たんざわさん | |
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登山日: 2017年1月22日(日) | 標高:1491m(塔ノ岳)1567m(丹沢山)1673m(蛭ヶ岳)1601m(檜洞丸) |
標高差:大倉から約1370m |
地図及びルートについては前回本ルートでの登山時(2014年2月1日)のものを参照
1月22日(日) | 大倉 5:00 → 花立山荘 6:50 → 塔ノ岳 7:30 → 丹沢山 8:40 | ||||
→ | 蛭ヶ岳 10:20 → 檜洞丸 14:25 → 西丹沢自然教室 16:05 |
本日は丹沢の主稜線を歩きます。前週は歩いておらず、この週末も森林限界を超えるような山の天気予報は厳しい状況でしたので、丹沢の主稜線を歩くことにしました。今回でこのルートで歩くのは3回目となります。 自宅からの距離は近くはないのですが、やはりアルプスなどと比較すれば近いので、自宅である程度寝てから明け方に現地を目指します。いつもの大倉の有料駐車場にとめて準備ができたら出発です。結果的には前回縦走した時とほぼ同じ時間の出発となりました。 ルートはよくわかっていますので、ひたすらに登って行きます。さすがに前週に歩いていないので、少し体は重かったのですがそれなりのペースでは歩いて行けたでしょうか。うまく行けば花立山荘あたりで御来光が見えるかもしれないということで、長い休憩は取らずに登って行きます。 |
![]() 【お馴染みの有料駐車場】 |
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![]() 【徐々に雪が現れて】 |
雪はちらほら見えるものの、やはり稜線に出るまではそれほどの積雪量はなかったでしょうか。長い階段が出て来て、もう少しで花立山荘というところで御来光が出てきました。最後は急いで登って、ほぼ御来光を眺めることができました。最後ペースを上げ過ぎて、冬であるにも関わらず少し汗をかき過ぎてしまったのは反省点でしょう。富士山もよく見えて良かったです。 その後も高度を稼いで行きますが、アイスバーンらしき場所が出てきましたので、途中でチェーンアイゼンを装着しました。そのまま登って行くと塔ノ岳山頂に到着です。最近は中途半端な時間に塔ノ岳に登ることが多くて、あまり展望が得られなかったのですが、今回は富士山や相模湾など素晴らしい景色を楽しむことができました。先は長いので、写真をそれなりに撮ったら長い休憩は取らずにそのまま丹沢山に向かいました。 |
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![]() 【ぎりぎりの時間で御来光を見ることが出来ました】 |
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![]() 【赤みがかった富士山】 |
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![]() 【花立山荘】 |
![]() 【雪も増えて来て】 |
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![]() 【僅かに残った霧氷と青空】 |
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![]() 【塔ノ岳山頂へ】 |
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![]() 【縦走路の山々】 |
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![]() 【塔ノ岳頂上碑と富士山と青空】 |
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![]() 【海面が赤く染まって美しく】 |
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![]() 【富士山を拡大して】 |
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![]() 【端正な富士山】 |
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![]() 【丹沢山から不動ノ峰へと連なる稜線】 |
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![]() 【徐々に霧氷が現れて】 |
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![]() 【霧氷に囲まれて木道歩き】 |
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![]() 【青空とのコントラストが素晴らしく】 |
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![]() 【丹沢山頂へ】 |
丹沢山へはよく踏まれた雪道を歩いて行きます。日当たりの良いところは雪が溶けている場所もありましたが、概ねよく踏まれた雪道になっていて、チェーンアイゼンでちょうどいいくらいの道でした。緩やかなアップダウンを経て進んで行きます。1時間少々歩くと丹沢山に到着です。ここで少し休憩をして行動食を口にしました。 その後は蛭ヶ岳を目指して歩いて行きます。不動ノ峰から棚沢ノ頭あたりの霧氷が本当に素晴らしくて、見上げながら歩いているとなかなか先に足が進みませんでした。素晴らしい景色が過ぎると鬼ヶ岩の急斜面が待ち受けていますので、慎重に下って行きます。鞍部に達した後は、ここまでに結構体力を使っていますのでしんどいところですが、蛭ヶ岳に向かって頑張って登り返して行くと蛭ヶ岳山頂に到着です。この日は結構風が強かったことから、展望のいいところではなく、小屋裏の風が当たりにくい場所での休憩としました。 |
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![]() 【富士山と棚沢ノ頭でしょうか】 |
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![]() 【縦走路は雪に覆われて】 |
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![]() 【雪原が広がって】 |
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![]() 【見事な霧氷の眺め】 |
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![]() 【このあたりは見上げながらの雪道歩きとなりました】 |
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![]() 【富士山も見事です】 |
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![]() 【奥に蛭ヶ岳が見えて】 |
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![]() 【富士山〜檜洞丸の眺めと蛭ヶ岳への縦走路】 |
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![]() 【急斜面を下る】 |
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![]() 【広々とした蛭ヶ岳山頂】 |
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![]() 【残念ながら雲に覆われた富士山と檜洞丸】 |
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![]() 【徐々に雪が増える縦走路】 |
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![]() 【結果的に失敗だったワカン投入】 |
蛭ヶ岳山頂での休憩もそこそこに檜洞丸に向かって出発です。山頂からの富士山が雲に覆われていたのが残念でしたが、ここまでにしっかりときれいな富士山が見られましたので充分でしょう。トレースが全くないと難儀するかなと思っていたのですが、数人分のトレースがあって良かったです。それでも蛭ヶ岳直下の急斜面は、雪が吹き溜りになるのか雪深かったです。途中からワカンを投入したのですが、結果的にはこれが大失敗でした。 まずは、とても急な斜面で足場が狭いので、急斜面に比較的強いワカンでも歩きにくかったこと、特に先行者がツボ足でしたので、ワカンですと足跡が合わず歩きにくかったです。それでも、まだ装着していた方がましだと思って装着して歩いていたのですが、さすがに途中でチェーンアイゼンに戻したのでした。2回履き替えたり、ワカンで歩きにくくて時間がかかってしまったことが、最終的には響いて来たように思います。乗る予定であったバスが実際には走っていなくて遅い時間のバスになってしまったのですが、このあたりで順調に歩けていれば、一本前のバスに乗れていたかもしれません。 |
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![]() 【鎖の埋まった急斜面 写真ではあまり斜度がわかりませんが】 |
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![]() 【蛭ヶ岳〜棚沢ノ頭】 |
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![]() 【こちらからの蛭ヶ岳は迫力があります】 |
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![]() 【臼ヶ岳分岐】 |
![]() 【トレースがあるからまだいいのですが雪深い所も】 |
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![]() 【正面の檜洞丸に向かって】 |
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![]() 【やせ尾根に注意して】 |
![]() 【ようやく鞍部に着いて登り返しへ】 |
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![]() 【左のやせ尾根と檜洞丸】 |
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![]() 【雪が吹き溜まっているので少し巻くように橋に乗ります】 |
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![]() 【しんどい檜洞丸への最後の登り】 |
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![]() 【振り返ると歩いて来た山々が見えて】 |
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![]() 【青ヶ岳山荘】 |
ワカンを外した後は、再び雪深い道をつぼ足で歩いて行きます。トレースがあるだけまだ良かったものの、蛭ヶ岳までと異なりほとんど踏まれていないので、雪深くて体力が結構消耗させられます。今回も結構大変でしたが、きっとトレースがなかったらもっと苦労したでしょう。それに加えて蛭ヶ岳からの急斜面の下りや臼ヶ岳分岐から下ったあたりのやせ尾根など気を付ける場所もありますが、縦走をしているという達成感を味わえるいいルートだと思います。 鞍部を経て檜洞丸へ登り返して行きます。これが今回の縦走では最後の登りとなります。振り返ると徐々にこれまで歩いて来た稜線が見えると同時に、視界も開けて来ます。青ヶ岳山荘を過ぎれば間もなく檜洞丸山頂に到着です。さすがに時間が遅いですので、既に山頂には誰もおらず静まり返っていました。バスの時間もありますので、少しだけ休憩をしたら下山開始です。 |
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![]() 【檜洞丸山頂へ】 |
![]() 【頂上碑】 |
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![]() 【一時雲に覆われていた富士山も再び晴れて】 |
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![]() 【ゴーラ沢出合】 |
![]() 【つつじ新道登山口へ 後は舗装道路を歩きます】 |
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![]() 【西丹沢自然教室へ】 |
檜洞丸からは一気に駆け下って行く予定でしたが、思ったよりも雪が多くなくて、少し滑りやすそうな場所が多かったことから、ペースはそれほど上がりませんでした。ただし、この時は16時20分のバスに乗るつもりでいて、それには充分間に合いそうでしたので、無理はせず着実に下って行きました。ゴーラ沢の出合まで下った後は、渡渉して緩やかな道を歩いて、最後急斜面を下ると登山口に出ます。その後は舗装道路を少し歩けばようやく西丹沢自然教室に到着です。 後はバスに乗って車を回収するだけだと思っていたのですが、予定していたバスが平日のみの運行で、結局17時過ぎのバスまで1時間以上待つことになりました。寒い中での待機は誤算となりましたが、今回も無事に縦走することができましたし、風が強くて少し大変な場面もありましたが、素晴らしい景色に恵まれて良かったと思います。 |
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