たてやま
 立山
登山日: 2016年4月16日(土)   標高:3003m(雄山) 
    標高差:室堂から約570m

地図は前々回の立山登山時(2013年7月20日)のものを参照

 4月16日(土)    室堂 10:00 → 一ノ越 11:20 → 雄山 12:35(〜13:10) → 室堂 14:30

 

 本日は立山に登ります。当初予定では、土曜日は雷鳥沢にテント泊をする予定でしたが、日曜日が暴風の大荒れの予報だったことから、土曜日の日帰りとなりました。アルペンルートを往復する費用を考えると日帰りはもったいなく感じますが、前回初冬に登った時と同様に、この時期にしか見られない景色がありますので、それを補ってあまりある程の価値はあると思います。

 前日の夜にイガイガさんと合流して現地に向かいます。駐車場で仮眠を取る予定でいましたが、何と道路が通行止めになっていて、朝6時にならないと通行ができないようでした。仕方がないので、ゲート前に並んで車中泊としました。しかし、この時に慣れない格好で寝たせいか首を痛めてしまって、結果的に後で苦労をすることになります。3時間程仮眠を取った後、通行止めが解除されましたので、そのまま市営無料駐車場で移動しました。早い時間に並んだおかげで、問題なく駐車することができました。他の方の車も含めて4台とも無事に駐車することが出来ました。

【市営無料駐車場】
 
【扇沢駅】
 準備ができたら扇沢駅に向かいます。この日は激しく混みあうことが予想されていましたので、1時間以上前には並んでいました。前回初冬に訪れた時は、そもそも始発の時間が遅かったこともありますが、ソロでしたので随分長く感じたものですが、この日はみなさんでわいわいおしゃべりをしながら待っていましたので、それほど長くは感じませんでした。

 始発に乗りこんだ後は、てきぱきと移動をして、ロータリーバスの後、ケーブルカー、ロープウェイ、最後に再びロータリーバスに乗って室堂入りします。ロープウェイは1本待ちましたが、ほぼ順調と言ってもいいでしょう。今年から、ザックにピッケルやスノーシューなどを取り付けるのが禁止となり、別に大きな袋に入れて運んだのですが、これが重くて首痛と合わさってなかなか辛かったです。これが、下山後に寝込むことになった要因の1つでしょう。

【早朝から大勢が並んでいました】

【黒部ダムへ】

【神々しい赤牛岳】

【ダムに水はなく】
 
【ケーブルカー すれ違う手前付近】
 室堂に到着したらビーコンを借ります。4〜5月の立山は入山届の他にビーコンの携帯が必須となっていますが、持っていませんので借りて説明を聞いたのでした。雪山にはぼちぼち通っているもののビーコンに触ったのはこれが初めてでした。

 その後は、準備ができたら表に出て記念写真を撮って出発です。ビーコンの説明を聞いた時に雪の状況を聞くと、雪が締まっており、むしろアイスバーンもあるので注意が必要とのことでしたので、せっかく持ってきたスノーシューですが、コインロッカーにデポしてアイゼンを装着して出発することにしました。

 少し雲が多くもやっとはしているものの、立山や奥大日岳の景色は見事です。素晴らしい景色を眺めながら一ノ越に向かって歩いて行きます。ガスガスで深い雪に苦労した前回の初冬の立山とは随分様相が異なります。しばらくはなだらかな道が続きますが、やがて一ノ越への本格的な登りとなります。日差しが強くて暑かったので、なかなかしんどい登りとなりました。

【黒部平の眺め】

【黒部平にて記念写真】
 
【針ノ木岳とスバリ岳】

【黒部平】

【中央にロープウェイ駅】

【ロープウェイから黒部湖と針ノ木岳からの稜線の眺め】

【見上げると不思議な雲】

【まだ混みあう前の室堂建物内】

【室堂高原】

【雪の大谷への道 こちらは早くもご盛況です】

【室堂前にて】

【立山を背景に】

【yukiさんと奥大日岳】

【迫力のある立山へ】

【別山方面の眺め】

【雄山を見上げて】

【やーともさんと絶好調のムサママさん】

【イガイガさんとお疲れ気味(?)ののぞみんとやーともさん】

【絶景を振り返って】

【この時期は営業していない一ノ越山荘】
 斜面を登り切ると一ノ越に到着です。山荘はさすがにまだ営業していません。ここから素晴らしい展望と言いたいところですが、奥大日岳あたりまではよく見えているものの、それより遠方の山々は少しうっすらとした感じでしたでしょうか。

 少し休憩をしたら雄山に向かって登って行きます。聞いていたように雪が少なく、岩が出ている場所もありました。ただし、気温が上がって来たのか、あまり雪面の硬いところがなかったのは良かったです。それでも、結構な急斜面がありますので慎重に登って行きました。この急斜面でアイゼンが刺さるかどうかという程雪面が硬いとかなり怖い気がします。結構な登りとなりますが、順調に登って行って、結局室堂から2時間半程で登ることができました。

【特に取付きから少し上が結構な急斜面です】

【急斜面を着実に登って行きます】

【一ノ越を見下ろして 奥は龍王岳】

【室堂から大日岳と奥大日岳の眺め】

【龍王岳と五色ヶ原はよく見えていますが薬師岳はかなり霞んでいます】

【雄山山頂が近づいて】

【山頂までもう一息】

【みんなでえりさんのポーズ?】

【雄山神社】

【丹沢のあの方のポーズだそうです】

【えりさん山頂にて】

【ウキウキポーズで並んで】

【ちょっと距離のある(?)やーともさんとのぞみん】
 山頂ではいろいろなポーズでお互いに写真を撮り合いました。最近よくやっているウキウキポーズも少しは様になってきたでしょうか。神社に移動して記念写真を撮った後は、しばし周囲の景色を楽しみました。前年の8月にも縦走をして、その翌日に剱岳に登った時のことをしばし思い出したのでした。

 しばらく山頂での景色を楽しんだら下山開始です。室堂まで下るだけでなく、アルペンルートで戻り、この日泊まるバンガローまで移動しなければなりません。一ノ越まで慎重に下って行って、その後はシリセードを楽しみながら下って行きました。午後2時半には室堂に到着することができましたので、その後は雪の大谷を見に行きました。こちらは観光客が多くて凄かったのですが、時間的にはこれでもすいて来ていたようです。

【神社前にて記念撮影】

【稜線の彼方に剱岳 前年8月の記憶が蘇ります】

【富士ノ折立と剱岳】

【雄山から見る薬師岳が好きなのですがこの日は本当にうっすらと】

【奥大日岳】

【剱岳】

【蓮華岳と針ノ木岳】

【続々と登って来るボーダーの方達】

【大日岳〜奥大日岳を背景にえりさん】

【龍王岳〜浄土山の稜線を眺めながら】

【一ノ越からの下り】

【シリセードで下ります】

【室堂山方面】

【大勢の人で賑わう雪の大谷】
 雪の大谷を見て回ったら扇沢に戻ります。しかし、ひどい混み方でロープウェイでは1時間待ちをするなど随分待たされることになりました。歩いていた時よりも、このアルペンルートの移動や待機の方が疲れたかもしれません。少し薄暗くなった頃ようやく扇沢に戻って来ることができました。

 その後は、バンガローに戻って宴会といったところでしたが、私は首痛と疲労及び睡眠不足が重なって結局しばらく寝込んでしまいました。翌日も、日帰り温泉に浸かった後は先に帰らせてもらうことにしたのでした。首を痛めたのは余分でしたが、仲間と楽しく残雪期の立山を歩くことが出来て良かったと思います。何度訪れても素晴らしい山だなと再認識させられたのでした。今回の立山行を企画してくれたちびたさんには本当に感謝です。

【例年よりは低くても迫力のある雪壁】

【奥の急斜面を滑っている方がいました】

【みなさん雪壁にいろいろ書いています】

【ここでもウキウキポーズ】

【スバリ岳と針ノ木岳】

【ロープウェイと針ノ木岳からの稜線】

【黒部ダムを通って最後のロータリーバス乗場へ】
 


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