようやく雪道です】

【チェーンアイゼンでは歩きにくかった岩場が続いて】

【頂上碑と南八ヶ岳の山々】

【ギボシと権現岳】

【阿弥陀岳〜赤岳】

【北アルプスがずらっと居並んで】

【誰もいなかったので記念撮影】
 岩場を登って行くと、雪がほとんど現れる前に編笠山山頂に到着です。さすがに山頂には雪があって、吹き溜まりのような場所にはまとまって積もってはいましたが、かなり岩が露出していて雪の少なさを物語っています。また、ずらっと見えている南八ヶ岳の山々を見てもやはり雪が少なかったです。ただ、すっきりとした青空の広がる天気の良い日でしたので、展望は素晴らしくてパノラマの景色を楽しむことができました。特に北アルプスまでよく見えていたのは良かったです。

 結局、思ったよりも随分早い時間に山頂に到着できたので、山頂でしばしのんびりした後、西岳経由の周回コースを取ることにしました。青年小屋へ下る途中の権現岳は前回歩いた時と同様に素晴らしかったです。青年小屋手前の岩のごろごろした道は雪が少なくて歩きにくかったです。何よりも岩と岩の間の雪を踏み抜かないか心配になるような岩場の雪道でした。

【富士山】

【北岳と甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳】

【中央アルプス】

【木曽駒ヶ岳】

【御嶽山】

【乗鞍岳】

【霞沢岳と諏訪湖】

【穂高連峰〜槍ヶ岳】

【蓼科山】

【翌日に登る赤岳】

【青年小屋と権現岳の眺め】

【中途半端に雪が乗って歩きにくい岩の道】
 
【この時期は営業していない青年小屋】
 青年小屋に到着したらそのまま西岳方面に向かいます。トレースは権現岳方面もこれから歩く西岳方面もきちんと付いていました。ここは前回歩いた時には雪深く感じましたが、やはり今回雪が少ない中でもそれなりに雪は積もっていました。

 途中の水場ではしっかり水が出ていました。そのまま樹林帯をひたすら歩いて行きます。最後に登り返して行くと西岳山頂に到着です。やはり編笠山の迫力は見事でした。

 その後はひたすら下って行きます。歩いて間もなく雪はまばらになって歩きにくくなりました。チェーンアイゼンでしたので、そのまま下れるところまで下って行ったのでした。予想通り雪が少なかったのは残念でしたが、素晴らしい景色を楽しめたのと、翌日以降のいいウオーミングアップになったのではないかと思います。

【西岳への道にもトレースが】

【水の出ていた水場】

【ギボシ方面の眺め】

【西岳からの編笠山と富士山】

【北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳】

【富士山】

【西岳頂上碑】

【しばらく下ると雪はなくなって】

【登りでも通った五叉路に戻って】

【駐車場へ】
 


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