しろうまだけ
 白馬岳
登山日: 2016年7月10日(日)   標高:2932m(白馬岳) 
    標高差:蓮華温泉から約1470m


 7月10日(日)    蓮華温泉 6:40 → 白馬大池 9:05 → 小蓮華山 10:35 → 白馬岳 11:50
   白馬大池 14:15 → 蓮華温泉 16:30

 

 本日は蓮華温泉から白馬岳に登ります。職場でマラソンをやっていて、相当なタイムで走るOさんが山に登りたいということで選んだのがこのルート、この山でした。この時期は高山植物が多く、晴れれば白馬大池や小蓮華山から白馬岳への稜線、そして白馬岳山頂からの素晴らしい景色を見ることが出来ます。また、ライチョウと遭遇できる可能性も高いです。したがって、蓮華温泉までの距離があまりに遠いのですが、なかなか次の機会もないと思って選んだのでした。

 静岡で午前1時過ぎに集合して現地に向かいますが、やはり現地までの距離は遠く、白馬から新潟県境まで入り、その後長い林道を上がって行きますので本当に時間がかかります。最初は、あわよくば雪倉岳方面もと思いましたが、とてもそんなに早い時間には到着できず、逆に白馬岳ピストンと割り切ることが出来たのはそれはそれで良かったのかもしれません。

【蓮華温泉駐車場】
 
【ロッジ裏の登山口】
 準備ができたら公衆トイレを借りて出発です。Oさんはほとんどトレランの出で立ちです。結果としては、最後まで結局疲れることはなかったようで、後日マラソンでは使わない太ももの筋肉が少し筋肉痛になった程度とのことでした。やはり、日頃の鍛え方が違うようです。さすがに初めての山ですので下りは少し難儀している場面もありましたが、登りは全然問題なく、むしろ案内をするはずの自分の方が疲れていたかもしれません。

 そんな状況でしたので、登山口からほとんど自分のペースで登って行きました。基本的に樹林帯ですが、天狗の庭では開けて雪倉岳や朝日岳が見えます。ここからは、素晴らしい眺めを得ることができました。その後は再び樹林帯を登って行きますが、ここを抜けて白馬大池に近づくと、視界が開けて一面のお花畑が広がっています。ここはやはり別世界で素晴らしい景色が広がっていました。

【朝日岳と五輪尾根】

【雪倉岳と朝日岳】
 
【タカネバラ】

【クルマユリ】

【お花畑が現れて来て】

【チングルマ】

【広大なお花畑に感動して】

【白馬大池方面に広がるお花畑】
 
【ウサギギク】

【タテヤマリンドウ】

【ミヤマキンバイ】

【ハクサンコザクラ】

【大池山荘を見下ろして】

【これから歩く稜線が見えて来て】

【大池山荘と白馬大池を見下ろして】

【唐松岳から鹿島槍ヶ岳に続く稜線】

【迫力のある雪倉岳と奥には朝日岳】

【小蓮華山への稜線】

【ミヤマダイコンソウ】
 白馬大池の景色は素晴らしく、小屋の反対側からの大池を眺めるのもいいかなと思ったのですが、やはりガスが登って来る前に稜線の景色をということで、休憩もトイレ休憩程度にしてすぐに出発です。下山時に晴れていたらのんびりすることにしました。

 その後は、小蓮華山へ向かって気持ちの良い稜線が続いています。ここは、最近では暗い時間だったり、天気の悪い時に歩いて来ましたので、久しぶりに展望の開けた時に歩くことが出来ました。この稜線の眺めと、稜線から眺める雲海が素晴らしくOさんもこの景色を気に行ってくれたようです。

 Oさんは相変わらず余裕でしたので、そのまま着実に登って行きます。小蓮華山でも少しだけ写真を撮ったらそのまま白馬岳山頂を目指して行きました。直下は少しだけ岩場がありますが、特に問題なく過ぎて行きます。雪倉岳方面の眺めが本当に見事でした。こうして5時間ちょっとで白馬岳山頂に到着です。日帰り装備であることを考慮しても、いいペースだったと思います。

【ミヤマアズマギク】

【シロウマタンポポ】

【登って来た稜線を振り返る】

【ウメハタザオ】

【ハクサンイチゲ】

【ハクサンイチゲのお花畑と白馬岳から連なる稜線 本日のベストショットでしょうか】

【イワカガミ】

【ハクサンフウロ】

【シナノキンバイ】

【イワツメグサ】

【アオノツガザクラの群落】

【ウルップソウ】

【白馬大池を振り返る すり鉢状の地形になっているようです】

【小蓮華山にて】

【小蓮華山からの白馬三山】

【白馬岳は迫力があります】

【雪倉岳への稜線】

【長池と鉢ヶ岳】

【雪倉岳方面分岐】

【ミヤマシオガマ】

【鉢ヶ岳と雪倉岳から朝日岳に連なる稜線の眺めが素晴らしく】

【イワベンケイ】

【ミヤマキンバイ】

【随所にお花畑が見られて】

【旭岳から清水岳へ連なる尾根】

【立山連峰とお花畑】

【白馬岳山頂にて】
 山頂からは素晴らしい景色が広がっています。夏場ですとガスに覆われていてもおかしくないのですが、なんとか持ってくれたようで、周囲の後立山連峰や立山連峰の山々に加えて槍ヶ岳の方まで見えていました。また、山頂周辺のお花畑も素晴らしく、周囲の山々の眺めと合わせて素晴らしい景色を織り成していました。ここまで長い休憩を取っていませんでしたので、ここで少し長めの休憩を取ることにしました。

 体力的には余裕だったOさんですが、少し高山病の症状が出て来たようですので下山を開始します。この時間になると随分ガスが上がって来ていましたのが、ガスの湧き上がる景色もそれはそれで素晴らしい景色だったと思います。結果的にはいいタイミングで登って来ることができたと思います。順調に下って行くと、白馬大池の手前でライチョウにも会うことができました。本当に今回は運よくさまざまな景色を眺め、そして会うことができたと思います。

【縦走したくなるような稜線が続く】

【後立山連峰と立山連峰の眺め】

【立山から剱岳の素晴らしい眺め】

【大雪渓を見下ろして】

【お花畑のあるのどかな風景】

【徐々にガスに覆われつつある小蓮華山】

【お花畑と旭岳】

【湧き上がる雲も美しく】

【ガスの合間に連なる稜線】

【白馬大池手前で一旦ガスが晴れて】

【チシマギキョウ】

【ライチョウ親子】

【ライチョウをしっかり見ることが出来ました】

【白馬大池山荘まで戻って来ました】

【少し対岸を歩いて 少し雲が多いですが素晴らしい景色です】

【オオバミゾホオズキ】

【ミヤマカラマツ】

【ガスガスの中を登山口へ】
 ガスガスでしたらそのまま下って行く予定でしたが、少しガスが切れたので白馬大池の対岸を少し歩くことにしました。やはり雲が多いのと風があったので、水面にきれいに稜線が映ることはなかったのですが、それでも素晴らしい景色を眺めることが出来ました。

 その後は樹林帯を下って行きます。登りではあまり感じませんでしたが、結構岩のごろごろした道が多くて下りにくかったでしょうか。また、途中ですっかりガスに覆われてしまいました。こうして、歩き始めてほぼ10時間で戻って来ることが出来ました。出発が遅かったのですし、途中では結構のんびりしていましたが、いい時間に下って来ることができて良かったと思います。Oさんは基本的に走る人ですが、いい景色を見せてあげることができて良かったですし、自分も久しぶりに素晴らしい夏山らしい景色が見られて良かったです。
 


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